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とんでもない魔法道具できそうです。

こんにちはハーティーです。

無事?鑑定の儀も終わり、今回のご主人様は趣味に没頭するようです。



--- 魔法アクセサリーリング -----


鑑定の儀も終わり、西の教会を出るとスイフト兄さんが待っていた。


今日は工房に行く約束をしていたからだ。

   

これから向かうバッカス工房は、兄と一緒に何度か訪れている。


訪問の狙いは新商品の開発。

魔法道具であるアクセサリーリングの新商品開発だ。

 

俺には思いがあった。

スイフト兄さんがマーケティングをして俺は商品を創りたい。

それでこれまでお世話になっている工房にも恩返しできればという、、、


それは創ったものが成功し、バカ売れが停まらないという極めて甘い考えだww

   

 ◇◇◇◇


スイフト

「カティ鑑定の儀はどうだった大丈夫だった? 

 職業何かに向いているとか言われた?

 しかし何か教会の中騒がしいけど・・何かあったのかな?」


   ギクッ!


カティ 

「えっと・・魔力測定の水晶が壊れたみたいです」


スイフト

「えっ、あれは多重魔術式かけていてものすごく高価って聞いたよ」


カティ

「 ・・・ 」   

はははははーーー

いまは目立ったらダメだし、絶対に犯人だと言えない。


カティ

「兄さん工房へ行く前に市場の屋台街に寄っていいですか?」

スイフト

「いいけど。カティ屋台街に行ったことあるの?」

カティ 

「前に売られている魔法道具の解析行ってた事があります。

 兄さんだから言うけど、もうかけられた術式のいくつかは読めるんだ」


スイフト 

「カティ、、、結構規格外だね。あれは仕上げする

 と融合されて見えなくなるはずだけど」



ーー閑話休題ーーーーー



西の教会よりすぐのところに屋台街はある。

衣食住から魔法道具に至るまで、いろんな屋台が出ている。

掘り出し物もあるが、贋作、、いわゆるパチモンも多い。

逆に食べ物は美味しい所の方が圧倒的に多い。


実はここに人を探しに来た。


周りを見渡しながら歩くと、間もなく。

あっ いたいた。


カティ

「アイシャーー!おーい!いく準備できてる?」


スイフト

「 えっ 」

何故か少し不機嫌そうなスイフト兄さん。


カティが見ている方向でマットを直に置き。

魔法リングを売っていた売り子が手を挙げて答える。


アイシャ 

「カティーー 待ってたよ。

 鑑定の儀は終わったみたいだね。

 直ぐに店をたたむね」


アイシャは広げていた商品陳列用のマットを無造作に商品ごと丸めて巻き付けると、横に置いてあった瓶の上で奮う。


ガチャガチャガチャ、、、


並べていた商品が 次々瓶に落ちていった。  

(雑だなw)


アイシャは13歳で少し年上だ。結った赤い髪に、ものすごく大きな目。

笑顔が素敵な女の子だ。

アイシャとの出会いは、この市場の屋台街。 

いつもこうやって魔法リングを売っている。

家の手伝いをしているんだ。


実はアイシャは今から行く工房の娘さんだ。

向かっているバッカス工房は、魔法の指輪があまり売れず困っている。


スイフト兄さんがリサーチしたお客さんからの情報では、総じて魔法リングが大きすぎる事が課題らしい。 

剣など武器を使う職業の冒険者たちからは、リングの厚みで、武器を握りづらく敬遠されているらしい。

(冒険者の街では厳しいみたい。パーティの後衛さんには売れてる)


バッカスさんは安く質のいいものを供給したいと苦労している。

効果重視で売りたいらしい。


これには理由があった。

昔、バッカスさんの仲間がダンジョンで亡くなった事に責任を感じているからだ。

亡くなった彼は、バッカスさんのリングをいつも装備し「俺専用だと」自慢してたそうだ。

彼は魔物との接戦となった際、パーティメンバーを逃すため相討ちになったそうだ。


それを聞いたバッカスさんは「後僅か、、お前を失わなかったのに、、」と泣いていたらしい。


これ以降、効果はあまり落としたくないらしい。

ただ、使い勝手も重要とわかるので悩んでるみたい。


  ◇◇◇◇


リングが厚く大きくなるのは効果重視だと術式を文字として打ち込むためどうしても厚めに仕上がるようだ。

そこで、この前アイシャに提案したんだ。

「じゃあネックレスにリングぶら下げる感じで売ってみたらって」


アドバイス後にすぐにネックレスにリングを通したものを販売したら、これがうけて結構な数売れているらしい。

予約も入るくらいだそうだ。


アイシャ

「この前のアイデアは本当に助かったわ私も一つ

 ずっとつけているわよ。

 カティが一番最初につないだものを・・・」

ネックレスを見て、ほほを赤らめている。


しかしすでに思考モードのカティは鈍かった。


うーーーん....

ネックレスだと術式が反発し合うからリングひとつしか付けれなかった。

根本は対策できてないから、今日これまでためてたアイデアを試すのだ。


整理すると・・・

魔法のリングの課題:術式の圧縮が難しく大きいサイズしかなく人気が出ない。

特に厚み課題。

付加できるのは 武力 剛力 魔力 素早さ 

        防御up 攻撃up 

このうち人気は  防御UP 攻撃UP 

実感しやすいのと価格が安いからだ。


レアなものとしては HP や MP増加等あるが、この術式を

付与できる魔導士が圧倒的に少ないらしい。

残念ながら、このバッカス工房にはいないらしい。


また現在の技術では複数の付加はできないらしい。

お互いの術式が反発し付加した魔力が溶けてしまうらしい。


台金でも価格や効果が変わる。

下のような感じです。


チープ:効果小        高価:効果大

銀<金<白金 <ミスリル < ヒヒイロカネ


装飾に凝った宝石系魔法リングもあるが

高価なもので・・・おっと 

どんどんマニアックになるのでこの辺にしておこう。


 ◇◇◇◇

    

一目散に工房奥に入っていくカティ。

ふと我に返り、レンスさんに気がついたようだ。


カティ

「レンスさんーー。指輪の試作を作りにきました」

レンス

「なんだアイシャも一緒か。バッカスは出ているぞー

 スイフトさん、帰りにこの商品を商会に持っていっ

 てくれるかい」


レンスさんは工房の親方だ。

バッカスさんが工房長で10人ほどの工房なんだ。


スイフト

「防御UPのリングですね。どれくらいで仕上がりまし

 たか?」

レンス 

「防御+2~+3だななかなか上がらない。ただ今回は

 リングの肉厚を一部分変えているものを1割いれた

 よ。少しでも持ちやすくなって売れるといいんだが」


スイフトは預かった商品を目を凝らして見ながら。

「いつもバッカス工房の仕上げはきれいですね。

 ものすごい綺麗な加工のヘアラインだ」


レンス 

「ありがとよ彫金や加工は得意なんだが、魔法術式

 は苦労している。

 そこらの工房には負けないが、なんせ魔法リングは

 この街じゃ人気ねーのが悩みだ。」

  わははは  はぁーーーー・・・

「 はっはっカティはもう製作モードだな。好きに

 やってくれ。 」


スイフト

「無中になると周り見えないんだから」w

  カティを見て苦笑いしている。

アイシャ

「本当にそう。ここにこんな美人がいるのに!」 

  ほっぺが膨らんでる。

   

    ・・・


カティは直ぐに作業に没頭していた。


魔法術式は文字数にして15文字。

文字が大きいと効果も大きい。刻む文字の綺麗さも影響するようだ。

早速一つ作ってみる。 

材料の銀の丸棒を叩いて平面の板上にする。


極薄の仕上げだ。


レンスは見ていたが驚いたように口をだす。

「おいおいカティ。いくらなんでもそんなに薄くし

 たら術式のらねーぞ。」

カティ  

「いえこれでいいんです。今回は、この後一つ工程を増やします。

この叩き伸ばした時に生じた金属のストレスを取ると多分・・・」


成形でできた歪を魔法のヒートで調整し歪みをとった。

これが実は薄くても大丈夫な理由。

材質の純度アップも実は前工程でやっている。

こういった事で術式は融合しやすいってわかったから。


よしっ、歪を取ったし術式を魔法で刻む。

「&%$A$・・・・」

今回は何時もの倍の大きさで刻んだ。


カティは文字を大きくするために、通常の倍以上に幅広な指輪材料を成型していった。

スイフト

「カティそんな幅広のリングだと売れないよ」

カティ 

「兄さん見ていて」


リングにする前に二つ折りにする。

実は折り込んでも術式は崩れないことも実験してた。

問題ない成功だ。

これをリング上にして熱圧着。ヒート!

レンス

「えっ、二つに織り込むの」

カティ 

「できた。後は磨いて仕上げ。この後工程は工房にお任せだな」


アイシャ 

「普通の指輪より薄いくらいだわ。これで大丈夫なの?」

スイフト 

「そんなに薄くて大丈夫?その厚さだと防御+1でも売れるよ。」

カティ  

「自信作だよ。早速鑑定しようよ」

アイシャ 

「これだとわたしでも付けられるね」

 カティが作ったもの、、、、


自分で鑑定できるけど、目立つから工房の鑑定機を

利用し計測する事にした。


銀だと通常は負荷される防御は+1~+3   


鑑定結果が表示された。

『銀の魔法アクセサリーリング 防御+8 』


アイシャ「・・・・えっ」

レンス 「たまげた。もう一度測らしてくれ。」


カティ 「新商品になるかな?」


スイフト 

「カティこれもう少し品質落さないと工房が襲われそう・・・ 」


いや品質、効果は落とさない、むしろもっと上げようよ。


この魔法リングは更なるアイデア加工で

後々とんでもない事になっていく。



お読みいただいた方、本当にありがとうございます。

ここまでたどり着いた方に感謝の言葉しかありません。

設定をまだ調整中。部数を書く事優先しており誤字も多くすいませんm(__)m


少しでも面白かった。 続を読みたい。 こう思っていただけたらブックマークや評価いただけると嬉しいです。ご意見をいただければ、少しでも面白いと感じていただけるように、提供できるように尽力する所存です。引き続きよろしくお願いいたします。

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