鑑定の儀でやっちゃいました。
こんにちはハーティーです。
ロックデモナイヤーさん。良い人なようで良かったです。でも実力凄そうですね。
今回は鑑定の儀を受けるお話です。
--- 鑑定の儀 -----
今日は鑑定の儀を受ける日だ。
鑑定を受ける子供達は西の教会に集合となっていた。
教会の鐘が合図で一度目の合図で教会に向かい二度目の鐘で中に入る感じだ。
この教会はゼノス神が祀られているらしい。
(聞いたことあるな、、、あの駄神か?)
違う神様だと信じる事にした。
教会には2本の塔が建っていて判りやすかった。
近くの小さな教会は何度も訪れていたが、西の教会に来たのは初めてだった。
「 すごいな、、」
教会の内装一面に、余すところなく繊細な彫刻が
されており、その圧倒的な空間美に息を呑んだ。
ノートルダム大聖堂とかの凄さに比べたら、浅めの彫刻だけの地味さもある。
しかし白銀に輝く感じの材質に彫りで濃淡をつけ表す幾多の模様は素晴らしく、しばらく口が空いたままになった。
聴いてみると、信者らが自ら彫刻したらしい。
(やはり名前一緒でも、違う神様だろう)
この鑑定の儀を執り行っている日は、当事者と来年に鑑定を受ける人しか教会敷地への立入りを許されない。見学は全てお断りなのだ!
鑑定は地域で日が違うらしく今日は西側の街の人だけ集められていた。
教会の外には来年度受ける人たちが、中を覗くように眺めていた。
(興味あるだろうな。人生決まるしな)
教会の中に入れるのは今年受ける当事者のみらしい。
ゼノス神の教会はかなり大きいので教会の前室に鑑定を受ける9歳のこども達が集められていた。
150人程は居るだろうか。
(という事は、西地区だけだから、同じ年の子は600人もいるのか)
俺は既にステータスを書換えてある
(ぬかり無しだ)
どれくらいか分からないので、3歳の時の兄のステータス参考に書き換えして作った。
流石に少し強くしたよ。
鑑定士達が到着したようだ。
ロマニカ公国が指定選抜した水晶魔力測定士1名と
鑑定士10名と兵士、学園関係者と思われる人たちが入ってきた。
今日の鑑定の流れはこうだ。
先ずこの前室で水晶による魔力測定が行われる。
水晶による魔力測定は、将来性を見るという方向性らしい。
つまり現在の魔力がたとえ0であっても、水晶が反応すれば
未来には魔法が使えるように成長する可能性が高いという事だ。
またどれくらい成長するかもわかるようだ。
それが終わったのち、最終鑑定に入る
鑑定の儀を受ける子供たちは、今回の場合は5人づつ順に聖堂に向かう。
聖堂では、それぞれに2人の鑑定士が鑑定を行う。
2人の鑑定結果を整合したものを最終鑑定結果として
表示されるらしい。
かなり確りしてるな。
有望な人間を逃さないよう鑑定ミスにも配慮してると思われた。
(騙す側としては、緊張してきた。)
………
魔力測定が始まった。
水晶魔力測定士の話がはじまった。
「 我が国の宝。未来に輝くことが約束されてい
いるだろう、こども達よ、、、、。
未来はあなたたちが作る、、、、、
ここでの、、、、、、、、、、、、」
ははは、、、なげーよ!
水晶魔力測定士
「では早速始めます。前列右側から順に測定します
一定間隔を空け前に出てきてください。」
「水晶に右手を触れることで測定が瞬時になされます。
この水晶は魔力測定の術式が幾重にも込めら
れており宮廷魔導士の魔力ですら問題なく測定
できる優秀な魔道具です。
色は属性や多様性を表し強く光るほど魔力の高さ
がわかるでしょう。この暗い場所でしているのは、
ほとんどの方が微細にしか光らないためです、、」
大体の仕組みはわかったな。
ここは単純だ。
触ったフリでやり過ごそう。
魔力測定士からは丁度手に触れる部分は死角だし
暗めの場所なので完璧だ。
絶対に触れないでおこう。魔力はゼロで!
順に回ってる殆どの人は遠目だと光ったのさえ分からなかった。
たまに光が出ると歓声が上がった。
でも蝋燭よりはるかに暗いぞ。
大体の人は同じ言葉を言われていた。
「今は無くとも将来に希望はきっとあります」
絶対に希望がもてない感じに聞こえてくる。
最初の説明で将来の伸び代も見込んで光るって言ってたよな。
でも、それが本当なのかも判らないから、諦めないのはいい事かも。
いよいよ俺の番だ。
前の順だった人が光ってどよめきが起こる。
電球くらいの明るさか。
「 あなたは優れた魔力をお持ちです。 」
「 また朱い色より、火属性に優れるでしょう。
周りには緑も少しあり、風属性も扱えます。
他の属性についても芽生えるかもしれません。」
わーーーー
すごい、、、、
「 おめでとうございます 」
すごい盛り上がりだ。
「 次の方 」
水晶を触れたように見せかける。
でも触ってないから・・・何も起こらないはず
だったが、少し青白く光っていた。
水晶魔力測定士
「ほう、雷の属性を将来もちそうですね。
珍しい属性です。
でも極弱い。発現しない事もあるでしょう。
発現はしなくとも将来に希望はきっとあります。」
はははは、、、、
無事?魔力測定が終わり鑑定へと向かう。
鑑定は聖堂で行われる。前室を出て長めの身廊を抜けたところだ。
鑑定は既に始まっていて思ったより進みが早い。
「次の方」
説明は全く無く直ぐに鑑定された。
これが最終鑑定されたオレの偽りの
ステータス、、やりすぎたか?
______________________
名前 カティ ドゥー スターバル
称号 スータバル商会の次男。
種別 人
職業 なし
年齢 9歳
レベル 2
HP 10
MP 10
攻撃力 5
防御力 5
魔力 2
俊敏力 3
幸運力 7
知力 21
野心 0
スキル ロマニカ語8 宮廷作法1
______________________
水晶魔力測定士助手
「 彼は先程僅かですが、雷の反応がありました。」
鑑定士A 「そうですか。はいもういいですよ」
鑑定士B 「頑張ってください。次の方」
鑑定士さーーん
興味なさそうなのが顔に出てますよー。
声にもー。
学園関係者や兵士。
小声 「あの子弱すぎますね」
「スターバル商会の次男か」
「まぁ 商人になるなら、、、」
「でもスキルも無いですよ」
「箱入りで育ったんでしょうね」
(あんたら、聞こえすぎ。子供によっては泣くぞ。)
兄の3歳の時のステータスに、ほんの少し手を加え
ただけだからな。
(やりすぎたようだ)
さっさと済んだので、兄と約束していた工房に向かおうかな。
今日は魔道具を作ってみる予定だ。
そして明日はギルドでロックさんと会う約束。
教会の中を帰路についていたが、前室を通り掛かると、水晶がまだそのまま置かれていた。
何人かのまだ年齢にきていない子らが順に触ってた。
来年受ける子供達だ。
二人ほど光ったことを喜んでいる。
俺が通り過ぎる時頃に逃げるように帰っていった。
(こんなモノで判るのか。色は属性や多様性
強く光るほど魔力の高さがわかるって言ってたよな。
魔力測定術式がって言ってたな)
水晶に施されているだろう術式が気になっていた。
今日の1番の楽しみが工房で魔術式の付加をする事。
この為術式って言葉に敏感になってた。
ちょっと気になるし水晶を触ってみるか。
えっと姿消しとくか。
(光って騒ぎになってもな)
右手だったよな。
触れた瞬間から水晶が輝いた。
ブゥーーーン。(さっきこんな音してたっけ?)
赤から始まり、青や緑、黄色、目まぐるしく
色が変わり輝きは増していき眩しさで目を開けて
いられなくなった。
(やばい) すぐに手を離したその時。
ドーーーーーーン!
バリィ!
ガタガタガターーー
最後に、ものすごく白く光り轟音と共に割れた落ちた。
この直前に、隠形をかけていたので自然にひかり割れたように見えたろう。
人が集まりだす。
「何が、、、何が起こった?」
「すっ、水晶玉が、、、」
「誰か。誰かすぐに、、、」
既にオレは横に移動してたが
兵士たちが走ってきていた。
「見てました」
「誰もいないのに、突然ひかり、、、、
七色にひかり最後割れました」
「ものすごい音でした、、、」
「怖かったーー 」
「怪我人はいないか? 」
鑑定を終え、帰り際に見ていた人達が次々に話し出し、騒ぎは大きくなる。
泣いてる子もいる。
(ごめんなさい。いつかこの街に貢献し損害を返します、、いえ、それ以上にして必ず弁償します。今は、、勘弁してください。バレてはいけないから逃げます。ごめんなさーい)
はー、、、びっくりした。
半端ないな秘められた魔力。
ハーティ
『人がそれぞれ持っている魔力の器は生まれてから
3歳までで育つと言います』
『ご主人様は、0歳より毎日鍛えてましたので
これから先どうなることやら、、、』
いやいや、ハーティにも責任あるよ。
お読みいただいた方、本当にありがとうございます。
ここまでたどり着いた方に感謝の言葉しかありません。
設定をまだ調整中。部数を書く事優先しており誤字も多くすいませんm(__)m
少しでも面白かった。 続を読みたい。 こう思っていただけたらブックマークや評価いただけると嬉しいです。
筆者は語学については皆無に等しく、ご意見により少しでも育っていければと、不快を与えないでいければ幸いです。
ご意見をいただければ、少しでも面白いと感じていただけるように、提供できるように尽力する所存です。
引き続きよろしくお願いいたします。




