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クラン集結

===ログイン===>【レギオンガルド島】南エリア


「何というか・・・圧巻だね」


「うむ、単純に規模が違いすぎるのう」


翌日、無人島改め【レギオンガルド島】にやってきた俺たち。


「エリアを買うように勧めたのお前だろうが、ラング。そのお前がなんでそんなに驚いてんだよ」


自分で勧めておいて自分で驚くとは忙しい奴だ。


「いやいやいや・・・確かにエリア購入は提案したけど、ここまでの規模だとは思っていなかったよ?」


・・・確かにエリア購入を提案してきたのはラングだったが、その時にラングに見せられたのは購入エリアのリストであり、さらに言えばラングにお勧めされたのはもっと小規模のエリアだったのだ。


具体的に言えば・・・この無人島の10分の1くらいの広さと値段のところだ。それも島ではなく普通の空き地みたいな所。三クランならそれでも十分な広さだったのだが・・・


ではなぜ、無人島を購入することになったかというと・・・単にプレイヤーが購入できるエリアの中で一番広い場所だったのがここだっただけだ。もちろん、値段も一番高かったわけだが・・・限界に挑戦してみた、その結果である。


「・・・いくらかかったんじゃ?」


「聞かない方が良いと思うぞ?」


ガットは若干引き、ラングは・・・購入リストを確認してるな。あ、顔が引きつってる。


「さすがバトルトーナメント優勝者ですね」


「アッハッハッハ! さっすがやることが豪快だねぇ!」


なお、この場にはロゼさんやヴィオレもいる。というか【インフォガルド】と【アイゼンガルド】のメンバー全員だが。


・・・皆して茫然としているな・・・クックック、サプライズ成功だな。


「基本的に、この島の南側はお前たちに任せるが北、東、西、それと中央の山はこっちの自由にやらせてもらうぞ?」


ちなみにアテナ、アルマ、アシュラは西側の花畑を絶賛弄くり中である。かなり広いエリアを花畑にする予定でアテナたちもかなりやる気だ。世界中の花を綺麗に配置するとかなんとか言ってたな。


アーテルたち【眷属】組は北側の湖で水遊びしている。クランホームの地下にも大浴場があるのから水遊びはできるのだが・・・それはそれ、これはこれらしい。まあ、広さが段違いだし淡水魚もいるからな。遊び場としては湖の方が良いんだろう。


アヴァンはカイザーと一緒に・・・東側の秘密基地で秘密作業中である。クッ、俺より先に秘密基地に足を踏み入れるとは・・・なんか悔しい。


アスターは畑で収穫中、アーニャはクランホームで料理中である。


俺だけ説明のためにラングたちに付き添っている。


「君が購入したんだからそこは文句は無いんだけど、南側って・・・結構な広さだと思うんだけど?」


「そうだな。大体、東京ドーム2個分くらい?」


おや、なんで頭を抱えているのかな? ラング?


「その分かりそうでよく分からん例え、人生の中で聞く機会があるとは思わんかったわい」


「自分で言っていてなんだが、俺もそう思う」


東京ドーム何個分なんていうのはよく出てくる例えだが、実際に東京ドームに行ったことがない人からすれば良く分からない例えだと思う。ちなみに東京ドームの収容人数は55000人である。つまり、単純計算でも10万人以上が一度に集まっても大丈夫ってことだな。それも南側だけで。どんだけ。


「・・・広すぎじゃない?」


「ワシらのクランホーム、何度か拡張してそれなりの大きさになったと思ったんじゃがのう」


既に両クランのホームは移動済みで、山のふもとに二つの建物が並んでいる。


・・・なのだが・・・やはりというか、だだっ広い草原の端っこに建物が建ってる形になるから、なんだか寂しい感じ。建物自体もかなりの大きさなんだけどな。


「まあ、今後はプレイヤーたちが殺到するんだろ? これだけの広さがあったら余裕だろ。ホームの拡張もし放題だしな」


基本的にこの【レギオンガルド島】に訪れるプレイヤーたちは南側に集中するはずだ。さすがに人があふれるほどは無いとは思うんが・・・現状、両クランにひっきりなしにプレイヤーたちが訪れているらしいし、ホーム前に行列までできているらしいから、ここなら行列がいくらで来ても大丈夫!


「そうですね。テーブルやイスを設置しておけば待ち時間中も休めるでしょう」


「目の前に海があるんだし、遊び場にもなるんじゃないかい?」


プレイヤーたちだってゲームをプレイするためにログインしているわけで・・・いくら情報や装備が欲しいからと言って長時間、行列に並びたくはないはずだ。ならばせめて待ち時間の間に休むなり遊びなり何かできる場所を用意しておけばプレイヤーたちにも受けが良いと思う。


・・・というか・・・


「・・・今、思ったんだが整理券なりなんなりを配って時間指定で来てもらうようにしたら、そもそも行列できなかったんじゃないか?」


「「「「・・・あ!!」」」」


・・・誰も気が付かなかったんかい。まあ、そんなことも思いつかないほど急に忙しくなったってことだろうな。お疲れ様です。


「ま、まあ場所は提供したから後は好きにしてくれ」


微妙にいたたまれなくなった空気を強引に終わらせる俺。


「それは感謝するけど・・・ここまで良い場所を融通してくれるとなるとちゃんと場所代を払わないといけないよね?」


ラングの言葉にガット、ロゼさん、ヴィオレも頷いた。・・・そんなもんだろうか?


「んん? これまで通り、情報と装備を優遇してくれれば良いぞ。ぶっちゃけ、お前たちが忙しかろうと容赦なく押し掛けるつもりだから(笑)」


これはまごうことなく本音だ・・・8割くらい(笑)。まあ、さすがに迷惑をかけるつもりはないけどな。


トーナメントも終わったことだし、俺たちは本格的にこのゲームの攻略を進めるつもりだ。なのでこれまで以上に情報が必要だし、装備も充実させる必要がある。


・・・あとはアニスたちの情報を連中に対抗できる装備のため、でもある。


「やれやれ、こき使われそうだねぇ・・・とはいえ、それでも場所代には程遠いと思うけど。ここはお言葉に甘えさせてもらうよ。あとは働きで返すって所だね」


「うむ・・・資金も増えるじゃろうからな。これまで以上の働きができるじゃろう・・・時間が空けば、じゃが」


・・・まあ、しばらくはプレイヤーたちがひっきりなしに訪れるだろうから手は空かないだろうな。さすがに徹夜とかは控えろよ、ガット。


「【インフォガルド】はとりあえず人員募集中です。人が増えればかなり楽になるはずですから」


ロゼさん曰く、情報クランの【インフォガルド】はとりあえず人手が増えれば新人でも情報収集なり接客なりに使えるのだそうだ。とはいえ、誰でも良いわけではなく面接っぽいことをするそうだが。まあ、みんながみんなマナーが良いわけでもないからなぁ。


自分たちのクランで問題あるプレイヤーが出たらクランとしての名にも傷がつくから、その辺りのチェックはロゼさんが厳しくやっているそうだ。


「【アイゼンガルド】は・・・難しいかねぇ? 基本的に職人たちの集まりで新人が入っても使い物になるには時間がかかるからねぇ」


ヴィオレが言うには生産クランの【アイゼンガルド】はそう簡単にはいかないらしい。当たり前だが、最初から高品質の装備を作れるような新人がいるはずもない。スキルのレベルを上げなければ高品質の装備を作れないわけで・・・レベルを上げるには時間がかかる。


とはいえ、人手が増えなければ売り出す装備品を増やすことができないわけで・・・ジレンマだな。あとはスキルレベルが高いプレイヤーをスカウトするっていう手もあるが・・・まあ、そこは【アイゼンガルド】内の問題だな。


「まあ、後はクラン内で決めてくれ。とりあえず一般開放は明日で良いんだよな?」


「そうだね。引っ越しは一瞬で終わったけどせっかくだから色々準備したいからね。今日のところはそれに専念するよ」


「告知もしておるし、明日からはまた忙しくなるじゃろう。今日のところは準備と休息という所じゃな」


・・・ふむ、とりあえず明日の一般開放は問題無いようだ。


とはいってもそれは明日の話。


今日は・・・


「んじゃあ、この後は予定通りだな。ラング、連絡は?」


「抜かりなく連絡済みだよ」


「では予定通りということじゃな。クランメンバーたちにも手伝ってもらってテーブルやイスを配置するかのう」


各クランメンバーたちにも手伝ってもらって準備を始める。


そう、実はこの後はちょっとした予定があるのだ。


何があるかって?


今日は、後日にまわしていたトーナメントの祝勝会なのだ!!


(*・ω・)*_ _)ペコリ


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