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賞品はなんじゃろな

===転送===>舞台上


10分が過ぎ、最終戦まで勝ち残った16人が再び舞台上に集結していた。


『えー、皆さん長らくお待たせしました。ではこれより表彰式を行いたいとおもいます』


『みんな素晴らしい試合を見せてくれたんですから~、当然素晴らしい豪華賞品をもらえるんでしょうね~』


ほほう・・・豪華賞品ね。これは否が応にも期待が高まるな。


『あまりハードルを上げられても困るのですが・・・皆様には順位に応じた賞品と記念トロフィー、そして称号が進呈されます。今回のトーナメントでは決勝で戦ったお二人を優勝、準優勝とし、三位以下を同率順位として用意しております』


室長さんが説明してくれる。・・・そうか、三位以下の順位決定戦は無かったからな。同率順位ってことになるのか。


つまり、同率三位がラーサーとベルバアル。


同率四位がミーシャ、エルザリート、マックス、ヘブン。


同率五位がアテナ、アルマ、ヴァラット、シャンテ、ボレアス、カゲロウ、フィリップ、レシトリー。


と、こうなるわけだ。


さらに室長さんの後ろには台座に乗っかった16個の宝箱とトロフィーが並んでいる。


金色の宝箱が一つ、銀色の宝箱が一つ、銅色の宝箱が二つ、白い宝箱が四つ、黒い宝箱が八つ並んでいる。


トロフィーについて台座に順位が刻まれ、その上に金色の人型が乗ったシンプルな奴だ。これに関しては大きさが違う。優勝のトロフィーが一番でかく、それ以降、順に小さくなっていっている。


・・・トロフィーはともかく、宝箱は存外どれも小さいな。片手で抱えられる程度の大きさだ。・・・もしかして、中身がしょぼいのか?


『アルク選手・・・今、案外しょぼい賞品なんじゃないかと思いましたね?』


・・・なんでわかる? というか人を指差すなよ、室長さん。


『安心してください。かさばらないサイズになっているだけで、中身が豪華なのは間違いないですよ』


そう言って、室長さんは黒い宝箱の内の一つを手に取り、中に入っている物を取り出す。


『これらの宝箱に入っているのは獲得券(チケット)です。勿論、ここでしか手に入らないようなレアな獲得券(チケット)ばかりですね』


ああ、なるほど。中身が獲得券(チケット)だからかさばらないわけね。


『同率五位の皆さんには賞金として【一億G獲得券(チケット)】を・・・』


「「「ぶふーっ!!」」」


・・・一部の同率五位の連中が噴きやがった。まあ、そうだろうな一億Gって・・・レイドクエストの報酬でさえせいぜい数百万Gなのに随分気前が良いじゃないか。・・・優勝した俺はいくらもらえるんだろう?


『さらにレアリティの高い【ステータス獲得券(チケット)】と【スキル獲得券(チケット)】、さらにさらに【上級(ハイ)クラス獲得券(チケット)】が入っています。これらの獲得券(チケット)は順位が上がっていくほど、より高いレアリティと枚数を用意しております』


なるほど。賞品も獲得券(チケット)による引き換えなわけね。しかも【上級(ハイ)クラス獲得券(チケット)】って好きな上級クラスを取得できるってことだよな?


今まで必死こいて上級クラスまで上り詰めていたのに獲得券(チケット)を使えばほぼ無条件で・・・こうして強い奴は更に強くなっていくんだな。


『それでは、室長より賞品とトロフィーが手渡されますので、名前を呼ばれた方は順番に室長の下に来てください。ますはヴァラット選手!』


ポロンの案内の元、同率五位の連中が一人ずつ、室長から黒い宝箱とトロフィーを受け取っていく。


なお、トロフィーを受け取ると台座の上の金色の人型が、受け取ったプレイヤーの姿へと変化した。まるで小さい銅像みたいに・・・うーん、ゲーム仕様。


『続いて同率四位の皆さんには賞金として【十億G獲得券(チケット)】と・・・』


桁一つ上がっちゃったよ。大金持ちばっかりだな。


『五位までの獲得券(チケット)を枚数を増して入っている他、新たに【レアアイテム獲得券(チケット)】というものが追加されています。装備品の素材などなど、様々なアイテムを獲得できるので是非活用してくださいね』


【レアアイテム獲得券(チケット)】か・・・レアドロップ品とかも獲得できるのかな? となるとかなり便利だな。


先ほどと同じように同率四位の連中が室長から白い宝箱とトロフィーを受け取っていく。


『続いて同率三位の皆さんには賞金として【二十億G獲得券(チケット)】と、さらに!【特級(スペシャル)クラス獲得券(チケット)】が追加されます!!』


・・・金額も驚きだが・・・【特級(スペシャル)クラス獲得券(チケット)】?


『【特級(スペシャル)クラス獲得券(チケット)】文字通り、特級(スペシャル)クラスを取得する事ができる獲得券(チケット)です。通常では取得することが出来ない特殊なクラスを取得することが出来ます!!』


・・・通常では取得することが出来ない特殊なクラス? 一体、どんなクラスがあるって言うんだ?


ざわめきが激しくなっていく中、同率三位の二人に銅色の宝箱とトロフィーが渡されていく。


『さあ! 次は準優勝者に与えられる賞品ですが【五十億G獲得券(チケット)】と、さらにさらに【シークレット獲得券(チケット)】が追加されます!!』


金額もとんでもない事になっていくが、また新しい獲得券(チケット)か。


『【シークレット獲得券(チケット)】は通常では手に入らないアイテム、スキル、クラスその他種類に関係なく取得できるというまさに夢の獲得券(チケット)です!!』


種類関係なくって・・・何でも手に入るってことか? 豪華過ぎんだろ。


カオスの奴が室長から銀色の宝箱と準優勝のトロフィーを受け取った。


そしていよいよ・・・


『さあ、お待たせしました! 優勝者には賞金として【百億G獲得券(チケット)】を!』


・・・もはや個人で貰って良い金額じゃない気がする。


『さらに各種獲得券(チケット)の他、【トップシークレット獲得券(チケット)】が追加されます!!』


最後は【トップシークレット獲得券(チケット)】ときたか・・・


『【トップシークレット獲得券(チケット)】は文字通り、このゲームの中でも激レアなアイテム、スキル、クラスその他を取得できる獲得券(チケット)です。くれぐれも考えて使用してくださいね』


激レアって・・・うーん、どれくらいレアなのか分からんが・・・貴重すぎて逆に使えないような気がする。


俺は室長の前まで歩いていき、金色の宝箱と優勝トロフィーを受け取った。


優勝トロフィーを受け取った瞬間、人型が俺の姿になる。・・・自分の金の銅像を見るのって微妙に恥ずかしいな。


さらにアナウンスで・・・


『称号【第一回バトルトーナメント優勝者】を取得しました』


称号も無事に取得したみたいだ。


トロフィーと賞金はともかく、獲得券(チケット)と称号効果は後で要確認だな。


『では! 興奮冷めやらぬ中ではありますが、いよいよ第一回バトルトーナメントも閉会式へと移らせてもらいます! 舞台上の各選手の皆さんは所定の位置へとお並びください!!』


ポロンから指示を受けたので俺たちは室長さんに向かい合った形の指定の位置へ整列する。


そして始まる室長さんの最後の挨拶。


『えー、三日間にもわたった第一回バトルトーナメントですが、皆さんのご協力を経て素晴らしいイベントとなったことを・・・』


異様に長く感じたこのトーナメントもいよいよ最後の時を迎えるのか。


・・・と、思ったその時。


なんだか周囲・・・観客席が騒がしい。


「なに?あれ?」

「なんかこっちに来てる?」

「室長!うしろうしろ!」


最後までやかましいなぁと思ったが・・・どうやら違うようだ。


「ねぇ、アルク・・・」


「あれ、なんでしょう?」


いつの間にか隣に来ていたアテナとアルマが指差す先。


なにかが・・・室長の後方から飛んできてる?


あれは・・・あの黒い煙をまとった赤い玉みたいなやつは・・・


「・・・【ガティアス】?」


作者のやる気とテンションを上げる為に


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