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王剣vs聖剣

【真聖剣ラウディキャリバー】を構えるラーサー。


【王剣アウルディオン】を構える俺。


互いに切り札を出し合った俺たち。


あとはただ・・・雌雄を決するのみ!


・・・と決闘風に言ってみたりする。実際、その通りだし。


精霊憑剣セイバー・ポゼッション】は【豪剣アディオン】とアウルが一体化することで、【王剣アウルディオン】を生み出す【種族スキル】。


もう少し詳しく言うのなら、【豪剣アディオン】に()()()()()()()()()()()()()()()姿が【王剣アウルディオン】ということになる。


というわけで【王剣アウルディオン】の現在の性能はこんな感じだったりする。


【王剣アウルディオン ☆X】

特性:ATK+530(+2000) MATK+330(+1500) STR+70 SPD+0(+1000)

   DEF+0(+1000) MDEF+0(+1000) 属性:無 消耗度:0%

SLOT1:剣鎧の精霊

SLOT2:--- SLOT3:---

豪剣アディオンと剣鎧の精霊であるアウルが一体化した姿

アルク専用


括弧の中の数値がアウルのステータス分だけ上乗せされる値ということだな。


・・・うん、なんか色々とおかしいよね。ATKだけ見ても【豪剣アディオン】の5倍近い攻撃力があることになるし、【豪剣アディオン】に本来存在しなかった、SPD、DEF、MDEFまで追加されてるし、そもそもレアリティがXという意味不明なものになってるしな。


だが、【精霊憑剣セイバー・ポゼッション】が強力なスキルであることには変わりない。・・・デメリットもあるが。


まず、【精霊憑依(レイ・ポゼッション)】のように【剣術】スキルが使い放題とはならない。スキルの使用には自前のBPを消費することになる。【精霊憑依(レイ・ポゼッション)】がスキルによるごり押しを可能にするスキルなら、【精霊憑剣セイバー・ポゼッション】は単純に武器の力によるごり押しを可能にするスキルといったところか。


さらに、【精霊憑剣セイバー・ポゼッション】を使用中は他の武器を使用することが出来ない。他の武器を使用したり、【王剣アウルディオン】が俺の手から離れてしまうと【精霊憑剣セイバー・ポゼッション】が強制的に解除されてしまうのだ。無論、LP消費の時間制限もある。


実は今まで【精霊憑剣セイバー・ポゼッション】を使ってこなかったのは切り札という意味もあるが、使用できる状況が限定される、という理由もある。相手によっては剣よりも槍、銃、または【魔法】の方が良い場面もある。使う場面を間違えればただLPを消費するだけで終わってしまうからな。


だが、相手がとんでもないもの・・・【真聖剣】を出してきたんだ。


こっちも【王剣】を出すにふさわしい場面だろう?


「・・・フフフ、【王剣】・・・か。なるほど? 君もとびっきりの切り札を隠し持っていたんだね・・・最高だよ!!」


ラーサーは・・・歓喜に震えているようだった。


同時に・・・【真聖剣】から虹色のオーラが立ち込める。


「さあ、僕の【真聖剣】と君の【王剣】! どちらが強いか決めようじゃないか!!」


そう言ってラーサーは【真聖剣ラウディキャリバー】を構えながら駆け出した。


「望む所だ!!」


『だう!!』


一方の俺とアウルも気合を入れて駆け出す。黄金のオーラを纏った【王剣アウルディオン】と共に。


「【聖剣技:神速(ディオ・スパーダ)の剣(・ヴェローチェ)】!!」


「【韋駄天の俊走アークヘブン・アクセル】!!」


スキルを使用した瞬間、周囲の世界がスローモーションのようにゆっくりとした動きになる。


その中でも普段と変わらず・・・いや、それ以上に高速で動く俺と・・・ラーサー。


スピードは互角か。


傍目には一瞬の出来事に見えているかもしれないが、俺にはラーサーの動きの一つ一つがはっきりと見える。


一歩、また一歩と着実に走り進めながら剣を構え・・・激突する。


「【聖剣技:神虹(ディオ・スパーダ)の剣(・アルコバレーノ)】!!」


「【帝釈天の勇撃アークガイゼル・ストラッシュ】!!」


ガキンッ!!


という音すらも置き去りにしてぶつかり合う【真聖剣】と【王剣】。


「ハァアアアアア!!」


「おおおおおおお!!」


渾身の力を込めて自分の剣を押し合う俺とラーサー。一瞬でも気を緩めれば・・・剣ごと真っ二つにされるだろう。


舞台全体を揺るがしかねないほどの衝撃を放つ剣と剣のぶつかり合いは・・・果たして鍔迫り合いの状態におちいる。


パワーも・・・互角。


だが、互角では・・・倒せない。


ならば・・・持ってくれよ、俺のMP!!


「【全天の属性(アーク・エレメント)】!!!」


鍔迫り合いの最中、俺はもう一つ、スキルを使用する。


全天の属性(アーク・エレメント)】・・・俺が取得している魔法の属性を()()魔法付加(エンチャント)】するスキルだ。


【王剣アウルディオン】の黄金のオーラに、さらに虹色のオーラが加わる。


同時に【韋駄天の俊走アークヘブン・アクセル】が解除されてしまった・・・MPが尽きたか・・・だがこの至近距離の剣の押し合いならスピードは関係ない!!


「うぉらあああああ!!」


『だあぁうっ!!』


気合一閃、俺()()は【王剣アウルディオン】を強引に押し込んで・・・【真聖剣】を跳ね上げた!!


「!?」


驚くラーサーだったが、【真聖剣】はしっかり握りしめたままだ。そして再び振り下ろそうとしている。


だが、俺たちの攻撃はまだ【初撃】だ!!


「【次撃】ぃ!!!」


俺はすかさず次の一撃をラーサーに向ける。【帝釈天の勇撃アークガイゼル・ストラッシュ】は三連撃のスキル! これが二撃目だ!!


ラーサーも体勢を崩している・・・これなら入る!!


「【聖盾グラウジス】!!」


と、思ったが、ラーサーが出してきたのは先ほどの破壊したはずの【聖盾】だった。


何故!?


いつの間にか修復した?・・・いや、()()()()()()()()()()()()()()()!?


ガキンッ!!


【念動力】によってラーサーを守るように現れた【聖盾】に【王剣アウルディオン】の刃は・・・阻まれた。


同時に【全天の属性(アーク・エレメント)】の効果・・・虹色のオーラが消えていく。


・・・だからどうした!!


「こ・ん・な・も・のぉおおおお!!」


『だーうーーーー!!』


そんなことで怯む俺たちじゃない!!


俺たちは構わず【王剣アウルディオン】を【聖盾】に押し込んだ。


バキィィィン!!


【聖盾】が真っ二つになる。


だが、その背後で・・・


「ハァアアアアア!!!」


ラーサーは既に体勢を整え、再度【真聖剣】を振り下ろしていた。


「でぃやあああああああ!!!」


『だあああああああああ!!!』


それよりも早くラーサーに打ち込むべく、俺たちは【王剣アウルディオン】を水平に構え、斬りかかる。


ガッキーーーーンッ!!!


「・・・」


「・・・」


・・・振り下ろされた【真聖剣】と、横薙ぎに振り払われた【王剣】。


勝ったのは・・・


「・・・これで【終撃】・・・だ」


【真聖剣】が砕け散り、その場に倒れるラーサー。


勝者(ウィナー)!! アルク!!!』


勝ったのは・・・俺たちだ!!

作者のやる気とテンションを上げる為に


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