表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
363/797

第二試合

俺の試合とアルマの試合・・・つまりAグループとBグループの第一試合が終わった。


続いて第二試合のミーシャとシャンテ、ベルバアルと・・・カゲロウ? だっけ? が舞台上に転送されていた。


当然、次の試合への参考のために俺たちも見物していく。


まずはミーシャとシャンテ・・・見た目小学生の少女とゴリゴリの魔法使いの女性の試合だ。


【モンスターイズライフ】のリーダーと【双星騎士団】の副リーダーの試合は・・・予想外に一方的だった。


おっとりお姉さん風だったシャンテはその雰囲気とは裏腹に攻撃的な【魔法】で苛烈にミーシャを攻めた。【魔法】の威力は・・・アルマにも負けていなかったと思う。


だが対するミーシャは・・・大型の亀の【眷属】を召喚した。これまでの試合では見たことがない新しい【眷属】だ。


その亀は・・・シャンテが放った【魔法】を次々と跳ね返していた。うーん、なんという【魔法】職泣かせのモンスター。


・・・ヴァラットと言いエルザリートと言い・・・相手の攻撃を跳ね返すのが流行ってんのか? まあ、普通に避けたり防御するよりも有効なのはわかるが・・・戦術を極めていくとそこにたどり着くのかね?


さらにミーシャはでっかい角の鹿の【眷属】を召喚した。その鹿はでっかい角から炎やら雷やらを次々と放っていった。


亀に跳ね返される【魔法】に加えて、鹿からの遠距離攻撃。


シャンテは・・・ミーシャに近寄ることもできなかった。


無論、シャンテも只者ではなかった。


ただ【魔法】を繰り出すだけではなく、様々な方法を試していた。


直接ミーシャを狙ったり、死角へ回り込もうとしたり、【上級魔法】で一気に決めようとしたり・・・しかし、どれもミーシャには・・・いや、ミーシャが召喚する【眷属】には通用しなかった。


ミーシャはさらにコウモリの【眷属】を召喚、そのコウモリの背に乗って舞台上を駆け回り、シャンテの攻撃を寄せ付けなかった。・・・このコウモリも見たことがないな。一体、彼女は何体のモンスターを【眷属】にしているのか。


結果として・・・勝利したのはミーシャだった。


シャンテはミーシャが召喚した【眷属】たちにはそこそこのダメージを与えられたが・・・ミーシャ自身にはダメージを与えることすらできなかった。


・・・むぅ・・・同時に三体の【眷属】を召喚か・・・やはり、ミーシャはアーニャと同じで戦闘をすべて【眷属】に任せた、いわば【眷属】特化型・・・おそらくLPの値が高いのだろう。


逆に言えばミーシャ自身の戦闘力は高くない・・・と思う。


問題は・・・ミーシャには一体何体の【眷属】がいるのか、どんな能力の【眷属】がいるのか、だな。


この最終戦においてもなお新しい【眷属】を出してきたミーシャ・・・これじゃあ次の試合でも参考になるかどうか・・・狙ってやってるとしたら愛らしい見た目とは裏腹に策士だな。


・・・って、次の俺の対戦相手、ミーシャじゃん!?


うーん、いろんな意味で心配だな。というか絵面からして少女に襲い掛かる野郎の図にならないか?


・・・アーテルやアウルに頼むか・・・あ、そういえばヴァラットの試合でアーテルには危ない目に合わせたし、アウルは中途半端に呼び出して退場させたしな。・・・あとでご機嫌取っておかないとな。


それはそれとして・・・ミーシャの【眷属】たちは厄介だ。ある意味でヴァラットの【兵器】たち以上に・・・どう対応するか考えておかないと・・・とはいえ、また新しい【眷属】が出てくるかもしれないが。


・・・考えすぎても駄目だな。


平常心が大事、ということでいつも通りで行こう。


同時に行われたのはBグループ側のベルバアルとカゲロウの試合だ。


こっちは【ディアボロス】のリーダーと【星影】のリーダーという、リーダー同志の対決だ。


戦いの内容は・・・ベルバアルとアシュラとの闘いに似ていた。


ベルバアルの戦い方はアシュラとの闘いで大体わかっているが・・・カゲロウの方は見た目通りに【忍者】らしい戦い方をしていた。


目にも止まらないスピードと身軽さとトリッキーな動きでベルバアルを翻弄・・・しようとしたようだ。


しかし実際にはベルバアル・・・正確にはベルバアルが着ている【魔鎧】か・・・の防御力の前では大したダメージを与えることはできなかったようだ。


対してカゲロウはベルバアルへ向かって攻撃を仕掛けた瞬間、カウンター気味に【魔剣】の攻撃を食らい、着実にダメージを蓄積していった。


・・・カゲロウの【忍術】スキルは・・・俺と同等かそれ以上のようだ。俺が知ってるスキルばかりだが・・・使い方が上手い。


恐らく俺とは違って【忍者】一筋で鍛えてきたのだろう。【忍者】としての実力は俺以上だと思う。


しかし、ベルバアルには通用していない。


いや、それは正確ではないか・・・ベルバアルへのダメージはあるにはあるが・・・ダメージ量が少なすぎる。


やはり、あの【魔剣】と【魔鎧】が厄介だ。


高い防御力で攻撃を寄せ付けず、逆にカウンターを食らってしまう。


・・・いや、ベルバアル自身の実力もあるか。


ベルバアルはカゲロウの攻撃を確実に見切っている。


いかに【魔鎧】と言えど関節部分もあるし、首から上は素顔をさらしたままだ。つまり完璧にベルバアルの体の全てを覆っているわけではない。そこが狙い目・・・弱点のはずだ。


当然カゲロウもそこを狙っているが・・・ベルバアルは上手く避けている。避けきれない攻撃は体をわずかにずらして【魔鎧】の部分で攻撃を受けている。


確かにあれだけの反応ができるのなら自ら動く必要がない。向かってくる相手にカウンターを食らわせた方が効率的でもある。


カゲロウは・・・頑張ってはいるが・・・【忍者】というクラスと相性が悪い。


元々【忍者】はスピードと【忍術】で相手を翻弄して敵を倒すことに特化している。力押しは厳しい。


要するにカゲロウは決め手に欠けている。


結果・・・ベルバアルが勝った。


最後はアシュラの時のように【魔剣技】で倒された。


・・・やはりベルバアルは強いな。本人だけではなく【魔剣】も【魔鎧】も・・・


アイツを倒すには・・・どうすれば良いんだ? 【魔鎧】の防御力を突破できるだけの強攻撃? それともカゲロウ以上のスピードで不意を突く? アウルやアーテルに頼って数で押す?・・・いや、ベルバアルにも【眷属】はいたはずだ。


うーん、ベルバアルの奴・・・手堅く鍛えてやがるな。隠し玉もまだあるだろうし・・・


・・・もう少し様子を見るか。


Bグループのベルバアルが俺とぶつかるのは決勝戦だ。


仮にベルバアルが決勝まで残ったとしても、それまでの試合で情報も入るだろう。


・・・そもそも勝ち残れるかわからんしな。俺もベルバアルも。


ヴァラットもエルザリートも本当に強かった。


今の試合・・・ミーシャやシャンテ、カゲロウも、だ。


対策はもちろん考えるが・・・少なくとも油断してたり他のことを考えていては勝ち残ることは難しいだろう。目の前の相手に集中しないとな。


それに他の連中の戦い方は参考にもなる。


そんな感じで第二試合が終了し、第三試合へと進むのであった。


作者のやる気とテンションを上げる為に


是非、評価をポチっとお願いします。


m(_ _)m

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ