表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アーク・ライズ 地平線から昇る太陽を夢見て  作者: 仲仁へび
第四幕 輝きを放つ世界

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
76/82

第76話 激戦



 十数分後。

 表の方から爆発音が聞こえてきた。


 フィー達が正面から行動を起こしたのだろう。

 喧噪が伝わって来たのを合図に俺達も行動する。


「今なら人が少ないな。このうちに奥まで進もう」

「ええ」


 キャロと共に警備が手薄になった所をやすやすと突破していって、アーシェ達を解放するために建物の中を移動していく。


 キャロを元に戻したみたいに、一人一人洗脳を解除していく事もできるが、こんな状況じゃ無理だ。


 だから、皆を総括して操っている音魔法の発生源を叩きに行く。


 曲がり角を曲がった瞬間、敵がこっちに気が付いた。

 服装からすると、普通の警備兵みたいだな。

 町のあちこちの建物でたまに見かけるから。


 きっと上の人間のたくらみなんて何も知らないんだろうな。


「侵入者がこんな所に! 誰か増援を!」


 恨みはないけど、ここで立ちふさがるなら倒すしかない。


「おりゃあああ!」

「ぐあっ!」


 一思いに気絶させると、遠くからほかの警備兵がやってくるところだった。


「くそ、今の騒ぎで気づかれちまったな」

「オルタが叫ぶからでしょ! 向こうから人がやって来るわ。でも、あともうちょっとよ。ここが頑張り時ね」

「ああ」


 ソードガンを構えて、やってきた警備兵たちを蹴散らす。


 そこでスズネ達が何かを発見したようだ。


「オルタさん、こっちに隠し通路発見です!」

「開かない防火扉に偽装してるなんて、よく思いつくよな」

「堂々としてるんだか、こそこそしてるんだか分かりませんねっ」


 事前にフィー達から、聞いていた抜け道だ。


 スズネ達が手慣れた様子で開けたので、スムーズに向うへ移動できた。


 昔、火事とかが起きた事があるんだろうか。






 フィー達がしっかり暴れているといっても、もうここは最深部に近い。


 自然と人の網の目も細かくなってくる。


 練度の違う兵士達が俺たちのいく手を阻んできた。


 クオンが魔法を行使しながら声をかけてくる。


「皆さん、くれぐれも油断しないように」

「ああ、分かってるよ」

「大丈夫よクオン、オルタのことは私が見てるから」


 みんなに言ってるふりして俺に注意してたのかよ。


 そりゃ、見かけによらずスズネ達はしっかりしてるから、多少は目を離しても大丈夫だけど。


 俺ってそんなに信用ないのか?


 考えている間に螺旋階段までやってきた。


 これは危ないな。


 注意しなければならない方向が多すぎる。


 いっそ飛び降りるか。


 なんて考えてたら、辺りの電気が落ちて混乱した。


 敵の仕業かと思ったけど、向こうも混乱しているようだ。


 何かのトラブルか?


 疑問に思いながら身構えていると、マリガリータの声がした。


「野郎共、精一杯恩を着せて金をふんだくりな!」


 クオンとキャロが魔法で明かりをつけると、そこには敵と交戦しておりマルガリータたちがいた。


「な、なんでここに?」

「世界の救世主とならこの世界の人間全員に恩を着せることができりからね。金儲けにはもってこいさ」

「そういうもんか? いや、俺が聞いたのはそういう意味じゃなくてだな」


 予想外の登場に目を見張る俺にマルガリータが顎を向ける。


「あっちに普通の昇降機があるからそれ近いな、今ので分かっただろうが電源はこっちでコントロールしてる。途中で止められることはないだろうね」

「よく分かんねぇけど分かった。後で詳しく聞かせてもらうからな」


 理由はともかく、助かったことは事実。


 俺達はマルガリータの指示する方向へ向かった。






 昇降機はマリガリータのところの傭兵が一人で抑えていた。


 俺たちがすぐ乗れるようにこの階層に確保しながら、敵からも守ってくれていたらしい。


「健闘を祈る」と言葉をかけてきたそいつに礼を言って、昇降機に乗り込む。


 連戦続きだったけど、これで一息つけるな。


 装備のチェックとけがの手当て。

 支援魔法をかけて数十秒。


 短い休息時間は終わった。


「地下か」

「十階分も降りてきたようですね」


 ここまで来られるのは想定外だったのか。


 今度は全く人がいない。


 それでも俺達は警戒しながら奥へと進んでいった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ