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アーク・ライズ 地平線から昇る太陽を夢見て  作者: 仲仁へび
第四幕 輝きを放つ世界

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第71話 洗脳解除



 戦闘修了後から数分後。

 コスモスの手によってキャロ達の洗脳がとかれた。


 集中力がいるとかいって個室に引きこもって一時間。


 やきもきしているところで、部屋の扉が開いた。


 居ても立っても居られず部屋の中に踏み込むが、顔色の悪いキャロがソファーに寝かされているところだった。


「キャロ! 目が覚めたのか!?」


 意識ははっきりしているみたいだけど、まだ起き上がれないようだった。


「オルタ……? 私、いったい」

「良かった、もう大丈夫だぜ!」

「え、どういう……? なんでこんなところに?」


 混乱するキャロは、辺りを見回して首をかしげるばかりだ。


 操られていた時の記憶はないらしい。

 キャロの感覚では、俺がクオンに相談した時からそう時間が経っていないのだろう。

 スズネやフィー達がいる事に戸惑っていた。


 俺としては、操られていた時の記憶なんてない方が良かったんだけど、これからの事を説明するのが難しくなるのは若干困った。


 俺の脳みそじゃ、こういうの向いてないからな。


「キャロ。気をしっかり持って、聞いてくださいね。実は……」


 結果、クオンに全部丸投げする事になってしまった。

 気まずい話をさせた埋め合わせは、後で何とかしないとな。

 俺には同じ部屋の中で、キャロの様子を見守るしかできない。


 クオンからの説明を聞き終えたキャロは、やっぱり落ち込んでいた。


「そんな事が、あったのね……」

「キャロのせいじゃない! 悪いのは光明だ。お前が苦しむ必要なんてこれっぽっちもない。俺が断言してやる!」


 そういえば、スズネ達も言葉を尽くしてくれる。


「そうですよ。私達だって恨んでませんから」

「そうそう。恩の方がでかくて、損にならないくらいだし」

「みんな、ありがとう」


 キャロはようやく笑顔を見せてくれた。

 落ち着いてくれてよかった。


 その後、気を聞かせてスズネ達がお菓子を作ってくれたんだよな。

 調味料の配分が間違ってたけど、キャロは楽しそうにしてた。



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