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アーク・ライズ 地平線から昇る太陽を夢見て  作者: 仲仁へび
第三部 立ち止まらぬ世界

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第45話 コールドスリープ



 休んだかいはあった。

 あの時、色々キャロと話し合ったんだ。

 それで。

 俺達はこれからどうするべきか。

 その結論が出た。


 俺達は、人材育成で後任者たちを育てた後、コールドスリープでやがて訪れる世界の終焉の時まで眠りにつく事にした。


 アーシェを一人にしない事が、今の俺達にできる事だと思ったからだ。


 彼女と一緒にこの世界の終わりを向かえる事が、犠牲にしてしまった人達へ贖罪になるだろうということで、キャロも意思をかためたようだ。


 なすべきことをなし、いろいろな引継ぎを行ってるうちに、ざっと一年が過ぎた。


 親しい人達と別れをすませた後は、専用の施設に赴き、管理者に挨拶。


 なんでも縁は作っておくもんだな。


 とある研究所の主任の、コールドスリープ計画に協力したことがある。


 俺が昔、とある小隊の世話になっていた時の縁だ。


 あの時一緒に戦っていた連中はもう、俺とキャロしかいないけど。


 その時の記録が後世に残っていたようで何よりだった。





「本当によろしいのですね」


 どこか昔の知り合いの面影を残した今の研究主任に、俺とキャロは頷いた。


 専用のポッドに横たわって、めをとじる。


 催眠用のプログラム音声が流れてきて、内部に光が満ち始めた。


 コールドスリープに入る直前だ。


 アーシェと同じ方法だから、それも償いの内の一つって事で。


 眠りの訪れは緩やかで。同時に様々な景色が脳裏によぎった。


 人工的な眠りの中では、夢は見ないって聞いてたけど、薄ぼんやりとした色々な光景を見ていた気がする。


 ユミィアと名乗る少女と一緒に、何かから逃げてる。

 そんな夢だ。


 ユミィアってこの世界を作った女神じゃなかったっけ。

 俺の頭はそんな人を夢に見るほど、想像力豊かなはずじゃなかったんだけどな。



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