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第36話 世界を守るための最適解
俺達は座して滅びを待つだけの人間じゃない。
終わりゆく世界の状況に抗おうと、必死に頭をひねって打開策を探していた。
でも、だからってこんな方法が許されるのか?
厳しいけれど、どこかおだやかだった時間は終わりをつげた。
これまでも苦しい戦いや悲しい事はたくさんあったが、それはまだマシだったのだ。
俺達は知らなかった。
これでも俺達は幸せだったと言う事を。
それ以上の悲劇があるという事を。
アーシェと知り合いになってそれなりの時間が経った頃。
ある作戦が耳に聞こえて来た。
聖域結界魔法。
迫りくる壁に対応できるような強力な結界を紡ぎあげる魔法。
その魔法を行使するために、天然の力を持った歌姫が必須だという。
人工声帯に頼るキャロの様な存在では、出力が足りないらしい。
アーシェは、その作戦に立候補する事になった。




