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アーク・ライズ 地平線から昇る太陽を夢見て  作者: 仲仁へび
第二部 未だ幸福だった日々

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第36話 世界を守るための最適解



 俺達は座して滅びを待つだけの人間じゃない。

 終わりゆく世界の状況に抗おうと、必死に頭をひねって打開策を探していた。


 でも、だからってこんな方法が許されるのか?


 厳しいけれど、どこかおだやかだった時間は終わりをつげた。

 これまでも苦しい戦いや悲しい事はたくさんあったが、それはまだマシだったのだ。


 俺達は知らなかった。

 これでも俺達は幸せだったと言う事を。

 それ以上の悲劇があるという事を。





 アーシェと知り合いになってそれなりの時間が経った頃。

 ある作戦が耳に聞こえて来た。


 聖域結界魔法。


 迫りくる壁に対応できるような強力な結界を紡ぎあげる魔法。

 その魔法を行使するために、天然の力を持った歌姫が必須だという。


 人工声帯に頼るキャロの様な存在では、出力が足りないらしい。

 アーシェは、その作戦に立候補する事になった。



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