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17、お客様、写真は別料金になっております

 学祭準備のさなか、家庭科でよく使われる被服室に2人の男女がそこには居た


「そんな、じろじろ見るなよ・・・」


「いいじゃない、そんな立派なもの持ってるんだし見せつけなきゃ損じゃない?」


「こんなもの見せつけてたまるか!」


「ほら、観念して早くあんたのその白いの見せなさい!」


「ちょっ、お前辞めろよ!あ、あぁ」


「ほらほらぁ」

 もう駄目だ!ママぁぁー

 カシャカシャカシャカシャカシャ!

 フラッシュがたかれ俺の無駄に白い足が露わになり痴態が写真に収められる


 俺は今危機にさらされている、いつもとキャラが違うこの痴女こそクラスの影の支配者猫かぶりビッチ相田真奈美。全生徒きっての腹黒女


「おーい、どうだこっちは・・・て」

 古谷が教室に入り目に写った光景はケータイを弄りながら椅子に座る相田と服が乱れ、顔を手で覆いしくしくと泣く奏汰の姿があった。


「何この状況?二宮どした?」

 苦笑いしながらも奏汰を心配し声をかける古谷に相田が口を開く


「いやー二宮、中々良かったよあんた。最高、可愛いいよ」撮られた写真をチラチラ見せられ俺は絶望した


「普通立場逆だろうよ、完全事後だよこれ」

 古谷が冷静に突っ込み遂に俺の女装お披露目会が始まる

 教室に入ると女子のテンションは爆上げ

「やばっ、背高いしすらっとしてるからモデルみたい!」

「か、可愛い・・・惚れた」

 今言った奴誰だ!気持ち悪い!

 まるで客寄せパンダのように皆に群がられる


 俺の見た目は背が高いモデル系ですらっとしてるらしい、圭曰く梓さんそっくりだそうだ。


「なぁ奏汰、このポーズとってくんねーか?頼む!!」

 何でこんなポーズを!?渋々やってみる


「こ、こうか?」


「おおおおおおおお、良い!!良いよ!!」

 一斉に男子から歓声が上がる

 次これ、これやって!と次々と要求される


「こう、かな?」


「うおおおおおおおおおおお!!なんだか本当の女に見えてきたああああ」

「お前男性ホルモンはどこ行ったんだよぉ」


 人間って単純なもので何回かやってくると慣れて恥ずかしくなくなってくる大分とゆうかかなりまんざらでもない俺。レイヤーさんってこんな気分なのかな。当然ながら女子はドン引き


「可愛い!可愛いぞ二宮あああああ」


「え、可愛い?俺が?あははっ」

 この後めちゃくちゃ写真撮った


 バイトしている生徒から接客研修を受け準備万端で学際に望む

 その日の帰り校門で出待ちしていた会長に出会う


「遅かったわね、色々やってたのかしら?『かなちゃん』」


「あの時言ってた面白いことってこの事ですか?先輩。洒落にならないですよあれ」


「でも結構ノリノリだったじゃない」

 見てたのかよ!


「先輩の狙い通りまんまとはめられましたよ」


「はめたなんて人聞きの悪い」

 ふっと笑い長い後ろ髪を手の甲でファサァっと流す。


 一瞬うなじが見えてドキッとするが直ぐに正気に戻る


「そんな事言って本当は俺の女装が見たかっただけじゃないんですか?」


「・・・そうかもね」

 悪戯っ子の様な笑みを浮かべこちらを見る


 勘弁してくれよ


「奏汰君」

 不意に名前を呼ばれ驚く俺


「懐かしいですね、先輩にそう呼ばれるのは」


「もう私の任期も終わるしもういいかなって思って呼んだだけよ、勘違いしないでくれる?」


 相変わらずだな、分かってますよと相槌をうつ


「貴方、もう本当に生徒会に戻る気は無いの?」

 いつもよりも真剣な眼差しでこちらを見る先輩

「貴方の役職ずっと取ってあるのだけれど、戻る気があるなら次期会長として貴方にやってもらいたい」


「俺が?先輩の次の会長に?無理ですよ俺は先輩みたいに器もでかくないし何より向いてないです。だから辞めたんです。」


「貴方の事は中学から見てるから知ってるわ、本当に真面目で誰よりも頑張ってきた貴方を」


「じゃあ最後の1年は?」


「それは・・・」


「俺は期待には応えられません、中学の時の俺がそれを証明してます。それにもう終わったことなんですよ先輩」


「後輩から話は聞いてるからあの事は知ってる、けれどあれは君だけの責任じゃ無いはずよ」


「俺の責任ですよ完璧、俺が勝手に頑張って勝手に1人でやらかしたんです」

 そう俺が一人で出来ると慢心した結果あのざまだ、1人でやれると思い込んで誰の手も借りずにやった挙句ミスが続き失敗。生徒会メンバーが補佐してくれた事によって事無きを得たけど俺の信用はボロボロだった。


 本当にあの梓さんの弟なのか?去年の紗恵子先輩は完璧だったのに・・・

 などと陰口を言われそのまま置物会長で任期を終えた。

 中学の時の話だ。


「あの時は何でもできて神童だとか言われて天狗になってたのかもしれませんね。」


 暫く沈黙が続き俺が口を開く

「だからもう俺は生徒会をやるつもりはありませんよ、すいません先輩」


「そう・・・」

 先輩の表情はどこか儚げで哀しい感じがした


「まぁ貴方のメイド姿は拝みに行かせてもらうけどね」


「是非来ないでくださいね」

 満面の笑みで即答する俺だった


「くそ、どうやったらこんな寝方になるんだよ」

 姉と千咲を退かし起床する、遂に学祭本番。楽しい学祭になるの間違いないんだけど・・・

 メイドやるんだよなぁ、姉さんと千咲も来るし嫌だなぁ・・・


 朝食を済まして早めに家を出る、学校に着き着替え喫茶の開店準備にかかる

 暫くすると校内放送が流れる

「只今より第33回学園祭を開催します。」

 放送と共に生徒皆の盛り上がる声が校内に響く


 学祭が・・・始まる。

遅れましたーもうすぐV.Dですね。今年も僕は大量に売り捌きます。

ではよしなに

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