16、はい、俺に女装癖はありません
8月中旬新学期が始まり生徒会室には生徒会メンバーが集まり会議を行なっていた。
カーテンは閉め切っていて一室にはエアコンがが作動する音が響く
沈黙の中遂に副会長らしき人物が口を開く
「か、会長。本気でやるんですか?」
その質問に皆固唾を飲んでこの学園を束ねる生徒会長である天戸沙恵子に視線が集まる。
「無論。もう既に各学年主任及び理事長まで掌握済みで後は生徒皆のやる気を出させ取り組むだけ」
おぉ、と感嘆の声が上がる
「私の最期のビックイベント、全権力を注ぎ込むつもりよ。面白い催しもあるしね」
そこには不敵に笑う学園の女王がいた
「暑い・・・何で登校初日がこんなに暑いんだ」
「保冷剤いるか?ほれ」
圭に渡された保冷剤を受け取り襟元に付ける、ちべたい!
「てかさ、今年の学祭ってどうなんだろうな?」
「どうって?」
「あの天戸会長だぜ?例年通りの学祭になるわけないだろうきっとすごい事になるぞ」
「あー、あの人なら職権乱用して何でもしそうだ。学祭日1日伸ばしたりとかしそうだな」
違いない。と2人して笑い学校に向かう
新学期が始まるということで集会で体育館に集められ長い校長の話が終わり次に会長である天戸が壇上に上がる
周りの男子からは相変わらず美しい、俺の天使、メシアなどと言われているが
実際はただの独裁者で欲しいものは何をしてでも手に入れるといったようなジャイアニズム1000%の女王だ。
俺しか中身を知らない辺りが彼女の擬態能力は秀でているだろう
「さて、夏休みが終わりこの一年も残すはあと半分になったのだけれどまだ学生にとっての一大イベントが残っている、学祭です」
全生徒が天戸沙恵子を期待した目で見る、彼女が自身の高校最後の学祭で何もしないわけがないと。
「例年までなら学祭は2日、だが今回から3日間そして最終日には後夜祭もやります」
会長の宣言で集会は歓喜の渦に飲み込まれる
「詳細は各担任から連絡があるので、楽しい学祭にしましょう。」
集会が終わり興奮冷めぬまま教室で担任から学祭の件が話される
「さっき聞いた通りで今年は3日間やる事になった、クラスの出し物を決めて明日提出するからまとめといてくれ」
「よーし、じゃあぱっぱっと決めようぜ!」
学祭実行委員は加藤何ともお祭り事が似合うな本当
「お好み焼き屋」
「お化け屋敷」
「etc・・・」
色々な意見が出過ぎて決まらなくなっていたところでらちがあかなくなったのでくじ引きで決める事になった
「よし何が来ても文句無しで頼むぜ」
そい!加藤の雄叫びと共に引かれた出し物は・・・
「でん!メイド喫茶に決定!!はい拍手〜」
男子は喜びに震え逆に女子はえーっと反対するものもいたが大半が満更でもなく乗り気だった
「ふっふっふ、ここで俺の出した案が通るとは。やはり持ってるな俺は」
不敵な笑みを浮かべ得意げに言う圭
これ出したの圭だったのかよ・・・
その後は衣装担当、メイド、キッチン、装飾などスムーズに決まったのだがここで事件発生。俺はあの時、会長に言われた言葉の意味を遂に知ったのであった
ミスコン、ミスターコンは分かる、毎年やってるからね。でもさ・・・
「女装コンテストはないだろ!!」
この時俺は中性的な見た目なのを始めて恨んだ、満場一致で俺が出る事に決まったのだ。うぅ、女子の目がギラギラしてる。怖い助けて、圭。ちらっと見ると親指を立てて満面の笑みで答えてくる。裏切り者!!
こうして学祭の準備が始まる
こんばんは、遅れました。
始まります無理難題の地獄の学祭が。伏線回収うまくできたかな?
てな訳で宜しくお願いします。
ではよしなに




