15、違うそうじゃない
海外出張に行っていた父が帰ってきた。訳の分からないお土産とともに。
万代にでも売り捌いてくれるわ!
いつもの様に姉さんと千咲をベットからどかし起床する。もう何とも思わなくなってきた最早作業だ。
下に降りると上機嫌な母さんと優雅にコーヒーを飲みながら朝食を取る父さん。
「おはよう」
「おはよう奏汰、元気そうだな」
「おかげさまで」
「それに何だか高校生活をエンジョイしてるみたいじゃないか」
何だこのまるで今までの出来事を見てきたみたいな言い方は
「楽しかったか?沖縄にキャンプ、お祭りは?」
こいつ全部知ってる!?
「今まで海外に居たのに何でそんなこと知ってるんだよ」
呆れた様子で聞き返すも父さんは依然変わらない笑顔で答える
「千咲から逐次報告を貰っているからな、イベントがあった晩にはいつもSkype会議だ」
無駄に現代のハイテク機器を利用してんじゃねよ・・・つまり千咲が知っていることは全部つつぬけってことか。
「俺も父さんに聞きたいことあんだけど」
「悪いちょっと待ってくれ」
?そう言い出すと父さんはケータイを取り出して指を動かす
ブシモ!♫〜。
「おい」
「悪い悪い丁度勧誘が入れ替わる所だったんだ」
息子の質問より勧誘の方が優先順位高いってどーかしてる
「で?聞きたいことって?」
♫〜。
「あぁそれなんだけど」
♫〜。
「聞きたいことが」
♫〜。
「一回消せそのアプリ!!緊張感のかけらも無いわ!」
話している間ずっと鳴っているアプリの音楽に遂に切れた
「で何だ?」
こいつ!まいいか。
「この前姉さん達と昔の写真見ててさ、俺と父さん、姉さんと母さんは似てるところがあるけど千咲だけ似てるところがないよねって話になったんだよ、これってさぁ・・・まさかだよな?」
父さんはゆっくりと呼吸し神妙な顔になった
「まさかって?」
「いや、言いにくいけど千咲だけ実の兄妹じゃないかそんな事ないよな?」
頼む、そんな事ないって言ってくれ父さん!!
「何言ってるんだ奏汰、千咲は正真正銘俺が孕ませた子だ間違いない。」
「いや、孕ませたとかそういう言い方辞めて欲しい」
「母さんが産んだ子だ」
ソフトに言っただけだろ!
もういい、聞きたいことは聞けた千咲は本当の妹なんだ
奏汰が部屋に戻り聡溜息をつく
「パパ・・・いいの?本当なこと言わなくて」
「良いんだこれで、もし千咲にでも知れてみろ。合法的に奏汰を貰いかねないぞ千咲は」
「そうねぇ、貞操の危機ね」
特に血が繋がってない事に関しては心配していない2人であった
だいぶ遅くなりました、お待たせいたしました。
と言っても短いですごめんなさい。
これからもよろしくお願いします。
ではよしなに




