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14、祭りにハプニングが無いわけない

 沖縄から帰り、お盆がやってきて部活も休み、特にやることもなくだらだらと1日を過ごして行く。

 もしかして俺って友達少ない?いやいやそんなことないでしょう(笑)

 だってキャンプに誘われてるし・・・キャンプにしか誘われてねぇ!?

 もう夏休み半分終わったというの行ったことは。

 キャンプ、部活、旅行、以上。

 やゔぁーい!こうしている間にも皆予定を立てて青春を謳歌しているというのに俺ときたらこんな家で何もせず燻っているだけだなんて・・・


「どげんかせんといかん」

 急に立ち上がり大声を出す。

 うおっ!?なに?何で東国原さん?と訪ねてくる姉さん


 と意気揚々としていたのだが気付けば2日が経っていた・・・

 俺やっぱ友達いねぇぇぇぇぇぇぇ

 ラァイン!!悶えているとスマホが鳴り素早く反応し確認する

 気持ち的には俺は今光の速さを超えていたかもしれない・・・


 画面を見るとそこには・・・ゔゔん!?ベットにスマホを投げ捨てる

 壊れないようにちゃんと枕を狙う辺り物に優しい俺である

 牛丼のクーポン!!友達でもない連絡にあんなスピードで反応した自分が恥ずかしい


 ラァイン!!またか!!今度は何のクー・・・ポン・・・だ・・・。

『おひさー、元気か?今って暇?』

 差出人は海野、『うん、暇だよ。急にどうした?』

 ラァイン!!

『だろうね(笑)』

 泣かしたろかこいつ。ちょっとワクワクした俺の純粋な心を弄びおって、くそう!やっぱ海野なんか嫌いだ!

 ラァイン!!

『ごめん、冗談(笑)明日なんだけど暇ならお祭り行かない?』

 ごめんなさい海野さん嫌いなんて言って、嘘ですよ?もうほんと大好きです。

 今回の海野はメシアにさえ思えた。

 もちろん予定などひとっつも無いので了承する

 ラァイン!!

『じゃあ何人か誘っておくね』


 こうして予定が決まり何とか青春ができそうだ

 お祭り当日待ち合わせ場所に行くと既に海野と他に誘った人が待っていた

 遅い!と海野に叱られすまんと返す。そして海野と一緒に居たのが何と田口さん、海野はおそらく俺が田口さんに告って振られたことを知らないんだろうそして俺がいるということを聞いていながら来るって事は俺は何とも思われてって事で少し落ち込む

 けれどその落ち込みはすぐに回復した何てったってYUKATAなんだから

 海野は白がベースで赤い牡丹が入っている、田口さんは青がベースでこれまた青いアサガオが入った浴衣を着ていて2人ともとても似合っておる

 海野はクール系、田口さんはふんわり系だ。

 あぁ田口さんやっぱ可愛いな・・・

 やっぱまだ未練たらたらだな俺・・・


「よし行こっか」

 海野を先頭に人混みに入って行く

 しかしこれだけ人が多いとあれだな、俺で動きにくいのだから浴衣の2人なんてもっと動きずらいだろう。やっとの思いで少し広いスペースまで来れた。


「この祭りっていつもこんなに人多かったっけ?ってふおっ!?」

 2人に目をやるとなんと浴衣がはだけてるではないか。う、うなじが。素晴らしい光景だ・・・

 じゃなくて何とかして直してもらわんと。それに何だか周りの視線が・・・

「2人ともちょっと」

 道の端まで行き意を決して2人に伝える

「浴衣、はだけてる・・・」

 2人は顔を赤くして直ぐに崩れた浴衣を直す、その間2人を隠すように壁になる

 海野からは変態!早く言えとか言われる、何ゆえそんな事を言われるのか

 こんなんならもう少しだけ凝視しとくんだった

 浴衣を直し再び道を歩き出し途中にあったフランクフルトやたこ焼きを購入し皆でシェアし合う。流石にフランクフルトはくれなかった、くそう!

 しばらく行くとさっきよりも人込みが酷くなってきた。時間が時間だから仕方ない。

「人増えてきたからはぐれるなよ〜」後ろの2人に声をかけるが見事に既に分裂している。遅かったか。

 すぐ近くに田口さん、海野は少し遠いな。

 にしてもぎゅうぎゅうでまともに動けやしない、流れに身を任せて歩くのがやっとの状態だ。

 やっとの思いで田口さんと合流し海野を見るがさっきよりも遠くなっている。

 なんかまずいなこの状況。そんな事考えていると田口さんが人混みに押され倒れそうになる

「きゃっ」

「危ない!」

 しっかりと田口さんをキャッチし転ばないようにしたんだが手が妙な所に行ってしまった

 腕はいいんだがもう片方が腰に触れしてまっている。咄嗟の事でつい!

「大丈夫?」

「うん大丈夫。あ、ありがとう」

 笑顔が眩しい、これドラクエだったらアンデット系は消滅してるであろうくらい眩しい

「あ!海野は?」

 周りを見るがこの一瞬で見失ってしまったようだ

「あー見失ったな。電話はっと、繋がらないよなぁ」圏外である

「二宮君・・・」

 探すか、いやこんな人混みじゃ無理だな、はぐれた用の集合場所決めとくべきだったな・・・

「二宮君!」

「ん?」

「あの、手・・・」

「手?」

「もう離しても大丈夫だよ」

「ご、ごめん!」

 すぐに手を離し心を落ち着かせる、落ち着け俺たかが手だ。動揺するな。ああでも小さくて柔らかい手してたなぁ。じゃなくて今は海野だろ!

 でも今度は田口さんとはぐれるかもしれないからなぁ


「はぐれたらあれだしさ、服の端っこでいいから掴んでなよ。ね?」

 我ながら自然で言えたと思う

「うん、それじゃあ」

 そう言い田口さんは俺の服を掴む、何だこの付き合いたてカップルみたいなの!最高だ。


「あー完璧はぐれた」

 ケータイも繋がらないし参ったなぁ

 私海野遥はたった今1人になりました。理由は簡単

 わたあめ見てました。ごめんなさい。

 そしたら2人と凄い離れちゃって気付いたら見失ってはぐれました。

 うん、私が悪いな。こういう時は動かず待ってるのが1番かな?

 大人しく座って人の流れを眺めていると男に話しかけられる


「ねぇ?君1人?」

「彼氏に振られちゃった?俺たちが慰めてあげようか?」

 声の方を向くとそこには 下卑た笑いをする2人組み

 はぁ、本当最悪

「友達と来てるんで」

 冷たく言い放ちそっぽを向く

「友達なら一緒に周ろうよ、俺らも探してあげるからさ」

「そうそう、ほら行こうよ」

 男たちはそういうと無理やり私のうでを掴んで引っ張っていく

「ちょ!嫌!辞めてよ!」

 こいつら酒臭い。力も強いし逆らえない!

「何だよせっかく親切にしてやってんのに。調子にのるなよな」

 男の腕が振りかざされる

 叩かれる!そう思い思わず目を瞑る


「その辺にして下さいよ」

 二宮の声が聞こえ目を開けるとそこには男の腕を掴んで助けてくれた二宮がいてその後ろには和恵もいる


「あ?何だお前誰だよやんのか?」

「彼氏ですけど?文句ありますか?」

「っは!見え見えな嘘付いてんじゃねーよ」

 ッゴ

 鈍い音がして男の拳が俺の顔に当たった

「二宮!!」

「弱いのにしゃしゃって来るからだよ」

 それでも腕を離さず睨む、気持ちで負けたら駄目だと言い聞かせる


「おもしれぇとことんやってやるよ」


「お辞めなさい」

 声の主を見るとそこには浴衣の女の子がいた

 艶々した黒い長髪、雪のように白い肌、大和撫子という言葉がぴったりな女の子だ

「ち、千咲?」


「おい怪我したくなかったらあっち行ってろ」

 そう言われても尚男に近付いていく千咲、男に何かボソボソと言ったと思ったらその男は顔が青ざめ謝罪して消えて行った。


「おい、最後何言ってたんだ?」

「何も?」

 そう言いながら巾着に何かしまう千咲

 黒くて四角い・・・はい。わかった。

『スタンガン』じゃああれはもしかして脅してたのか・・・

 怖い!妹怖いよ!!こいつまじで死なないなら何でもしそうだな。

 そして最後の家に帰ったら説明してねお兄ちゃん!ってのが1番怖いわ


 とにかく千咲のお陰で丸く収まり事なきを得た

「大丈夫だったか?」

「うん、ありがとう」

 はるちゃーんっと抱きついて行く田口さん

「何であんたが泣いてんのよ」

「だってぇー」


 ようやく落ち着きを取り戻して再び祭りを楽しみみんなと別れる。

 じゃ、またねと別れを告げ帰路に着く

「ただいま」

 家に帰ると玄関に色々な物が置いてある

「何だこれ?」

「あ、たっくんお帰り〜」

「何これ?家出る前にはなかったよね?」

「あ〜なんかさっき届いてさ、父さんから」

「父さん?」

「うん、後これガネーシャだって。インドの神様らしいよ。こっちは猫のミイラだって。」


 インドにエジプトってどこ行ってんだ父さんは、てか本当にただの会社員なのか?疑問に思えて来た

 ガネーシャを見ていると手紙が挟まっていた


『家族へ。父さん明日帰ります。父より』

 p.sこれは全部お土産です。ちなみにこのミイラは奏汰にです。


 俺かよ!超絶いらない。てか明日?もっと早く言えよ。

 こうして一家の主が久々に帰ってくるのであった

遅れましたがやっと更新できました。読んでくださってる方々お待たせしました。

ではよしなに

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