11、山を越えたその先には天国が待っている
柔らかくて気持ちいい。それが最初に思った事だった。俺の体の両側が柔らかくて気持ちいい何かに挟まれている。
俺はこの正体を知っている、いや忘れられる訳がない。
そう、それは...
「おっぱい」
夏休み初日にして何とも素晴らしい目覚めじゃないか。目を覚ますと大きくはないが四つの柔らかい山に囲まれてる、男にとってこれ程の幸福は無いだろう。
一つ問題がある、いや厳密に言えば一つどころの騒ぎじゃない。
「これ、家族なんだよなぁ...」
しかしよく器用に顔の位置に胸を持ってけるもんだな2人とも。
今日も久々に抱き枕にされてるわけで1日が始まった。
「たっくんおはよ、昨日は激しかったね。お姉ちゃんすっごく良かったよ」
「おい誤解をまねくからそう言うこと言わないで!ただ夜更けまでゲームしただけだし!」
「お兄ちゃん本当寝かせてくれないんだもん、大っきくて逞しかったし、何より攻めが激しかったよ〜」
「寝かせてくれなかったのは千咲だし、大っきくて逞しかったのは使ってたキャラだろ!激しいのもただのハメ技!」
「やだ、たっくんたら妹に向かってハメるだなんて。不潔〜」
「お兄ちゃんにハメられちゃったの私。キャー、遂にお兄ちゃんが私の愛を受け入れてくれたんだね」
「もう突っ込むのもめんどくさいわ・・・」
『ツッコム!?』
もういいわ!!2人してハモるな!
夏休みと言っても部活があるからゆっくりはできないんだよなあ。
ん?メールだ。悠一から?
『奏汰、来週末空いてるかい?皆でキャンプ行くんだけど、一緒にどうかな?』
キャンプか、来年は受験だから行けなくなりそうだし思い出作りで行こうかな。
『うん空いてるよ。行っていいなら俺も行きたいな』
返信と。うお!?返信早いな。
『おっけーみんなにも伝えておく。決まり次第また連絡するよ』
早速予定が一つ埋まったな。楽しみだ。
今日は内容が決まったので最寄りのサイゼで打ち合わせの為集まっている。
メンバーは悠一、古谷、加藤、相田さん、海野、俺そして
た、田口さん?
き、気まずい。しかもつい対面で座ってしまった・・・
「行き先はメールで話した通りコテージの渓流キャンプ場で叔父さんがやってる所で安くしてくれたんだ」
ヒュー♪さっすがーと加藤と海野のテンションが高くなる
この後入念に予定を決め解散した
「来週から友達とキャンプに行って来るから家開けるよ」
「へーいいね〜キャンプか〜しっかり高校生やってんねー」
「楽しんできてねお兄ちゃん」
あれ?いつもなら2人して行く!!って言って来ると思ってたんだけど・・・
ま、友達同士のキャンプだから流石に付いてはこないか。
そう俺は安心しきっていたのだこれから起こることを知らずに・・・
当日悠一の叔父さんの車に乗り渓流まで来ていた。
うおー!すげー!と皆テンションが上がってるな。そういう俺もテンションは上がっている実は結構楽しみだったのだ
「あの、奏汰君。今日は楽しもうね」
「あ、うん!楽しもう!」
久々に話した気がする、やっぱり可愛いな田口さん。でももう振られてるんだな・・・
「すみませーん!隣のコテージに泊まる方達ですよね?お隣同士何かあったら宜しくお願いしますね。」
「いえいえ此方こそよろ・・・しく・・・姉さん・・・」
「てへっ♪」
ある意味楽しくなりそうだ
キャンプです。学生の時いってキャンプでは友達がBBQをひっくり返してテンションがダダ下がりした記憶があります。
ではよしなに




