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初戦闘

結構いいベッドだった。

異世界初日で眠れるかな~?

いろいろ考えこんじゃって不眠で何日も寝れなかったらどうしよっかな?

なんて考えてたのにベッドに入って3秒でスヤァでした。


ちょっと周りを散策しにいこっかな

家の周りには弱いモンスターしか出ないって偉い人が言ってたしな。

よし!出発!

の前にご飯ご飯

朝はそうだなぁ

卵サンド!とBLTといやカツサンドも捨てがたいな・・

いっそ全部もあり・・


『デブじゃな』


「デブじゃないです」


『ほう?』


「デブではない!」


『まぁ容姿は異世界セットに入れてあるしな』


「まじですか?!あれだ!鏡とか水面とかに姿が映ってこれが・・!俺?とかっていう!」


『いやそこまでは変えとらんよ?』


「は?異世界って言ったらイケメンになるのが定番じゃないっすか!」


『例外もあるのじゃ』


「そっすか・・」


朝食食べたし腹ごなしにちょっとお散歩いくか!

ついでに弱めのモブ倒してくるか!


と森の中をさまようこと5分

森の奥のほうで、枝が折れる音がした。


バキッ。


「……そんな音なる?」


『気のせいじゃろ』


バキバキバキバキッ!


「いや、明らかに音でかいですって!弱いんですよね!?このあたりには弱いのしかいないって言いましたよね!?」


『・・・・』


「・・・・」


『まぁ強くは・・・ない・・かの?』


「強くはないとは?」


ドバァァン!


「ぎゃぁぁぁぁ」


森の茂みが爆発した。

木々をへし折り、土を巻き上げ、岩を弾き飛ばしながら、何か巨大なものが突っ込んできた。


猪?みたいなモンスターだった。


これはあれだ定番のビッグボアってやつだな

『正解じゃ!正確にはエルダービッグボアじゃが』


「正解!やった!じゃないでしょ!正確なのいらなかった!」


『一応おぬしもステータス的にはギリ勝てるくらいは盛っておるぞ!』


「ギリ?!初戦闘ですがっ!」


大きさは軽トラック。

牙は1メートルくらいかな?いたそぉ~。

目は血走り、鼻息だけで落ち葉が舞い上がる。

ビッグボアと目が合う。


その瞬間、俺は悟った。

あ、これ本気でしぬやつ。


「ブモオオオオオオオオッ!」


「ぎゃあああああああああっ!」


ビッグビアが突進してきた。

幸い距離がまだあったのと直線的だったので

俺はなんとか右へ飛び退いた。

というか、転がった。


ヤツは俺がさっきまで立っていた場所を通過し、その先にあった大木に激突した。


ズガァァン!


大木が折れる。


「あんなでかい木が! 木が負けた!」


『見事な突進じゃなぁ』


「感心してるばあいですか!?」


『高みの見物じゃしな』


「他人事!?」


『がんばれ~~』


「初戦闘ですよ!?」


『しっとるよ』


「チェンジ!チェンジを要求する!」


『ほれくるぞ』


ヤツが振り返る。

鼻息が荒い。

地面を前足で蹴っている。

完全に第二ラウンドの構えだ。


俺は慌てて周囲を見回した。


なにかないか?使えそうなもの・・・

はっぱ・・・は無理だし

石!は俺が持てる程度の石じゃ・・

ってあれか?

近くに落ちていた太い枝を拾う。


「よし……!」


『それで戦うのか?』


「他にないんですよ!」


『まあ、ないよりはマシじゃな』


「ないよりか!」


ヤツが再び突っ込んでくる。


速い。

普通に車と同じような速度で突っ込んでくる。

さっきよくよけれたな・・


正面から受ける?あれを?

無理だ。

死ぬ。


とおもった時には足が動いていた

ギリギリで角を交わすが

ヤツの巨体は俺の体をかすめる

そのまま地面に飛ばされる

地面をころがり、何度か背中を打つ


「ぐえっ!」


持っていた枝が地面と岩の間に挟まる。

バキィッ!

枝が折れた。


「武器いいいいいいい!」


『あ~っはっはっはwひぃ~~wはぁ~はぁ~w

 ぶきぃぃぃってwww枝ぁぁぁじゃろww』


「・・・」


『だが折れた枝がちょうどいい具合に尖ったではないか』


くっそまじ。。この女神・・・


それにしても転がって打ったところが痛む。

普通に痛い。ところどころ出血もしてるし。


不老ってこんな時に役立つスキルじゃないしな・・・


「女神?様……これ、死にます……!」


『死ぬな~、がんばれ~w』


「精神論!」


『では助言じゃ。ヤツは突進後に少し隙ができる』


「なるほど!」


『まぁ遠くで止まると近づくまでに再ロックオンされるんじゃが』


「!」


ヤツはまた振り返ろうとしていた。

しかし、大きすぎる体と周りの木々に引っ掛かり時間がかかっている。

なるほど・・あそこを狙えれば!


俺は震える足で立ち上がった。

手には、さっき折れて尖った枝の残骸。


「ふぅ~~」


『急所を狙え』


「急所?!」


『ヒントは与えたのじゃ!』


「十分!」


とはいえどこだ?

定番で言えば眉間?

いやいあやあの牙の間に入る?うまく入ってもはねられる未来しか・・

自然と後ずさるが俺のすぐ後ろにはさっきヤツが倒した木の数倍の大きさの木があり下がれない

くっそ・・

どこだ?

横によけたとして・・

上から刺さるか?

あの木にぶつかって何事もなかったように振り返ってるし・・

皮は相当暑そうだよな・・


枝が・・刺されば・・・


ヤツがまたこちらを向いた。


ブフォォ

まっすぐ向けられる殺意。


俺は深呼吸した。


逃げられない。

なら、やるしかない。


「来いよ……」


『プ~~w来いよ!じゃってw!』


「うっさい!」


ヤツが突進してくる。


地面が揺れる。

視界いっぱいに巨体が迫る。

俺はギリギリまで待った。


怖い。

怖すぎる。


足が震える・・。


そして、ヤツの牙が届く寸前。


「今だっ!」


俺は横へ飛びながらヤツの目をめがけて枝を突き出す。

後ろの大木を枝の支えにして。

ヤツの突進の力が乗るように。


ヤツの牙は完全には避けきれなかった。

巨体にあたりまた飛ばされる。

脇腹に焼けるような痛みが走りうまく受け身が取れない

3メートルほど飛ばされ木に背中を打ち付ける。


「グフゥッ」


 焼けるような痛み。


「ぐっ……!」


もう手には武器はない

あの枝がうまくささっていてくれっ

そう願いつつヤツの方を確認する。

ヤツは木にぶつかったまま動かない。

枝はうまくヤツの目に刺さっていた・・・


「うおおおおおおおおっ!」


勝った?うまくやれたか・・・


『隙はついてないがのw』


ほんとこの・・外野め・・


ズシンッ

やつがそのまま地面に倒れこむ・・・


「ハァァア~」


 森に、重い沈黙が落ちた。


「……勝った」


『勝ったのう』


「ハハハ、やった!生き残った!」


『よかったのぅ~wところでおぬしはさっきわしになんて言った?』


「?」


無我夢中で覚えてないな

いやしかしあの生きるか死ぬかって時にあんな茶化してくる方が悪いんじゃ


『うっさいとか言いおったな?』


「いやあれは・・」


『うっさい』


ピシャァァン

俺はその場に仰向けに倒れた。


全身が痛い。

脇腹も痛い。

腕も足も限界まで力を振り絞ったせいかいうことを聞かない・・

ってか・・意識が・・・雷でとどめ・・・


『まぁ・・よく勝ったの。本来ならこのままに捨て置くが今日はサービスじゃな』


俺はそのまま拠点のベッドで朝まで眠った。らしい。

起きると家のテーブルにいちまいの手紙が残されていた。


『昨日はよくエルダービッグボアを倒したな。

 正直運も味方しての勝利じゃからこれからも苦難は続くじゃろ。

 褒美として傷の治療とベッドまで運んでやったから感謝するのじゃ。

 あとな

 普通な異世界来たら「ステータス」ってやるんじゃないのか?

 舞い上がりすぎじゃろ?

 しかも

 家の中にスキルと魔法の習得方法を書いた本があるって言ってなかったかの?。

 まずは結界の中で研鑽に励んでから外に出るのじゃ。

 ほんと良く勝ったのじゃ。

 十分に実力が付いた時には北の山脈を超えるがいい。

 古い知り合いにおぬしのことは話してあるのじゃ。

 おぬしのことは今後はダイジェストで楽しむのでいろいろやらかすのじゃぞ

 それでは本当にさらばじゃ』


「……女神?様。ダイジェスト・・・あとそうか・・・ステータス。。

 異世界セットってなんですか~~!」

まぁ・・あんな女神でもちょっと寂しく・・

ならないな・・・うん


俺は家を出て空を見上げた。


青い空。

白い雲。

そして横には、倒れたエルダービッグボア。


異世界は美しい。


「まずは……生き残る力だな」

家の中の本を読み漁って力をつけなきゃな。


それとこのボアは・・・

解体・・・?


まずは解体方法の書を見つけるか・・

あとナイフ的なものも・・・


ここまで書いて設定!ってなってます!

ほんとに設定何も関係なく進んでいるので今後生かしていきます。(予定)

あとなんか終わりみたいな締め方ですが続く予定です。

今後とも暇なときに読んでもらえればよろこびます。

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