表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
太陽の子供たち ~宇宙に進出した地球人の物語~  作者: さうざん
【高校生編】つかの間の日常
47/235

春のある日

新章、突入です!

春のある日。


1人の女子高生が駅前を歩いていた。



夕方の駅前は騒がしい。

観光客、学生、サラリーマン、主婦。様々な人が行きかう。


女子高生はそのあいだをすり抜けていく。





その時、突然腕をつかまれた。


「ちょ……っ!」


ウエキセンカは、保安隊時代に習った護身術のようなもので乱暴に腕を振った。が、手はなれない。


「ちょっと……!」


ふと相手の顔を見ると、それはかつて命を助けた人間だった。


「ユウキ……?」






「よぉ!」

「って、なんであんたがここにいるの?あんたの高校って東京でしょ?」

センカは腕をつかまれたまま、ひそひそと怒鳴った。

「その恰好……ここじゃ見慣れなくて浮くよ。第一私たち、結構顔が割れてるんだから、あんまり目立つことしないでよ。」

「ええっ、どっからどう見ても高校生じゃん。」

アサヒユウキは、ブレザーをしげしげと眺めた。

「小型の宇宙レーザー銃持ち歩いてる高校生がいるわけないでしょう?」

膨らんだポケットをつっつきながら、センカは頬を膨らませた。

「とにかく、ここだと目立つから……。」

センカはあたりを見回す。すでに2,3人ほどが立ち止ってこちらを見ていた。

「ああ、わかった。」

ユウキは急に真剣な目つきをした。

「お前に話があるんだ。」

センカは少し黙る。

「じゃあ、あそこのファミレス。」

センカは駅ビルを指さす。

「母親に『昔の仲間が現れておごってくれるらしいから夕飯いらない』って電話しなきゃ。」

「え?おごるの?」

「おごってよ!命助けたの誰だと思ってるの?」

「メカにとどめを刺したのは僕だよね?ね?」

高校生は駅前を笑いながら通り抜けていった。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ