青年たちの邂逅
ヒルタポリスのヒルタ宇宙軍司令部は、あわただしさを通り越して、軽い混乱状態に陥っていた。
先ほど、主力の残存部隊がヒルタポリスに入港した。負傷者の収容とデータの解析が始まり、メカの総旗艦であろうという見方が司令部を覆っている。
「最高司令官……フェルム最高司令官!」
「あっ、すみません。」
グレーゴール・フェルムは書類を片手にぼんやりしていたところを呼びかけられて、はっとしてあたりを見渡した。ヒルタ宇宙軍最高司令官の執務室には、数人の士官が詰めていて、積み重なった書類の山をえり分けている。
「ごめんなさい。その呼び名、まだ慣れなくて。」
「仕方ないですが、慣れてください。」
自分よりも2回りほど年上の士官に言われて、グレーゴールは息をのんだ。
例の一報が司令部に入ってすぐ、半ば訓練のような若い士官と兵士によるヒルタ本星防衛艦隊の新米指揮官として、順調に経験とキャリアを積む第1歩を踏み出すはずだったグレーゴール・フェルムのすべてが一変した。グレーゴールはいきなりヒュンベルガー首相に呼び出され、ヒルタ宇宙軍に残された戦力のすべての最高司令官になるように言われた。もちろんグレーゴールは「無理だ」と言ったが、ヒュンベルガーも、ヒルタポリスで生き残った軍の高官たちも、なぜかみなグレーゴールを推した。
グレーゴールはあっという間に執務室に押し込められ、ヒュンベルガー首相をはじめとする政府の高官や軍の高官、地球やリンネルーアの関係者との会談を重ねながら、引継ぎをしつつ、残存部隊の救助と調査を指揮しつつ、今後の動きを決めている。積み重なった難題に、何もわからずただ全力で対処しているが、時々ふと我に返ると、自分の引き受けた責任の重さに倒れてしまいそうだ。
周囲には、経験のある優秀な司令部付の人間がいくらか残っている。「本当に優秀な人たちはみな主力艦隊と主に消えた」とつぶやくものばかりだが、それでもヒルタ人の中でも特に優秀なものが集まった司令部だ。彼らは新米の若造でしかないグレーゴールに丁寧に仕事を教えながら、できる限りのスピードと正確さで仕事を処理している。それでもヒルタ宇宙軍を襲ったかつてない悲劇に、優秀な大人たちもなすすべがなく、いつものようにうまくいかないことに、1人また1人と、各々自分へのいらだちを募らせていく。本来ならそれをなだめ、一心にいらだちを引き受けるのが上に立つ者の仕事なのだが、グレーゴールはそれどころではない。みなグレーゴールに必要以上に負担をかけまいと必死だった。それがグレーゴールの、グレーゴール自身へのいらだちを募らせていく。
今も「呼び名に慣れない」というたったそれだけの微笑ましい悩みが、グレーゴールの上にのしかかってくる。この上ない罪悪感で胸がいっぱいになった。そんなグレーゴールの顔が、さらに司令部の空気を重くした。
「フェルム最高司令官、この書類にサインをしていただければ、一息つけます。……何もなければですが。」
先ほどの士官が疲れた笑顔で書類を渡してきた。
「広報官が記者会見で発表する内容の最終版です。」
「さっきのからの変更点は?」
「第4稿の段階では、生存が絶望的な艦の名前は伏せられていましたが、生存者からの報告と記録で、現段階で確実なものに関しては名前を挙げることになりました。生存者のリストも徐々に集まってきていますが、生存者の場合はプライバシーの件があるため名前や所属は公開はせず、収容された軍病院の名前と人数のみを公開します。」
「家族には連絡しているよね?」
「ええ、生存者の家族には収容された病院の名前を伝え、可能であれば見舞いに行けるよう手配しています。ですが戦死者に関しては、確実でないこともあり、こちらから戦死の連絡はしていません。問い合わせが殺到していますが、あくまで『調査中』としているため、遺族にとっては記者会見で家族の死を知ることになるでしょう。」
「あくまで調査中であり、確実な報告はできていないと断ったうえで、記者会見で発表してほしい。ショックが大きすぎるよ……。きちんと調査してから、各家族や関係者に司令部から連絡すると記者会見できちんと言うように伝えてください。」
「わかりました。フェルム最高司令官。」
「他に変更点は?」
「メカの解析の現状が更新されました。おそらく水の星地球と緑の星リンネルーアが気にしているところです。現在残存部隊のデータをヒルタ宇宙軍の研究所に移す作業をしていますが、移されたデータから解析を始めています。また、日付が変わるころには、ノトメイア研究所をはじめとする外部の研究所などにも解析に加わってもらう予定である、ということを発表します。」
「お願いします。他には?」
「あとは変更がありません。」
「わかりました。サインはどこにすれば……?」
「ここにお願いします……ええ、ありがとうございます。」
士官は書類をもう一度嘗め回すようにチェックして軽く頷いた。
「フェルム最高司令官。」
「なんでしょう?」
グレーゴールは、ずいぶん年上の士官を見上げる。
「今なら仕事も少し落ち着いています。ちょっと休んだ方がいいでしょう。1時間ほどですが、食堂に行って夕食でも食べてきてください。」
「え、でも、いつ何があるかわからないし……。」
「急ぎのようでなければ、ここの部屋の者だけでなんとかなります。緊急のものがあれば呼び出しますから。」
「でも、この部屋の人たちも……。」
「たしかに焦っていますが、あなたほどではありません。いや、あなたより焦ってはいけないんです、我々大人は。ここの部屋の者にも交代で休憩を取らせます。休むのも立派な仕事です。」
「……わかりました。1時間くらいで戻ってきます。」
「いえ、記者会見がありますからもう少し落ち着くと思いますよ。1時間半くらい休んでください。」
「……ありがとうございます。では90分ほど食堂に行ってきます。皆さんもきちんと休んでください。」
「では、私も書類を広報官に届けてきます。」
士官はさっと敬礼をした。慌ててグレーゴールも敬礼を返す。士官は疲れた笑みを再び浮かべると、踵を返してさっそうと部屋を出ていった。グレーゴールも重い体をゆっくり立ち上がらせて、食堂に向かった。
グレーゴールは食堂で定食を頼み、呆然とそれを口に運んでいた。疲れは予想以上に体に染みついている。食べたら食堂で仮眠でも取った方がいいかもしれない。しかし最高司令官が食堂で仮眠など許されるのだろうか。しかしだからと言って高官用の休憩室に入る勇気は、グレーゴールにはまだなかった。
「あなたがグレーゴール・フェルム?」
不意に名前を呼ばれて顔をあげる。目の前には、技術士官の印を胸に付けた同い年くらいの女性が、グレーゴールの前のあいた椅子に腰かけようとしていた。すらっとしたスタイルの良い長い脚が組まれ、腕をついてその上に顔を乗せている。肩につくくらいの長さの青い髪が片側により、彼女のすらりとした首がちらりと見えた。
「あ、じゃなくて、グレーゴール・フェルム最高司令官、ね。」
彼女はそういうとわざとらしく背筋を伸ばして敬礼をした。
「あーあ、下手したら懲罰ね。」
「士官学校だとそうなるかも……でも僕は気にしないよ。まだ慣れないし、いつも通り絡んでくれた方が安心する。」
グレーゴールはため息をついて、それからふと顔をあげた。
「えーと、君は……? それ技術士官のだから、えーと。」
「メイル・ノトメイアよ。ノトメイア研究所所長代理 兼 ヒルタ宇宙軍技術士官です。」
「あ、あなたが!すみません有名な方なのに。」
「いいのよ。わたしもあんたと同じ年の若造に過ぎないし。ちょっと他の人より冒険しちゃっただけ。」
メイルはぺろりと舌を出した。
「司令部から呼び出されたの。うちの研究所は自動防衛装置の開発と研究の第1人者だから、今回の件でも協力してほしいって。」
「そうですか……。ぼく、てっきりあなたは主力艦隊と共に行ってしまったかと思っていました。」
「敬語じゃなくてもいいよ、少なくともこういう場所ではね。センカもレイアもそういうとこ大切にするし。」
メイルはちょっと笑った。
「ほんとは行く予定だったの。でもね、以前リンネルーア軍から送られた情報でどうしても解析できない点があって、そこをあれこれ分析しているうちに出港の時間になってしまったのよ。」
メイルはそこでぐっと顔を寄せてきた。グレーゴールは一瞬どきりと胸が騒ぐのを感じた。
「実はね、まだ確信が持てていないんだけれど、逃げ出した『メカ』が高度な進化を遂げて、すでに人格のようなものを持ち合わせているのかもって仮説を、わたしたち姉弟は持ってた。」
メイルは先ほどより静かな声でつぶやいた。
「正確に報告書には載らなかった情報も多いんだけれど、レイアが以前リンネルーア軍が対峙したメカについて、噂レベルのものまでいろいろ情報をくれてね。いろいろ解析して、メカには人格が生まれているかもしれないって考え始めてたの。」
「メカに人格……?」
「もしかしたら、わたしの弟か妹かもね。」
「えっ……?」
「それで、その仮説を踏まえてあらためて解析してて、どうしてもひっかかるところがあって、でもそこをきちんと分析したらかなり前進できると思ったから、今回はヒルタポリスに残ることにしたの。データはあとから送ってもらえるし、うちの研究所の所員も何人か技術士官として乗り込んでいたから……。」
「……そうか。すまなかったな。」
「仕方ないわ、みんなそうだもの。寂しいし悲しいけれど、仕方ない。」
メイルの横顔を見ながら、グレーゴールは思い出した。地球のチームゼロ、そしてメイルの親友のセンカは、太陽系辺境防衛戦争で多くの死を見つめたという。そして彼女たちだけが生き残った。リンネルーアのレイア王女は、両親を亡くし、復讐に燃えて育ってきたという。メイルはメカによって多くの命が消えた星々と「ファーストコンタクト」をしたのだ。「みんなそうだもの」という言葉に、ここまでメイルが積み重ねてきた覚悟を感じ、グレーゴールは彼女から目を離せなくなった。
「そうそう、それでね。グレーゴール。」
「ん?」
「あんたに伝言があったの。」
「伝言ですか?」
「そうそう、さっき太陽系の宇宙移民自治政府のユウキから連絡が来てね、あんたと直接話したいことがあるって。」
「プロセルピナのユウキ……あ、あの人? 天の川憲章の時の。」
「そう、あの時すばらしい射撃の腕で大絶賛されたアサヒユウキくん。」
「でも、なんで僕なんかと?」
「どうせ、もうショウタとかカズマとかと話したんでしょ?」
「ああ、うん。ハシモトショウタ太陽系防衛軍最高司令官とは話したよ。ウエキセンカさんも。クラモトカズマ第3軍司令官は冥王星にいるらしくて直接会話はできなかった。バス・ミサカ第2軍司令官も忙しかったみたい。」
「なるほどね。」
メイルが目を細める。遠い星の友人たちに想いを馳せているのだろうか。
「まっ、ユウキとコネ作っとくのは悪くないと思うよ。地球も一枚岩じゃないし、ユウキとカズマがいる限り、残りの8人は宇宙移民自治政府を無視できない。いざとなれば味方にも敵にもなる存在よ。でもユウキはいい人。友人としてほんといいやつ。そこは保障する。」
メイルはそういうと小さなメモを渡した。
「ユウキのアカウントへの連絡先のアドレスはこれよ。すぐに連絡してあげて。」
「ありがと。」
「ついでにわたしの連絡先も書いておいたわ。何かあれば力になる。見返りはノトメイア研究所の所長代理として改めて請求させてもらうけどね。」
メイルはいたずらっぽく笑って立ち上がった。
「お互い、無理はしないでやってこうね。じゃ、また。」
グレーゴールは、手元の携帯端末にユウキの連絡先を打ち込んだ。メッセージを送り、定食を食べなおしていると、ユウキから返信がきた。
「今、ビデオ通話しても大丈夫か? できればプライベートで……、うん、まぁいいけど。」
グレーゴールがメッセージを送ると、すぐに通知音が鳴った。画面をタッチすると、画面が明るくなる。画面をのぞき込む2人の少年と食堂が映った。
「もしもーし。」
「もしもし?」
「ああ、もしもしって地球の挨拶みたいなもん。」
黒髪の青年がにやっと笑うと、緑がかった金髪のような髪の青年が口をはさんだ。
「正確に言うと日本だけなはずだ。」
「まぁそうだけど……改めまして、自己紹介をするよ。」
黒髪の青年がそう言ってさっと地球式の敬礼をした。
「アサヒユウキだ。宇宙移民自治政府戦略委員会委員長と、兼任でLSSE戦略局戦略第3課長、太陽系防衛軍第3軍戦略長とか副司令官とかもやってる。」
「簡単に言うと、太陽系の宇宙移民たちのリーダーだ。」
「宇宙移民自治政府の代表は引き受けてないぞ。年齢が年齢だし。お前はいちいちいちいち……。」
「ほんとのことだろ。宇宙移民再建協会時代から、お前は宇宙移民たちの希望の星だ。その影響力は計り知れない。」
ユウキがぶすっとしている横で、緑がかった髪の青年が再び話し出す。
「見た目で分かると思うが、僕はリンネルーア人だ。ヘムルート・エルドーア。ランダルー・エルドーア伯爵の息子だ。今はそれ以上でもそれ以下でもない。しがない地球に観光に来たリンネルーア人の1人に過ぎない。」
「ちなむと王家のためにリンネルーア王宮の影と闇の部分を牛耳ってるのがエルドーア伯爵家のお仕事で、ヘムルートくんも黒い考えをいっぱい持ってテラポルトスにいるってわけ。」
「アサヒユウキ、いい加減にしろ。」
「ほんとのことだろ?」
2人はじろりとにらみ合う。
「アサヒユウキさんにヘムルート・エルドーアさんですね。」
グレーゴールがそう尋ねると、2人はこっちを見た。
「敬語じゃなくていいぜ。」
「ええ、これはあくまで非公式なおしゃべりですから。」
「すみません。あ、僕はグレーゴール・フェルム。本日付でヒルタ宇宙軍最高司令官に着任しました。」
「災難だったな。」
「お悔やみ申し上げます。」
「ええ、僕も気を抜くと倒れそうで……。」
3人の間にちょっと寂しい雰囲気が流れた。
「地球もリンネルーアも、軍の最高司令官がずいぶん若すぎるのが気になっていたが、まさかヒルタまでとは、ね。」
ヘムルートが沈黙を破った。
「どうなるんだろうな、これから。」
ユウキもつぶやいた。
「なんだか申し訳ないですよ。僕以外にも人材はいるというのに、なぜ僕が。」
グレーゴールはつぶやく。思えば初めてつぶやいた本心だった。
「ところで、グレーゴール、ユウキ。実は2人に話があるんだ。」
ヘムルートが静かにそういった。
「誰に伝えるべきか悩んだんだが、たぶんグレーゴール、君だと思って伝える。ユウキもだ。ショウタではなく君に伝えておくべきことだと思ったんだ。」
「ヘムルート?」
グレーゴールは首をかしげる。
「そんなに重要なことなのか?」
ユウキが尋ねると、ヘムルートは頷いた。
「父からきた機密事項だ。そしてそれは不思議な伝達のされ方をしている。」
「不思議な伝達のされ方って?」
グレーゴールは思わず身を乗り出した。最高司令官の自分すら把握していないことなのか。
「ヒルタの残存部隊の上官が、極秘にヒュンベルガー首相に報告した。すぐにリーヒ女王にも情報は送られた。どうやら政府関係者の間には徐々に広まっているらしいんだが、肝心の人たちに情報がいかないように徹底されているんだ。」
「『肝心の人たち』?」
「お前らだよ、アサヒユウキ。」
ヘムルートが静かに告げる。
「まず『チームゼロ』全員に伝わらないようにされている。おかしいだろ。ヒュンベルガー首相がリーヒ女王に真っ先に共有する情報なら、そのまま太陽系でもっとも信頼できて力のあるチームゼロの面々に伝えるはずだ。内容はおそらく今回のメカに関すること。政治的にも安全保障的にも重要な案件だ。なのに『チームゼロ』ひいては太陽系にはまったく情報が共有されていない。むしろ避けられているんだ。それに『レイア王女』にもだ。」
ヘムルートはそこで息を吸い込み、ふたたび静かな声で続けた。
「レイア王女はリンネルーア軍の最高司令官だ。本来最高司令官と王は兼任されるものなのだが、リーヒ女王はあえてそれをレイア王女に任せている。それだけレイア王女を信頼しているんだ。当然レイア王女にはあらゆる機密情報が入ってくる。安全保障や外交に関するならなおさらだ。それでもレイア王女とその周辺には一切語られていない。そして、『メイル・ノトメイア』だ。彼女はメカ開発者の娘にしてメカ研究の第1人者だ。メカに関するあらゆる情報は彼女が引き継いだ研究所に集められる。当然この件についても真っ先に知らされるはずだ。」
「どんな情報なんだ?」
ユウキは、静かに聞き返した。
「お前はそれを話していいのか?」
「父からは、公式な発表があるまである3人には絶対に話してはいけないと念を押された。『レイア・リンネルーア』『メイル・ノトメイア』そして『ウエキセンカ』の3人だ。できれば『チームゼロ』の面々にも隠しておいた方が賢明だろうと。」
「僕もそのチームゼロだ。ゼロのパイロットだぜ。」
「わかってる。だがお前はテラポルトスの8人とは違う。」
ヘムルートはそう言ってユウキを見つめた。
「だからショウタやコウスケではなく、お前に伝える。地球人でウエキセンカに近い人に、このことを知らせておくべきだと考えたからだ。」
ヘムルートはそこでちょっと視線をそらした。
「父は、現『影の盾』ランダルー・エルドーア伯爵は、地球での一切を僕に任せた。『我らが王家のために』ぼくらはどんな闇を背負ってでも、どんな陰に飲み込まれようと、盾になり続ける。『女王と未来の女王のために』僕は動く。僕は未来の女王とその友人たちに近い存在がこのことを知っておくべきだと考えた。だから言う。」
悩みを振り切ったような顔でヘムルートは、ユウキと画面の奥のグレーゴールを見た。
「ヒルタ宇宙軍の主力艦隊が、壊滅してまでも手に入れた情報は2つだ。」
「2つ……。」
グレーゴールは唇をかむ。ヘムルートは静かに頷いて続けた。
「1つはメカの総旗艦、逃げ出したヒルタの自動防衛装置の中枢で、ぼくらリンネルーアにとっては忌まわしき敵の本陣、その居所だ。そしてもう1つは、それを開発し、暴走を止めようと逃げたメカを追って消えた、エピメーテ・ノトメイア博士とその妻パンドールラ・ノトメイア博士の乗った調査船と同じ種類の機体が、その宇宙の裂け目を通った痕跡だ。」
いつの間にか余裕で取引らしいことまでできるようになったメイルに驚きました。




