表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/26

第16話:藤春紅雨と夜の宴

夕食の話です…たぶん。

「あ〜私のエビフライ盗ったぁ!」

春の洋食弁当からエビフライを奪う。

「お前らのせいでブラックリストに載せられたんだ。ひとつくらいよこせ。」


「知らないよ!どうせデザートはカフェゼリーだ、とか店の中で大声で言ってたんでしょ!?」

「な、なんでそれを知ってるっ?」

「アハ☆私の家の近くのスーパーでもやったの覚えてないのかな?おかげで一時期そのスーパーに行けなくなったんだよ〜!」

「まぁそれは…とりあえず置いといて、うん、オムライス美味いなぁ!」

パクパクとデミグラスソースのかかっているオムライスを食べる僕。ついでにエビフライもしっかりと食べる。春があ〜と叫んでいる

「あ、ごまかしたぜ」

「そうね、ごまかしたわね」

ベットに座りながらボリュームトンカツ弁当を貪り食う秋雨とたらこパスタをスプーンとフォークを使い上品に食べる紅葉。コンビニのパスタでスプーンを使って食べる奴は初めてみた。ちなみにパスタの本場イタリアではスプーンは使わないらしい。


現在、友人3人とコンビニ弁当で夕食中。勉強机に僕、テーブルに春、ベットに秋雨、紅葉という配置だ。

「おい、ベットを汚すなよ。」

とりあえず言っておく。トンカツソースとたらこの臭いがするベットで寝るのはさすがに嫌だ。

「な〜んか、顔が痛いなぁ?なんかあったのかなぁ、全然思い出せないやぁ」

「それはお前が悪いん…」

「確か寝て…」

「秋雨!サラダ食うか!?豆腐とじゃこのサラダ!うまいぞ〜!」

とっさに僕の前にあるサラダを渡す。

マズい情報は消すに限る。

「お〜うめ〜ありがとうな!」

バリバリ食べ始める秋雨。畜生、新作サラダが…。

「しかし喉が乾いたな、下行って麦茶とってきていいか?」

「ん…麦茶ならここに、ってもう空か。僕行くよ?」

「いやいやいや!気にすんな!飯までゴチになってなにもしないわけにはいかないだろ?」

と、言って部屋から出ていった。

「おい誰もおごりなんて一言も…」


「おごり☆さすが藤ちゃん!ありがとう!」

「藤、男らしくなったじゃない!見直したわ!」

ちなみに上文が春、次が紅葉だ。畜生割り勘なんて言えない雰囲気だ。コイツら、本当に…。

「…今回だけな。」

また昼飯がおにぎり一個が続くのか、あれは幻覚を見るくらい腹が減る。母さんに弁当作ってもらおうかな?

「そいや春、何時まで寝てたんだ?」

「藤ちゃんが帰ってくる10分前くらいかな?とりあえず秋雨くんも起こしたの。秋雨くんも寝てたんだね?」

「あ、ああ、寝る子は育つからな、ハハ…。」

春が?って顔をしていたが説明はしなかった。とりあえず笑いを堪えている紅葉がムカついた。

「ほい、お待たせいたしました〜!冷たい冷たい麦茶ですよ〜!」

そう言って戻ってきた秋雨。

「わぁ〜麦茶頂戴!ちょ〜だい!」

春が子供のようにねだる。高校生には見えないな。

「はいはい、どうぞ〜!」

「わ〜い、いただきま〜す!」

ゴキュゴキュと麦茶を飲み干す、いい飲みっぷりだ!ビールのCMを思い出す。

「マズい!もう一杯!」

と言ってまた一つグラスに入った麦茶を飲み干す、僕と紅葉は自分のグラスを確保したので秋雨のぶんが無くなる

「え…ちょ…ちょっと…マズいよ…ってお前らも…」

呆然とする秋雨、修行が足りないんだよと思いながら僕も春を真似てビールを飲むように麦茶を喉に流し込んだ。その瞬間…!!

「ガハッ!喉がぁ!喉がぁ〜!」

体全体が熱くなる!燃えるような熱さだ!一気に体温が上がる!そして全身から汗が出た!これは…

「ごほっごほっ…ああ、秋雨…謀ったな…これは…酒じゃないか!」

「ジャックダニエルを一気飲みするとは…間違いなく漢だぜ藤!」

ひとり飄々とトンカツを貪る秋雨。

「まだあるからな!じゃんじゃん飲め!」

「未成年は…飲んじゃいけない…ぜ」

「お前は飲んでるけどな。」

そう言いながらチューハイの缶を開ける。ひとりでん〜美味い!って言ってますよアノバカ!ハハハ、このやろう美味そうじゃないですか…ちなみに酔ってませんよ!?意識はあるから!!←※注 酔っぱらいはみんなそう言う。

「秋雨〜僕にもチューハイよこせ〜!でないとまた殴るぞ〜!」

「藤お前酒弱っ!!さっきと言ってること違うぞ!」

「うるさいっ!ここは僕の部屋だ!僕が一番偉いんだ!だから秋雨く〜んチューハイくれ〜!」

「意味がわからん!そしてくん付けで呼ぶな!キモいわ!わかったよ。ほれっ!」

まだ開いてない缶を投げてきた。なんとかキャッチできた、やったぜ!スクリュードライバーだ!

「藤がこんなに酒癖が悪いとは…なぁ紅葉…」

「キャハハハハハハハハハハハハ、藤〜ナイスキャ〜ッチ!ハハハハハハハハハハハハ!!」

「イエーイ!カンパーイ!!」

ハイタッチのかわりに一気飲みをする僕と紅葉。紅葉…いい飲みっぷりだ!こりゃあ負けてられにゃいぞ〜!

「紅葉…お前もか!しかも…笑い上戸…。」

「秋雨くぅ〜ん!うなだれてる場合じゃないよ〜!飲みなさーい!」

「畜生!こうなりゃヤケだ!」

「秋雨〜いいねぇ!よし!俺も!」

対抗して一気飲みだ!

10分後…

「デヒャヒャヒャ!藤やるじゃねぇか〜!」

「お前もな秋雨〜顔じゃ負けるが酒なら負けないぜ〜!」

結局秋雨も弱かった。しかしやる気(飲む気)だけは充分だ!

僕と秋雨と紅葉の3人は飲み続けた…3人?誰か足りないんだよね?

「…春?」

「…ハイ?」

「なんだ起きてんじゃ〜ん!どうしたよ〜?ずいぶんしずかじゃないか?

「え…そう…ですか?」

なんか変だな?

「どうした?気分悪いのか?」

「そ、そんなことないよ!普通ですっ。」

「なぜ敬語っ?」

なんか大人しい…なるほど…春は酔うと静かになるのか。なんか…

「春…カワイイな。」

「えっ!?そっそんなこと…ないです…」

なんか最後のほうが聞こえない、くらい消え入りそうな声…迷子になった子供みたいだ。もともと身長も低いし本当にそう見えてくる。

この春いいなぁ…いつもの元気な春もいいけどこの男心を刺激する春もかなりいい!

「なんか美味しそうだ…」

「ええっ!?」

「おい藤っ!?」

「キャハハハハ藤だいたーん!」

戸惑う春、動揺を隠せない秋雨、面白がる紅葉…夜の宴はまだ続くのであった。


未成年は絶対お酒を飲んではいけませんからね。これだけは覚えていてください。あと女の子に美味しそうとも言ってはいけませんからね!

次回、宴の終わり?っぽいのを予定。


また不定期更新になります。時々読みに来てくださいm(u_u)m

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ