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第15話:幕間・春の作戦と冬の到来

幕間です。春の頑張りがみえるかもしれません。

GWの初日…誰もが旅行や長い睡眠をとり日々の疲れを癒す連休。

しかし一人の女子高生は違った…。

(語り:天川藤)

「GWに藤ちゃんともっと仲良くなろう大作戦〜!!」

自分の部屋で騒ぐのは私、柳川小春 17歳 身長145cm 体重…○2kg 髪はセミロングで黒髪に近い茶髪、ちなみに誕生日は5月5日の端午の節句!完璧男の子の日だね☆でもちゃんとおしとやかに生活しておりますわ〜!微妙に春じゃないから名前とあってないね?とか言われるけど別に気にしない。

「だって春じゃない!小春だもん!」

そういつも言い返すの、そう言うとみんな

「そ…そうね…」

って納得してくれるの!

このテンションでいけば間違いなく藤ちゃんを倒せるわ!

「明日こそ勝負よ、藤ちゃん!負けないんだから!」

いつの間にか勝ち負けになっているのは気にしてはいけない。(語り:天川藤)

「五月蝿いお姉ちゃん!静かにして!」

バタンとドアを開けて入ってくるあたしの妹、柳川やながわ 冬奈ふゆな 15歳、今年笹場高校に入学したピッチピチの高校一年生!ちなみに顔は瓜二つで双子とよく間違えられるくらいよく似てるの!私より少し背が高い149cm、髪は私より少し長く赤髪に近い茶髪、親も染めたことないって言っていたのに茶髪だから髪の色素が薄い家系なんだと思う。そして体重も私より少し重い…

「重くない!人のプライバシーを語らないでっ!」

「語りに割り込むなんてやるじゃない冬奈、妹の成長が見れてお姉ちゃん、嬉しいわぁ!」

目をキラキラさせて言った。すると冬奈が小さな声で…

「お姉ちゃんの胸は成長してないけどね…」

辺りが凍る。

言い忘れてた…妹は生粋の毒舌の持ち主だ。だからいつも…

「死にたいらしいわね冬奈?今だったら許してあげるわよ?」

「冗談は胸だけしてよ、70の…から成長してから言ってよね?」

「ムッキィ〜!もう許してあげないんだから!覚悟しなさい!」

と、言っても不用意に近付けない。なぜなら冬奈は私と違って打撃系だから間合いが広いのだ。

「どうしたのお姉ちゃん、来ないの?まさか怖じ気付いた?」

流石にカチンとくる。

「ちぇりゃぁぁぁぁぁ!」

「猪突猛進のバカなお姉ちゃん…楽勝ね」

冬奈の間合いに入る。その瞬間必殺技を出す。

「あ、ネズミ。」


「えっ、ウソっ!?ね、ね、ネズミ!?」


「ウソっ!隙ありっ!」

「えっ、わっ、キャァァァァ…」

冬奈の腕関節を決めてベットの上に抑えつけた。

「いたたたたたたたたたたた…痛いよ、お姉ちゃん!」

「どう、まいった?ごめんなさいは?」

「…ごめんなさい胸なしお姉ちゃん」

「ご・め・ん・な・さ・い・は?」

「いぎっ…ごめん…なさい。」

「まったく、わかったならいいのよ」

と言って放してあげた。

「次は負けないからっ!!」

捨て台詞をはいて隣の部屋に戻っていく。毎回これの繰り返し。

「はぁ、意外に進歩しないのは冬奈の方なのよね〜。」

妹の成長のなさに不安を感じるわ…大丈夫かな、高校で悪い虫に襲われないかしら…心配。

「いけないいけない、藤ちゃんと仲良くなろう大作戦の準備を…とりあえず明日藤ちゃんの家に乗り込んで…口実は生徒会のミーティングで…紅葉と秋雨くんに連絡を…3時くらいに集合で私が早めに行って…それで…ああなって…こうなって…フ、フフ、フフフフフフフフフ…☆」

「お姉ちゃん五月蝿いっ!」

妄想族は誰にも止められません(語り:天川藤)



そして夜が明ける…


「準備万端!さて行くぞぅ!」


白のロングワンピに日傘!まさにお嬢様風!これでバッチリ!

只今2時15分!結局寝たのが朝の5時!起きたの8時!リハーサル(妄想)していて眠れなかったわ!起きてからも眠れなかったし!


日差しに負けてフラフラ歩きながら藤ちゃんの家の前に到着!普通インターホンを押すけれどバレないように今回は押さない、むしろ押したって言ってゴリ押しよ!

ラッキー!カギは開いてるし!ご両親にバレたら…そこで作戦失敗になるからそーっと入ってそーっと移動する。静かだ…誰もいないのかな?2階から物音がする。確か藤ちゃんの部屋は2階だったはずだからいるっぽい。静かーに階段を登り静かーに部屋に入る。う〜ん、日傘が邪魔〜。なんとか到着。藤ちゃんはぼーっとしていてこちらに気付いてない。

「クーラーつけながら温かい飲み物は邪道だよ?」

これが作戦開始の合図!眠いけどテンションあげなきゃ!戦いの時は来たわ!

「…ん、藤……」

10分後、藤ちゃんが眠っている私を見て理性と欲望と戦っているなどつゆ知らず…私は眠気に負けて夢の中にいたのでした〜!チャンチャン☆

冬奈の登場です。いつか本編にも出てきます。

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