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相変わらず、夏澄は一人でぺらぺらと喋っていた。
この前とんでもなくデカいパフェを食べただの、ドッグフードを食べてみたら結構イケただの。楪が「うん」「そうなんだ」と相づちをうつだけで、夏澄は嬉しそうに笑った。
やはり夏澄は楪の家までついてきた。家につくと、パン介が出迎えてくれる。いつものことだが、パン介と夏澄は仲が悪いらしく、お互いに威嚇し合っていた。
「夏澄って犬嫌いなの」
「好きだよ。でもパン介はダメ」
「なんで? 可愛いじゃん」
「楪が『可愛い』って言うからヤダ!」
「意味分からない……」
犬みたいなヤツが犬に嫉妬して何になるのだろう。楪は呆れた顔で夏澄を見つめる。
楪ははいはいと言いながらパン介を抱き上げて、家のなかに入っていった。夏澄はこの世の終わりのような顔をしてパン介を見つめる。パン介はへっへっとご機嫌な様子だった。




