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犬が転生したら飼い主と同級生になった件  作者: さく
第四章

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 夏澄は、女子から異様にモテる。


 モデルのような顔立ち、スタイル。朗らかな性格。ちょっと変わっているところも、女子からすると「ミステリアス」らしい。


 だから、夏澄はよく女子に囲まれている。


 それを見るたびに、楪の心は鬱屈とする。


 あのなかから、夏澄は誰を選ぶのだろう。夏澄のイチバンは、誰になるのだろう。



「――楪!」


「……うん?」



 数多の女子たちからなんとか逃げてきた、と様子で、夏澄が楪に駆け寄ってきた。



「一緒に帰ろう! 楪!」


「……べつにいいけど」



 ――なぜ、夏澄は自分に着いてくるのだろう。


 あまり、期待をさせないでほしい。


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