2話 3度目早々盛大に寝過ごす
やっぱ短いです。
次話からは長めに書く様
気を付けます。
最初は2、3日毎で頑張りますが
暫くしたら
毎週月曜15:00くらいに投稿する予定です。
ああ。
なんてことだ。
ここは1度目に死んだ路地じゃないか。
死ぬ直前までの恐怖と
絶望が蘇った様な気がした。
それは丸で頭に攻撃して来たみたいで。
「あうっ、うぁぁあううぅ…!」
酷い頭痛が俺を襲う。
「がっ、くっ、ここで倒れたらおしまいだな…」
こんなところで倒れるわけにはいかない。
それに、ついさっき気付いたがどうやら今
夜中の様だ。
ここにいては危険である。
死亡場所であるからか?
とにかくそういう勘が働いたので
動かない体を無理に動かして移動した。
運良く近くに休めそうな廃墟があったので
取り敢えずそこに入る。
「とりまこん中入ったけどずっとここにいるわけにもいかないし、住むところはないし…
だークッソ!
なんでこんな都会に転生させんだよカミサマさんよお!こんなとこに住めるわけないだろ!?」
脳裏には野宿という文字も浮かんだのだが
それについては友達の前で
野宿する奴は屑しかいないとかいう
バカな偏見をお披露目したばかりなので
すぐに消えた。
しかし、すぐに意識する。
「この場合は野宿も仕方ないよな。うん。
……でもなあ。今の時間は何時なんだ?
あの日の前なのか、後なのか。
ここら辺は建物が崩壊してなかったからまだ
よく分からねえな。
明日は調査かな…」
色んなことを考えながら、目を瞑る。
気付くと朝になっていた。
頭痛は引いた様だ。
だが。
太陽を見ても、周りの動きを見ても、
明らかに昼を過ぎている。
「おいおいマジかよ…
3度目初日から寝坊とか萎えるんですが…
チッ、カミサマの野郎め」
怒りの矛先を自分に向けるのは
嫌という理不尽な理由で
寝坊の犯人にされるカミサマさん
可哀想とかいう思想が湧いた俺って
優しいなあ。
きっと女子とかにモテまくるんじゃねえの?
そういう意識をこの前も持ったまま
バレンタインに臨んで
本命チョコどころか義理チョコでさえ妹からの
1個しかもらえなかったのは
言いようによってはいい思い出かもしれない。
とかなんとか、思い出をしみじみと感じてたら
近くのラジオか何かから
「正午のニュースです」
という声が聞こえた。
「近くに人いる上に
正午まで寝過ごすとかマジで勘弁して」
心に素晴らしく大きい傷を負いながら、その廃墟を後にした。
最近マンションのエレベーターで
歌ってたら、監視カメラと一緒に
マイクもあったこと知って
恥ずかしい思いしました。




