9話 上る日に
今回藍の出番ないです
藍と世間話で暇を潰していると、
カミサマがやって来た。
「さあ、召喚の準備が出来た。
こっちに来て。」
カミサマに誘導されて
見たことのない建物の中を進んで行く。
道中には空を飛ぶ本や、
忙しそうに動いている素材らしきものなど
摩訶不思議なものばかりだ。
そして、1つの不気味な部屋にたどり着く。
そこには理解出来ない魔法陣がある。
魔法陣には文字が書かれているが、
どうやらルーン文字のようで、
奏太達には何が書いてあるのか
まるで分からなかったが、
カミサマに聞くこともなくスルーした。
「その魔法陣の中心に立って。
そうしたら動かずに直立不動の姿勢で
待っててくれる?召喚には力がいるからね。」
そう指示されるがままに動いた。
そして、中心に移動して、
しばらく疑問だったことを聞いた。
「なあ、カミサマさんよ。
さっきE次元とか言ってたが、
それはA次元やB次元もあるのか?」
「あるよ。
次元はアルファベットでランク分けされていてね。危険なものから順に
SXa次元、Sea次元、SS次元、S次元、A次元、B、C、D、E、F、G次元とある。
特に上位の2つに行くなんてこと、
自殺行為と同じくらいさ。
恐らく、普通であれば次元に侵入した時点で
脅威に襲われて終わりだろうな。
だが最終的にあの地獄の惨禍を防ぐなら
SXaはともかく、Seaで余裕で生活出来るほどの
スキルがないとな。
言っておくが、あの惨禍は普通の事故じゃない。
恐ろしい脅威がいるんだ。」
「なあ、あんたさっき敵と脅威バグっつってたけどさ、何が違う訳?ってかそもそも脅威バグってなに?PCじゃあるまいしな」
「そうだな…
敵とは、その名の通り、
我々に対し、敵対行動をとる者達のことだ。
脅威バグとは、その敵に変異が起こり
かなりの危険物になったり、
酷い時は脅威に近付くだけで力が奪われて、
抵抗出来ないまま殺されるような…
いわば、"化け物"だよ。」
「ほう…
てことは、敵はともかく、脅威には
近づかないほうがいいんだな?」
「やはりそこは次元にもよるけど、
そういうことだな。
言うまでもないが上位の脅威は危険だ。
一定の力がつくまでは
避けたほうがいい。
幸いなことに脅威は知能も低下するため
気配を全く消さないんだ。
君達はまだ自身のステータスを確認出来ないだろうが、僕の予想では、気配の認知は
かなりの腕前だろうな。
そこは君達に委ねるとするよ。」
「ふーん…
まあ、それならいいよ。
じゃ、そろそろ召喚してくれるか?」
「ああ、悪いな。
今やるよ。
…因みに、どの世界にも人はいる。
皆職業はそれぞれだが、
色んなことを知ってるだろう。
迷ったら、聞いてみるといい。」
「そうか……
忠告ありがとな。
あんたも案外まともなんだな。」
「そりゃあね。
………この先大変だろうけど、頑張ってな。
じゃあ、召喚開始!!」
周りに流れる力を感じた。
風が吹き、我が身の周りを回っている。
「…じゃあな。
カミサマさんよ。
また、今度に」
そうして、この世界を発った俺たちだった。
マリカ8DX、
レートがなかなか上がらないです…




