兄弟
一日二本目です
わりとじしんあるかも...?
真就してからもう3年がたった。あの魔導書が手に入って以来俺の魔法のレベルはぐんぐんと上がっている。矛の術もベルデンに日々鍛えてもらっているからかかなり上達した。今のところかなり充実している。
「シーヴァルちょっときて。」
「今日はそこまでにしておけシーヴァル母さんと父さんから大切な話がある。」
「わかりました。今行きます。」
急にどうしたのだろうか。嫌な報告でなければよいのだが。
「急にどうなさったのですか?」
「えーこの度シーヴァルに弟か妹が生まれます!なあ母さん!」
ベルデンは満面の笑みを浮かべて俺に伝えた。だが俺は...
「どうしたの?シーヴァル大丈夫?」
カイルは不安そうに言った
「あ、いえ気にしないでください。嬉しいですね家族が増えるというのは」
俺はこのとき良い反応ができなかった。兄弟が増えたら構ってもらえなくなると思ったから?そんなくだらない理由ではない。むしろ賑やかになるから嬉しいことである。では何故こう上手く反応できなかったのか。思い出してしまったのだ、前世の頃の弟・平家盛のことを。家盛は狡猾で卑怯な男であった。家盛の血筋は俺よりも高貴なもので多くのやつが家盛こそが正当な跡継ぎであると言ってやがった。さらにあいつは俺がなにかやらかすたびに法王や貴族どもに媚びを売り朝廷内での地位を固めていった。はっきり言ってあいつが生きていたなら俺は間違いなく平氏の棟梁としてあそこまでの権力を握ることができなかっただろう。「生きていたら」という言葉から分かったかもしれないが、そんな卑怯で狡猾でまさに天才であった家盛は20代半ばで急死したのである。俺はその時ざまあないと思った。しかしその家盛りの死に様の言葉を聞いたとき私は倒れそうになった。あいつは
「我についてきてくれてありがとう。だが私の死後は兄上しか平氏を変えられない。一流の武士にすることはできない。分裂をすることなく手を取り合っていけ。」
そう家盛一派に伝えていたのである。俺も当然あいつに対して敬意は持っていた。だが家盛は敬意やライバルとして以前に誰よりも俺の実力を認めており誇れる兄だと思っていたのだ。だが俺は家盛に対して何も言えなかった。それどころか死んだことを喜んでしまった。だから兄弟というのは俺にとっていいものではない。
「シーヴァル。もう夜は静かにするからな」
ベルデンはニヤけて言った。俺の元気がないことに気づいたのだろうか
「大丈夫よシーヴァル。私にとってはあなたも大切だから。」
カイルは優しく微笑んだ。
俺のトラウマは消えていない。だがこの8年で俺は知っている。この家族となら徐々にトラウマを克服できるかもしれないと。
日に日にpvが増えていて嬉しい限りです
これからもお願いします




