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ヴェイザリオンからの手紙

 ーシーヴァル視点ー


 ウェンがどこかへ行ってしまった。俺が一人の女のためにここまで萎えたから愛想尽かしたのだろう。


 まあ仕方ないことだ。すべて俺に原因がある。


 そもそもあいつは俺に惚れてついてきてくれたんだ。それが一人の女のためにここまで凹んでいるとウェンが逃げていくのも無理はない。


 ユリハにも怒られてしまったな。お前の本当にすべきことはアズラの討伐だと。


 立たなければいけない。なのに俺はいつまでも布団の中から出てこなかった。


 そんなある日のことだった。俺の宿舎に手紙が届いた。


 それはあのヴェイザリオンからであった。


 ーシーヴァル君へー


 こんにちは。ヴェイザリオンだ。覚えてくれているかな。


 君の連れていたあのウェンディ君だったかな。その子がここを訪れたよ。


 「旦那のために」って言ってたな。実は僕もこの結婚に対しては消極的なんだ。


 なぜならこの結婚による同盟は長くは持たない。なぜなら互いに望んだ恋愛結婚ではないからだ。


 そもそもこうなった原因は僕たち若者ではない。魔王や様々な人の思惑が重なってこんな状況になってる。だから今回は君に一つ提案をしたいんだ。


 この結婚を破棄する。その代わり君の知略とその魔法を使って僕に協力してほしいんだ。

 

 難しくはない。ただ僕がなにかお願いしたら共に戦ってほしいんだ。


 良い返事を待っているよ。英雄よ。


 それを読んだとき俺はなんてことをしたのかと思った。ウェンが自分のために動いているのに俺はなにも返せていない。


 ただ布団にこもっているだけだった。


 いつからか、身内に優しくするのは俺の性分だったのによ。弱いぞ、平清盛。


 俺はヴェイザリオンに手紙を綴った。

どうでしたか?


ヴェイザリオンに協力するとは一体何なのか


次回に乞うご期待

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