老人の話
こんにちはだにこです
いつもありがとうございます
あれから数日がたった。この吸血鬼の女はあのあと口はしばらく開かなかったがついてくることになった。
その吸血鬼の女はユリハというらしい。
そしてしばらく俺達は北方へと向かった。シルヴィアとまた会えるのかな。楽しみだ。
そして今は北方に近い街フヴァルクという都市に到着した。ここも元々最前線だったのか。
今はその面影も見れないほどに復興が進んでいる。
そのまちで俺達はいつも通り日銭を稼ぐため魔物討伐任務を受けようと思い依頼主の老人のもとへ行った。
ここらへんの魔物討伐任務は簡単だ。ウェンもユリハもいるのですぐに討伐できた。
老人は俺達に感謝した。そして老人が茶でもどうかと言ってきたので言葉に甘えることにした。
「君たちが来てくれて助かったよ。ありがとう。これはここで取れる噂の金兵茶だ。
そうだ。君、ヴェイザリオンっていう人は知っているかい?あったことあるだろう?南方で。」
ヴェイザリオンといえばあの神級騎士を名乗っていた人か。たしかにすごく強かった。
でもなんでここの老人が知っているんだろう。南方の戦いはここからはかなり遠いところにあるぞ。
「なんで知っているんですか?」
つい聞いてしまった。でも老人はすぐ答えた。
「実は北方と南方にはいくつもの国家があってな。アズラと戦うまではずっと争っておった。
じゃがそれを解決するためにここの王女シルヴィア様と南方のヴェイザリオン様の婚約が発表されたのだ。
これは儂らにとってはすごく嬉しいことじゃ。これで平和になるのだからな。」
俺はしばらく思考を放棄した。嘘だろ。それしか頭になかった。
「旦那!どうしたんですか!大丈夫ですか!」
俺は気づいたら過呼吸になっていた。ウェンもシルヴィアと俺の関係を見ている。
目が覚めるとベッドの上にいた。ウェンも暗い顔をしている。
「旦那。政略結婚とはいえどシルヴィアはすごく嫌がっているらしいっす。
だから旦那は気にする必要はないっす。それより今はアズラとの戦争に集中すべきっす。」
たしかにウェンの言うとおりかもしれない。いやこいつの言うことに間違いはない。
シルヴィアは嫌がっていると言っていたが彼女には戦う駒はない。
だからこのまま行くとシルヴィアは政略のために結婚する羽目になる。
俺が前世で断ってきた女もこういう気持ちだったのかな。だとしたら遅いと思うが謝りたい。
アズラ族を倒して英雄にでもなってシルヴィアを手に入れてあいつはすごいな。
これが血脈の良さと言ったところか。
ーウェン視点ー
どうしやしょうか。旦那の元気がなくなりやした。
そういやあのヴェイザリオンってのは、いや神級騎士は王と対等の地位ってのは聞いたことがあるっすね。
シルヴィアと旦那の関係は放ってはおけねえもんっすね。
あっしにできることはありましょうか。あっしは旦那以外の人間が嫌いっす。
でも旦那だけは惚れたんっす。迫害もせず優しく接してくれた。
普通の服を着ると体が重くて動かなくなる呪いがあっても笑ってこなかった。
旦那に恩を返すなら今しかないっすね。
仕方ねえっす。一肌脱ぎやすか。
あっしは旅支度を始めた。
どうでしたか?
ウェンの考えとはなんでしょうか
次回をお待ちください
(※もし面白いと思ってくださったら、ページ下の【☆☆☆☆☆】を星5つに染めて応援していただけると狂うほど嬉しいです!)




