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卑怯な暗殺者一族の天才

こんにちはだにこです

遅くなってすみません


この魔法の威力は今までとは全く違って、壮大すぎる大海原が広がっている。


そして巻き込む速度、巻き込み方もすごかった。あの女をも簡単に巻き込むことができた。


そして結界は今までより数倍大きく景色も壮大であった。誰もが心奪われるものである。


吸血鬼族の女は何が起きたのか理解できていなかった。


そしてそのまま海の底に沈んでいった。その壮大な景色に目を奪われたまま。


かといってこいつからは吸血鬼族がなぜそして誰の命令で動いているのか吐かせる必要があるな。


俺は死なない程度に海に沈めたあとすぐに結界を解いた。気絶していたらいくら奴とて俺らに捕まる。



奴が目を覚ますまで数時間かかった。その間にウェンに吸血鬼についての書物を借りてきてもらっていた。


吸血鬼族は大昔、人間が誕生する前からの種族でありながら血が合わず大繁殖ができないらしい。


だから今では小さな領土のみを構え、人口はわずか1万人になっているらしい。


しかし暗殺術などは古来より伝わっており小さい頃から修行させられるのだとか。


道理で気配が掴めなかったわけだ。だがそれもただ暗殺を手伝っているわけではないらしい。


奴らは人間やエルフ、獣族そしてアズラなどの血を餌とするらしい。暗殺も自分たちの餌の確保らしい。


となればうまく従えればアズラ攻略の重要なピースになりそうだな。


「なんで生かしたの。私はあなたを殺そうとしたのよ?辱めを受ける気はないわよ。


殺すなら殺しなさい。」


この女は起きるやいなやこういった。辱める気はないがこれも暗殺者としての覚悟だろう。


「別にお前を殺すつもりはないぞ。ただお前にも利があり俺にも利がある取引をしたくてな。


まあ信頼してほしいから言うがお前を利用するだけだ。どうだ。暗殺者はこれが一番信頼できるだろ。」


そう言うと女は驚いた顔をしたがすぐにいつもの顔に戻った。


「ほう。利用するといいながら私にも得がある取引か。面白いわね。それがなにか言ってみなさい。」


ほう。これでも乗ってくるということは生きたいと言う気持ちの表れだろうか。


それとも命を助けてくれた恩を感じているのか。いずれにせよ俺には好都合だな。


「お前は餌である血が欲しいのであろう。ならばエルフも獣族もアズラも人間側に付けば餌にできるぞ。


俺はお前を利用して奴らに打ち勝ちたい、お前は餌の供給に困らなくなる。


どうだ。これほど互いに利があれば俺を疑う筋合いもなかろう。お前を幸せにするためではないしな。」


だが女はいい顔をしなかった。理由の予想としては2つといったところか。


まずはアズラに恐れている。アズラはウェンが強くてイメージがないが普通は超戦闘民族だ。


俺達以外からしたら怖いだろう。もしくは吸血鬼族のためだ。


暗殺者としての生業から村が人質なのかもしれない。となればここで死ぬほうがいいと考える可能性も。


「なぜそんな顔なんすか。姉さん。旦那はすごいっすよ。


魔法も強くて頭も良くて何よりあっしが惚れたくらいになんか人を引きつけるんすよ。」


ウェンがそういった。なんか照れるな。でもそれでも女の顔は変わらなかった。


「私は行けないわ。」


やはり流れ的にそうなるか。仕方もあるまいか。でもまだ粘りたい。こいつの実力は確かだ。


吸血鬼族を仲間につけるのも良い策だ。なんとしても落とさねばならない。


「何故だ。」


その問いに対する女の答えは俺の想像しないものであった。


「私が天才だからよ。」

どうでしたか?

ここ近作でもっともそれらしいことをしていますね。

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― 新着の感想 ―
吸血鬼族は天才なんですね! つまり、味方にしたらすこい。 ウェンに並んでいい右腕になりそうだ。 楽しみです、次回が。
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