打倒鎌倉への決断
こんにちはだにこです
若干の頭痛を抑えて書きました
誤字があるかも
目が覚めたとき俺の周りの奴らは俺のことを義貞と呼んだ。
そして今まで見ていた景色とは違うどこか懐かしい雰囲気を感じた。朝廷にいた頃の俺の家に似ている。
だが門は固く閉ざされており俺でも今動乱の世の真っ只中であることが分かった。
「義貞様!今ならまだ間に合いまする!直ちに後醍醐天皇側に寝返り鎌倉を討ち果たしましょう!」
俺の近くにいた男はそういった。いやそもそも鎌倉とは誰だ。っていうか後醍醐天皇って誰だ。
ここが俺のもともといた国であるのは間違いない。
俺のいた時代より後のことであろう。鎌倉など俺の時代の歴史書にはなかった。
俺はそしてこう悟った。
平氏の時代が終わったのだと。
内心分かっていた。俺も重盛もいない平氏でははっきり言って鍛え抜かれた頼朝軍を破ることはできない。
でも一抹の奇跡を信じていたのだ。それが今この瞬間打ち砕かれた。
まあそこまで腐ってしまえば民にとっては平氏が滅びたほうが好都合だ。
俺は現実を驚くほど早く受け入れることができた。
しかしどうやらこの雰囲気的に今は全く平和ではなさそうだ。
そしてその要因が家臣たちの言葉からおそらく鎌倉とやらであることが推測できる。
「今の鎌倉幕府の暴政はまさに清盛をも上回るものである!平家物語を見たことがないか!
自分勝手に政治を進め、挙句の果てには自分勝手に高熱で死んだではないか!
清盛は居眠りした従者に自分の着物をかけたり、低級身分の者の成功を喜ぶ優しさもあったらしいが。
いまの鎌倉からはそのような優しさなどはない!これはまさに清盛の完全劣化版だ!討つしかない!」
俺の近くの男はそういった。いや正確には家臣であろうか。目の前に本人がいるのに生意気なやつよ。
だが鎌倉幕府とやらが今俺をも凌ぐ暴政を引いているだと言うのは自分で言いたくはないが相当ひどい。
「何を!今は北条様が仕切っているとはいえど、頼朝公が悪しき平氏を討ち果たし作ったものである!
それを今の状況を見ただけで、滅ぼすなど悪手中の悪手。さらに負ければ新田家とてどうなるやら。」
別の家臣はそう言った。だから目の前にいるのによく言うとは思うが言ってることはごもっともだ。
そしてここでも一つ分かったことがある。鎌倉は頼朝によって作られ今は北条氏が仕切っていることだ。
あの北条時政の北条氏が。
「さらに、この新田家は元は源氏の血筋!頼朝公への恩を返すべきだ!」
おいおい俺のいまの体源氏の血が流れてんのかよ。正直かなりショックだった。自害しようかな。
でもシーヴァルとして蘇るためだと言い聞かせて俺は我慢した。
そうこう家臣たちがギャーギャー議論しているうちに判断は俺に委ねられることになった。
はっきり言って義朝などと戦い抜いてきた俺からしたら勝つことなど容易いことだ。
これを平家の弔い合戦としようか。あの裏切り者にも天罰を下さねばな。
「俺は出陣するぞ!
あの憎き平氏の血を継ぎ、平氏を裏切り、最終的には民をも裏切った、北条氏を俺がこの手で制裁を下す!
そして鎌倉の世もここで終わりにしてやる!出るぞ!お前ら!」
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