南部戦線の結末
こんにちはだにこです
週末疲れすぎて寝てました。更新遅れちゃった。
なんとか今日中にはどちらも揚げるのでお待ちください。
俺がフルーリアを絶対に受け入れてくれると思う場所を言った瞬間フルーリアは崩れ落ちた。
「なんだ。私一人じゃないじゃん。私に生きてていいって言ってくれる人がいるじゃん。」
フルーリアは笑った。何かの呪縛に解かれたように。
「私、実はエルフなのに獣族がよく使う水魔法しか使えなくて、エルフなのに魔力も弱い。
だからエルフの皆に迷惑ばかりかけていて。この戦いで少しでも皆を助けたかった。
自分の劣等感を克服して私はここにいていいって思いたかったんです。本当にごめんなさい。」
彼女はいつもとは違う。ここで初めて彼女の本当の笑顔を見た気がする。
涙でぐしゃぐしゃな顔を、今までとは違う優しいだけでなく弱く年相応の笑顔。
「生きていていいんですね。弱いままでもありのままで。すみません。
ありがとう。シーヴァル。またどこかで会いましょう。」
フルーリアはその弱々しい姿で立ち上がった。そして逃げ場所まで逃げていった。
「旦那。あの少女顔つきが変わりやしたね。これからは殺さないでほしいっす。」
ウェンが冗談交じりに言った。
俺は気づいてやれなかったことを悔いたが今はフルーリアと和解し彼女が前進できたことが素直に嬉しい。
か弱い背中はどんどん離れていく。だがまあそれもいいだろう。早く逃げろよフルーリア。
「さて、こっちも片付いたことだ。この続きはあとにしよう。それよりこの南部戦線で勝利するぞ。」
俺はウェンに言った。ウェンも了解っすといつものテンションで言ってくれた。
それから俺達はあのフルーリアを一瞬で倒した神級騎士の男と奮戦した。
しばらくしたあとであった。
俺達が司令塔を失い混乱するアズラ族を倒していってあと少しで全滅させれると思っていた頃だった。
このバストルガの中央に旗が立った。人間の旗であった。
それは俺達の完全勝利を示していた。刹那巨大な歓声が人間の間に起こった。
それによって戦意を失ったアズラ族は剣を落とし始めた。
「アズラの民よ。降伏するものの命は奪わぬ。
だが最後まで抗うものはこのヴェイザリオン、そしてこの奇抜な英雄たちで相手してやる。」
神級騎士・ヴェイザリオンはそうたかだかと言い放った。
この男がそう言うとアズラ族は続々と降伏していった。
「旦那。やりやしたね。」
ウェンの言うとおりだ。この瞬間この南部の最前線拠点での勝利が決まった。
「ああ。この勝利は誠にでかいぞ。勝ち鬨だ。」
俺達は天に向かって手を上げた。そして体の痛みなど忘れるくらいに叫んだ。
「奇抜な英雄たちよ。誠によくやった。失礼ながら名前を尋ねても良いかな。」
先程から奇抜とは無礼だな。ウェンと一緒にしないでほしい。
でもこんな強い人に英雄と認められるのは悪い気はしない。
「シーヴァルと申します。この度は援軍に駆けつけていただきありがとうございます。
こちらはウェンディーといいます。俺についてきてくれる強い男です。」
するとヴェイザリオンは言った。
「シーヴァルとウェンディーだね。はっきり言ってここでの勝利は君たちのおかげでもある。
しっかりと報告しておこう。この勝利は南部戦線の戦況を大きく好転させた。改めて感謝するよ。」
ヴェイザリオンはさらに続けた。
「君は北方の人だろう?もう南部は大丈夫だ。北方に戻ってやってくれないかな。
恩賞も地位も名誉もこの戦争のあとに授けよう。北方でも英雄となれ二人とも。」
ウェンも先のことが楽しみのようだ。北方ではシルヴィアもいるしな。
「分かりました。北方でも暴れていつかあなたとともに戦える日を迎えられるように。」
そう言うとヴェイザリオンも笑った。
「ああ。楽しみにしてるよ。今度は戦争が終わったあとに会おう。」
彼に次会うのはいつになるのか分からない。でもきっと次会うときは戦争が終わっている。
そう信じて俺とウェンは再び小さな荷物を背負って馴染みの深い北方へ旅立った。
どうでしたか
やっと少し自分の納得できるやつがかけた
さてフルーリアはどこへ向かったのか。
北方でどういう戦いをくりだすのか
お楽しみに




