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アズラの策とその発案者

こんにちはだにこです

二本投稿を目指していますがこだわりもしたいので色々思考を巡らせています


アズラ族の策略は罠を張って誘導する、簡単に言えば誘導戦略である。


しかしその罠の場所、罠の強さまでもが未来を見通すことができているのかと思うほど完璧であった。


たとえば人間陣営の最高戦力の1人である副リーダーは心理戦に敗れ敵側獣族の族長に討たれたらしい。


だがその副リーダーが動いたのは作戦のためであったらしい。


つまりどんな策を使うか読み誰がここに来るかも読んだうえで罠を張っていたのだ。


なるほどな。となるとウェンも強いやつ認定されているだろうからこいつも露骨に動かせないな。


こちら側の士気も低く逆転の一手がなかなか踏み出せない。策略で全体に打ち勝つのは不可能だ。


いっそのこと司令塔になっているやつを葬るか。いや司令塔がわからぬのにそんな事はできない。


「旦那!あっしがいってきやしょうか?あっしは偵察も得意故に覗いてきやす!」


ウェンが悩んでいる俺に向けてそう言ってきた。


ウェンなら死ぬことはなかろうがやはり一抹の不安というものはある。ましてやウェンは満身創痍だ。


だがここで打開するにはウェンに命をかけてもらうしか。


「分かった。だが俺もついていかせてもらう。お前にだけ危険なことはさせない。」


俺はウェンについていこうとした。しかしウェンはこういった。


「偵察ってのは少人数のが安全っすよ旦那。あっしを信じてくだせえよ。」


ウェンはそうは力強い笑顔を浮かべた。


「あっしは姉貴をこの戦争で失ったっすから早く終わらせたいんすよ。


大丈夫っす必ず生きて帰りやす。」


そういうとウェンはすぐに敵本陣へ忍び込んでいった。


ウェンが帰ってきたのは早朝のことであった。


「ウェン!大丈夫か?」


だが目立った外傷もなくて少し安心した。目の下にくまもない。


こいつ多分敵本陣でちょっと寝たな。まあ生きて帰ってこれたから良かったが。


「旦那。それより大変っす。奴らの陣頭指揮は小さな女のエルフが取ってやした。」


エルフとは想定外であった。アズラ族と何故共闘しているのだろう。


分からないがこの情報はなにか引っかかるな。小さな女のエルフとは。


まあいい。とりあえずどうにかしてこいつを引きずり出さねばならんな。


俺は前世の時から持っている記憶から兵法などをあさりなにか手はないか考えた。


司令塔は基本的に動かないが本陣を手薄にする他ない。


戦いの中で敗走の流れを演出し敵軍に追わせる。そして本陣を薄くできるか。


これなら勝ちに乗っている軍は追っていくから本陣は間違いなく薄くなる。


だがその先ウェンと俺でどう電撃戦を展開するかだ。


敵軍が戻ってきたら間違いなく終わる。電撃戦以外に活路はない。


「旦那。らしくないっすね。あっしならいつでもいけまっせ。


そんなしみったれた顔しねえでくだせえ。迷うことなくあっしたちは向かっていくだけっすよ。」


ウェンはいつもこうだ。旅立ってからこいつには世話になり続けている。


まさかこの清盛様がこんな逃げ腰とは天下の笑いものであろう。


「ウェン。そうだな。いつもおもしれえくれえ立ち向かってくのが俺達だ。


後にこの戦争を終わらせて天下を平和にすることを夢に持つ男たちだ。行くぞ。皆を呼べ。」


この世界に生まれ変わってやり直すのならばこれが俺達のなすべきことだ。


敵がどんな野郎でも、どんな策や卑怯な手を使われようと俺達は止まらない。


俺は覚悟を決めて一歩を踏み出した。

どうでしたか?

ウェンが想像以上に優秀で驚いたでしょ。

ウェンは飛脚がモデルとなっていてどんなときも折れない人のように書いています。

これからどうなるのでしょうか

次回をお待ちください

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