やりたいことやり直さなければいけないこと
こんにちはだにこです
ぶっくまーく増えてきました!
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朝になった。今日が俺の初陣となる日である。リーダーの青年も負けたら死ぬからか緊張の面持ちである。
夜のうちに実は軍容を出していた。そしてこちら側にはわずか100人しか残ってないことが分かった。
一方でアズラ族は連戦連勝で士気も高く兵力も500もいたのだ。兵力差5倍。さらに策なし。
逆によくここまで持ちこたえていたものだ。
作戦開始だ。俺は一人、作戦のためにこの町の中央に立った。
青年たち兵士には俺の指定した場所にて待機してもらう。
アズラの方から鐘がなった。奴らの出陣の合図だ。
ついに始まった。俺の第二の人生の初陣が。
アズラ族はすごい勢いであった。連戦連勝の流れに乗って一気になだれ込んできた。
だが奴らは俺の姿を見るなりすぐに止まった。
「水魔法 ウォーターライン」
俺は合図の魔法を天に向かって放った。
その瞬間俺の人を配置していたところから地響きな声が聞こえた。
その瞬間アズラ族は統率を乱した。戦闘民族の本能であろうか。
その場に倒れ込む者、罠だと気づいて立て直そうとするもの。だが一番多かったのは逃げた者である。
だがただでは逃さない。ここでできるだけ狩り尽くす。
「ミラージュ・サンクチュアリ」
奴らが逃げた今なら奴らをこの魔法に巻き込める。この瀬戸の海に沈むがいい。
この結界に巻き込めたのはわずか数十人であった。それほど逃げるのも早かったのだ。
だがこの数十人は何もできずに餌食にすることができた。
そしてその数十人を殺して結界を閉じた。その刹那であった。
槍を持った、巨漢のアズラ族に攻撃をされた。瞬間なんとか身をかわしたが深手を負った。
「貴様だけはここで殺さねえと。」
その巨漢は言った。まずいまともにうち合っても死ぬ。
くそが。俺は結界を再展開した。
しかし魔力不足からその結界に巻き込むことはできなかった。
そうと分かると巨漢は槍を持って突っ込んできた。
俺も矛を持って迎撃する。しかし力の差は明白であった。魔力回復まで粘れるか。
その後激しくうち合うがこちらが消耗するだけであった。そして俺はついに投げ飛ばされた。
シーヴァル矛を構え直せ。痛さなんか気にするな。死ぬぞ。
本能ではそう言っていたが俺の体ではもう矛を握ることも立つこともできなかった。
幕か。俺の第二の人生もしょうもなかった。やり直すことなんてできなかった。
「立て!シーヴァル!」
その時だった。リーダーの青年が俺の前に立って巨漢を止めていた。
「何をしているんですか!死ぬぞ!」
俺は叫んだ。だが青年はこういった。
「ここで俺が止めないと、君が死ぬだろう!リーダーとしてそうはさせない!」
青年は巨漢に投げられた。だが目が覚めた。
なんでまた諦めるんだよ。やりてえことやり直さねえといけねえこといっぱいあるじゃねえか。
その後のことはよく覚えていない。だが俺は気づいたらその巨漢を殺していたのだ。
魔法を使ったのか矛を使ったのかは分からない。
そして青年に支えられながら俺は拠点へ足を進めていた。
「リーダー...ありがとうございました」
ボロボロの体でこう言うとリーダーは笑って言った。
「こっちも助けられちゃったね。まあこれで貸しはなしだね。」
拠点に戻るとまるで英雄の凱旋のように歓迎された。
平治の乱の後見てえだな。悪い気はしない。
こうして俺の初陣は大勝利に終わった。
だがこの初陣はこれだけでは終わらないのである。
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