急変2 初陣の顛末
ダニコです!
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目が覚めたとき俺は信じられないものを見た。それは先程の歓喜の嵐とは程遠いものであった。
キーンという不快な耳鳴りの向こうではまだ俺をもてはやす声が聞こえる。
ー数刻前ー
宴会が開かれた。皆が沸き立っていた。ついに憎きアズラ族を破ったからだ。
リーダーが俺に近づいてきた。
「ありがとう。シーヴァル。君のおかげで仲間の仇がとれた。」
リーダーはそう言うと頭を下げた。やはりこのリーダー若い青年でありながらすごい。
「リーダーが俺を信じてくれたからですよ。ありがとうを言うならこちらの方です。」
俺はそういった。それを聞いていた周りの仲間達は騒ぎ立てた。
その後も楽しい時間が続いていた
誰もが勝利の余韻に沸き立ち希望を抱いていた。
ーそれがこんな事になった。
拠点だったところは延々と燃え続けており沸き立っていた仲間も跡形もなくなっている。
何が起きたのか分かってなかった。だがこの景色を見て分からない人がいるであろうか。
爆破されたのだ。アズラ族が負けた腹いせに。
そうだリーダーを探さないと。
俺はボロボロの重いからだを無理やり起こしてリーダーを探した。
ここまで体がぼろぼろなことは前世含めてもなかった。慣れない痛みに悶えながらもリーダーを探した。
だが俺はまた信じられないものを見た。
逃げていくアズラ族である。しかもガキじゃねえか。
俺は怒りや悲しみに浸るより前に叫んだ。
「何してんだクソガキが!生きて帰れると思うなよ!」
杖も矛もないが関係ない。奴らは俺の気迫に怯んでいる。
「水竜門!」
俺がそう叫ぶと巨大な水の門が出現した。その門はアズラのガキどもをまるまる飲み込んだ。
「さっさと消えろ。クソガキが。」
俺はそう言って再び歩き出した。痛みと怒りでどうにかなりそうであった。
一体何分歩いたであろうか。血を流しながら俺は必死に歩いていた。
その時であった。俺は見てしまった。
左足を失って倒れているリーダーを。
「リーダー!」
俺は痛みなど忘れて必死に走った。これで気を失おうが関係ない。
リーダーを抱えた。冷たかった。
俺はこんな経験したことがなかった。仲間をこういう形で失ったことはなかった。
どうすればいいのか分からない。
俺はリーダーの遺体を背負って本営のあったところへ戻った。
そこには大怪我を負って生き残っている仲間が10数名いた。
その夜は誰も口を開かなかった。
夜だけではなくしばらく誰も口を開かなかった。
俺は部屋の中、下を向いてリーダーに詫び続けた。俺が油断しなければこうはならなかったかもしれないと
そんなある日であった。この拠点にある人が来た。
「立ってよ。シーヴァル。」
女の声だ。どこかで聞き覚えのある。
その女はこう続けた。
「あんなかっこいい出陣をしたんだから立ちなさい。」
かっこいい出陣?なんのことだろうか。
いや待て何故俺の出陣ざまを知っているのか。
その声の主を見るために俺は上を向いた。
そこには懐かしい顔があった。
どうでしたか?
ちょっと歴史から離れてきちゃった。
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