第3話 テンプレ行動
――――目を開けるとそこは森だった。
背の高い木々に囲まれ鳥のさえずり、川の流れる音、風に揺れる葉の音。眩しいくらいの太陽光。
「光に包まれて転生するものだと思ってたけど
闇に包まれるとは。
……邪神だしそれはそうか」
『邪神と言うのはやめてくださいまし!』
「うわ!びっくりしたー」
いきなり脳内にリアの声が響いた。
そういえばこう話しかけると言っていたな。心臓に悪い。
『早速ですけれど、この世界の常識を1つ教えますわ。
脳内でステータスと思い浮かべてくださいまし。』
――《ステータス》―――――――――――
身体能力
HP :10/10
MP :10/10
力 :10
敏捷:10
器用:10
スキル
《空間操作》Fランク
《錬成》Fランク
《翻訳》Aランク
《鑑定》Eランク
称号
《アウレリアの加護》
――――――――――――――――――――
目の前に薄い半透明の板が現れ日本語でいろいろ書かれている。
『今ステータスが目の前に現れてると思いますわ。
その状態だと他人には見えないので安心くださいまし。
他人に見せたいときは可視化とイメージしてくだされば
見せることができますわ。」
試しにやってみると不透明度が少し上がった。
けどこの称号は見られたくないな
「なぁ、称号隠したいんだけどできないか?」
『それを隠すとは不敬ですわね!
……隠蔽スキルを取得したらできますわよ」
「取得方法は?」
「自分以外のものを魔力で覆い隠した状態を
3時間キープで取得できますわ」
かなり大変そうだ。どうしようか。
「魔力ってどう使えばいいんだ?」
『説明が難しいのですけれど、
魔力を使うには魔力を感じ取ってかき集めて
ぶっ放すんですの。
血に溶けて身体中を巡ってるイメージをすると
感じ取れますわ」
感じ取ってかき集めてぶっ放す?
血を集めて幽○白書の霊○をイメージしてやってみるか。
血を指先に集めて固めて……………ぶっ放す!!
シュッ……トンッ
指先から何かが飛んでって離れたところにある木に
当たった。悔しいことに凹みさえしてない。
―――告・《魔力弾》を取得―――
できちゃったらしい。
ステータスを見てみると魔力が1減っていた。
今の状態だと10発が限度みたいだ。
次は隠蔽を取得しよう。足元に手頃な感じの石が落ちてたのでそれでやってみる。
………うまく行かない。
魔力は薄く広げると霧散しやすくコントロールが難しいみたいだ。
「なぁ、コツとかって」
『教えませんわ。自分で気づくことが大事ですわよ』
リアは頼りにならない。
……ふと、某忍者を思い出した。あのやり方を真似てみよう。
左掌に石を載せ右手を被せる感じで構える。
左手で魔力を放出、右手で霧散しないように流れを制御する。
これならうまいこといけそうだ。
――――――3時間が経過した。
途中で気だるさを感じステータスを見てみると残り2まで魔力が減っていた。
やり方が間違ってるのかと思い、左手からの放出を止め
すでに出ていた魔力のみをどうにか制御し3時間持たせた。
その成果もあってステータスには隠蔽スキルが追加されていた。
――《ステータス》―――――――――――
身体能力
HP :10/10
MP :2/10
力 :10
敏捷:10
器用:10
スキル
《空間操作》Fランク
《錬成》Fランク
《翻訳》Aランク
《鑑定》Eランク
《魔力弾》Fランク
《隠蔽》Fランク
称号
《アウレリアの加護》
――――――――――――――――――――
スキルは取得すると自動的に知識として覚えるらしい。
早速称号を隠してみた。
――《ステータス》―――――――――――
身体能力
HP :10/10
MP :2/10
力 :10
敏捷:10
器用:10
スキル
《空間操作》Fランク
《錬成》Fランク
《翻訳》Aランク
《鑑定》Eランク
《魔力弾》Fランク
《隠蔽》Fランク
――――――――――――――――――――
うまく出来た。
さて、とりあえず目標達成したし次の行動を考えるとしよう。
仕事から帰ってきて気力が残ってたら今日の夜また更新します。
また、ストックはないので遅くなったらすみません。




