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くそったれなこの世界に決別を  作者: わんこ
第1章 復讐譚の始まり
2/10

第2話 軽い説明とスキル選択

 「異世界に興味はありませんこと?」


 ピ、ポ、パ、プルルルルル、ガチャ


 「もしもし警察ですか?」

 「ちょ、ちょと!おやめになって!?」


 スマホを奪われてしまった。


 「女神を通報するとは不敬ですわね!」

 「不審者が自室にいたら普通通報するだろ」


 つか、何言ってんだこいつ。

自分のこと女神だなんて。

確かに女神みたいに美人だしスタイルもいいが……


 「それは置いときまして、本題と参りましょう」

 「置いとくな」


 自分勝手な女だな。女神と名乗るくせにお嬢様口調で話すから違和感しかない。


 「あなたに2つ、選択肢を差し上げますわ。

  1つはこのままこのくそったれな世界で生き続ける。

  もう1つは1度死に異世界へ転生するか」

 「転生って今流行りのトラックに撥ねられたり

  過労死したら

  異世界にーってやつか?」


 ぶっちゃけこの世界に未練なんざないし興味はある。


 「そうですわ!詳しいですのね!」

 「日本人の若者なら大抵は知ってるだろ」

 「そうでしたわね。なら、話は早いですわ!

  どちらを選びますの?」


 異世界転生物で神を名乗るものといえば

本物の良い神、邪神、詐欺師いずれかだな。

もし本物だとして俺を転生させるメリットは?

本物だと信じれる確証は?

情報が足りなさすぎる。

最悪俺にとってデメリットしかなく

最終的に俺が不幸に見舞われる

なんて結末になりかねない。

…………ハッくだらない。

今の状態より悪くなるなんてありえるか?

学校へ行けばいじめられ、家にいれば虐待される。

こんな状況より悪くなりようがない。


 「わかった、転生させてくれ」

 「あら、随分あっさり選びましたのね?」

 「お前が邪神でも詐欺師でも

  今のこの状況より悪くなりようがないからな」

 「邪神とは失礼ですわね!」


 異世界転生物のようなことが本当にあるとしたら……


 「なぁ、異世界転生ってことはチートとか貰えるのか?」

 「……残念ですが、最初からチートスキルを

  渡すことはできませんわ。

  ですが、いくつかスキルはお渡ししますので

  ご安心くださいませ」

 「そうか……そのスキルって自分で選べないのか?」

 「選べますわよ?」


 良かった、ランダムでゴミスキルを渡されるなんてことにはならなそうだ。


 「で、転生はどうやるんだ?トラック?過労死?

  虐待された末に死ねばいいか?」

 「それなら心配ありませんわ」


 ドスッ


 「……は?」


 ―――俺の左胸にそいつの腕が刺さっていた



 気がつくと俺は真っ白な空間にいた。


 「ようこそ!わたくしの空間へ!」

 「……邪神の方だったか」

 「失礼な!……まぁ、いいですわ。

  じゃあ早速ですけれど

  スキルをお選びになって?」


 邪神がそういうと視界いっぱいに文字が出現した。


 「あ、そうそう、言い忘れてました。

  転生先の世界はレベルの概念はありませんが

  スキルの概念とスキルランクの概念があります。

  具体的にはS~Fまであり条件を満たせば

  ランクアップしますわ」

 「そうか、魔法と剣の世界?」

 「そうですわよ!夢とロマンあふれる

  魔法と剣の夢のような世界ですわよ」


 こいつは邪神みたいだが転生先は

楽しそうな世界で安心した。

それにしてもスキルの数が多すぎる。


 「ところで、スキルはいくつまで選んでいいんだ?」

 「Aランクの翻訳スキルとEランクの鑑定スキルは

  確定で差し上げますわ。

  なので、それ以外のスキルをFランクで2つまで

  選んで良くってよ?」


 魔法と剣の世界というとモンスターを狩ってそれを売ったり出来そうだよな。

それだとなろう系によく出てくるアイテムボックス的なスキルは必要だよな。

あと、強い武器とかないと生き残れないよな。

腕のいい職人が見つかるとは限らないし。


 「なら、<空間操作><錬成>で頼む」

 「なんか、ザ・中二病って感じの構成ですわね。

  先に言っときますけど

  空間操作はFランクだとポーチ1つ分程度の

  異空間収納しかできませんし、

  錬成は素材が必要な上Fランクだと

  まともに使えない粗悪品しか作れませんわよ」

 「スキルランク上げたらそれなりには

  使えるようになるんだろ?」

 「まぁー、Cランクまで上げられたらそこそこ使えますが

  Aランクまで育てませんと便利とは言えませんわ」

 「なら十分だ」

 「わかりましたわ」


 よくを言えば他のスキルも欲しいな。

後から自力で取得とかできないものか。


 「スキルを自力で取得できたりしないのか?」

 「できますわよ。取得すること自体がとても大変ですし

  取得してもFランクからスタートになりますが」


 良かった、取得できるようだ。

取ろうか迷った隠密スキルとか自力で取得してみよう。

忘れないようにしとかなければ。


 「スキルの選択も終わったことですし転生させますわね」

 「その前にいくつか質問」

 「……いいですわ」

 「お前の名前は?」

 「今更ですわね。アウレリアですわ。

  特別にリアと呼んで良くってよ?」


 ……なぜウィンクしてきたんだろう


 「覚えられそうにないからリアと呼ぶ」

 「頑張って覚えてくださいな」

 「次の質問、お前の目的はなんだ」

 「貴方に救いの手を差し伸べることですわ」

 「嘘を付くな、お前にメリットがない」

 「……はぁ、うまく行かないものですわね。

  正直に話しますわ」


 それからこいつ、リアは話しだした。

転生先の世界は元々2柱の神が管理をしていて

そのうちの1柱が自分であること。

もう1柱の神に裏切られ封印されていること。

俺に手を差し伸べる代償として復讐に協力してほしいこと。


 「事情はわかった。もし断ればどうなる?」


 いきなり心臓鷲掴みにするような邪神だ

利用するだけ利用した後にポイッてしそうだ。


 「その時は残念ですがそのまま成仏していただきますわ」


 おっと、これは断れない。

だが、あのまま生き続けるよりはいくらか素敵な人生を歩めるだろう


 「わかった。協力する。

  最後の質問だが、転生先の常識を俺は知らないんだが

  知識を脳に直接入れてくれたり

  常識のまとめられた本をくれたりするのか?」

 「あら、そうでしたわね。

  常識がないとすぐ死んじゃいますしー

  仕方ありませんわ。しばらくはわたくしが

  ナビゲートして差し上げますわ。

  脳に直接語りかける感じで。

  注意点としては他の人にはわたくしの声は

  聞こえないので間違っても

  声をださないようにしてくださいまし。

  脳内で返答してくだされば伝わりますわ」


 なろう系でよく出てくる念話的なやつか。便利そうだな。

これだけしてもらえれば転生してすぐ衛兵に捕まるとかはないだろう。


 「では、話すことも話しましたし

  早速転生させますわね」

 「ああ、頼む」


 俺はこれからの新しい人生に胸を膨らませた。

リアが指を鳴らすと闇が溢れ出し辺りを暗く暗くしていく。


 「それでは、いい人生を。ですわ」


 小説を書くのはこの作品が初めてなので言葉選びや話の組み立てがむずかしい

評価や感想をくださると、とても喜びます。

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