壱漆捌、ダイジェスト
〇土忍・ネヌ
動く石像となり、都市を襲いにいくネヌ。もちろんそこに彼女の意思は介在していない。ただ、石像にかけられた能力によって動くのみ。
家の周りに埋められていた死霊人が能力で掘り起こされ、操られていく。
死霊人が都市に向かって行進していく。
それら死霊人を焼き払うのはフェニックスに変身したエポンの孫フェルナと、ドラゴンに変身したデイルタの孫ドラヴァス。
二人によって都市への侵略は止められた。
ネヌに対して、攻撃する二人の姿。
ワムの門下生であるカゲトとボーニーだ。
二人の連携でネヌと渡り合っていく。
【暴風雨】
「風遁【風】波動砲」
ボーニーの放つ暴風雨を繰り出す一撃と、カゲトの繰り出す強烈な風を繰り出す一撃が重なり合い、ネヌを吹き飛ばす。
その攻撃が決め手となり、ネヌの石像は破壊された。
◆
〇水忍・エポン
異世界転移者ジュリネとその仲間がエポンの石像に立ち向かった。
デイルタが戦争前に国王に提言したことによって生まれた中級地域を守る砦的立ち位置と国の役人の二つの顔を併せ持つ『主忍』という存在。
その主忍の一人ルイレンや元主忍のフェルナも石像破壊に協力した。
エポンの能力に苦しめられるジュリネ達。
最終的には追い詰められた石像のエポンは後ろへと逃げる。そこをジュリネの仲間である勇者ハロミトが追い討ちをかける。
勇者ハロミトは秘宝——勇者の剣を手にした人間。その剣は非常に長く簡単には使いこなせない。
しかし、ハロミトは"言霊系"の技【半分】によって、普通の剣のサイズにして使っていたが、その時、能力を解除し、剣は長すぎるサイズへと戻る。
長すぎる剣がエポンの石像を斬り裂いた。
秘宝——勇者の剣の固有能力。——『あべこべ』。強い攻撃は弱くなり、弱い攻撃は強くなる。
石像となったエポンにとって、剣の攻撃は弱い攻撃。あべこべの効果により、その攻撃は強い攻撃へと変化した。
ザンッ!
ハロミトがエポンの石像を破壊した。
◆
〇雷忍・デイルタ
悪のギルド——アンチギルドの策謀により、石像の封印が解かれ、都市を襲いに進んでいく石像となったデイルタ。
恐ろしいことに【デイダラボッチ】となったデイルタはあまりの巨大さに、それを見る人々を圧倒させる。
それに立ち向かうのは『主忍』の桃太郎やルイレン。カリッジギルド(ディオクレティアヌスの作ったギルド)のギルマスであるアテナ。デイルタの孫であるリュウジャスやドラヴァス。そして、ジュリネ達。
リュウジャスとドラヴァスはそれぞれ【隆起】と【ドーピング】で片腕を肥大化させて顔をぶん殴った。
さらに、ルイレンや桃太郎、アテナの攻撃で背中を攻撃し、デイダラボッチを倒した。
……ものの、第二形態となるデイルタ。
その姿は【デビル】——つまり、悪魔だった。
唐突な形態に不利になるも、光り輝く玉『悪魔の力』を運営から貰っていたジュリネが覚醒し、形勢逆転。
最後は——
「ここで決めるっすよ!」
「ああ、これで終わりじゃ!」
【発火!】――【燃えろ!】
勇者ハロミトの"発火"により燃える剣と、主忍桃太郎の"燃えろ"による炎を纏う刀が同時にデイルタを斬り裂き、デイルタの石像は破壊されるに至った。
◆
〇風忍・ワム
ワムの石像に敵対するは三つのグループ。
ジュリネの仲間であるカナリン、カゲト、ボーニー。
秘境巡りをしていた椅子のイッスーと少女ヒャク。
アンチギルドのヘイム、ジェノム、ティナ。
ワムの門下生であるカゲト、ボーニー、ヘイムが中心となって戦う。
しかし、一筋縄ではいかない。ワムの石像はワープを多様し、ダメージをマトモに与えられないと同時に気を抜けば致命傷となる攻撃が次々行われる。
最終的には——
イッスーが自爆特攻し、【一体化】を決める。
それによりワムの体を乗っ取ることに成功した。
身動きの取れないワムに向かってカゲト、ボーニー、ヘイムの三人が飛び出した。
「風遁【風】波動砲――」
「喰らうでござる。【暴風雨】!」
「【ヘヴィー】風に負けない圧倒的重量だよ。」
三方向から放たれる強烈な攻撃。
その攻撃がワムの石像を破壊した。
◆
〇火忍・バム
残された石像は僕のもの一つだけ。
そして封印が外れた。
"光り輝く玉"『天使の勇気』を持っていたからだろうか、封印が解かれた後、意識が戻った。
だからといって、僕の意思で体を動かせる訳ではなかった。
石像の意思が僕の体を動かしていく。
灯台から勢いよく飛び降りた。あまりにも無鉄砲さに笑いそうになるが、石像故に笑えない。
降りた先にいたのはジュリネの仲間であるハロミト、カナリン、ボーニー、フェルナ。
今からこの四人を倒しにいくのだろう。あまり気は乗らないが、それを決めるのは石像の意識のみだ。
僕はその様子を見守るしかできなかった。
ボーニーが放つ弾と僕の放つ攻撃が衝突した。その四人に軽く攻撃する。
そこに突入してきた一体のロボット。
そのロボットは"近藤孝太郎"を模した機械だった。
本物ではないが故に、本当の力は持っていない。
それでも、それなりの脅威となる力を持たされていた。
石像となった僕と——
機械によって再現された孝太郎——
その一騎打ちが、天候の悪い空下で行われることになった。
【コレクション】——全『壱』時空斬
孝太郎の斬撃攻撃。
【バリア】
それを透明なバリアを召喚して防ぐ。
【コレクション】――半『陸』エネルギー弾
孝太郎の放つエネルギー弾。
【バズーカ】
僕が放った砲弾。
それが空中で衝突し合い、周りに凄まじい煙を放っていく。
石像と機械の凄まじい戦いの開幕だった——。




