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第35話〜誕生〜

「力が欲しいか?」

雨の夜、俺にそう問いかけたのは1匹のパンティだった。力、人間が文明を形作るまで、最も尊重されていた概念。

俺はその言葉に惹かれるままに、パンティの問いかけに承諾した。

「よかろう。道を誤るなよ。」そして俺の意識は闇に包まれた。

次の日、俺は俺の家である道端で目を覚ました。

その瞬間、俺の肉体から強烈な悪臭が漂っていることに気づく。そう、俺はワキガになったのだ!

そこからの俺は無敵だった。近づく陽キャどころか警察官まで、この脇を翳すだけで死に至る。俺はワキガに酔いしれた。

だが15の夏、俺に転機が訪れた。「道を誤るなよ。」パンティの発言の意味はなんだったのか?

分からない。ならば知るために学びが必要だ。俺ーワキガ はこうして学校に通うことにしたのだ。


これは俺の物語だ。1頭のホームレスが、己を知りに往く物語なのだ。

ギリギリセーフだぜ

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