第34話~炭と野草~
雷文が目の前に鎮座しやがる。
カップ○ードルが怒張する。食べようと手をかけただけなのに。
殻を破って職員室に麵が伸びる。
数多の麺が一本に連なって放射されていくその様は、毛細血管をも彷彿とさせる。
地球一周くらい軽々としてくれたらToday's TAKENOKO GIRL POINTは急上昇だ。
容器の中を見るにワキガより全然弱そうだ。
夢がねぇんだな地球一周って。サバンナで直径200kmの海苔巻きを巻くっていうちょっとした夢を叶えてくれる輩はおらんのかね!?
それはそうとして今は昼休みだ。
変貌したカップ○ードルに構っている暇はない。自分の昼飯を喰らわねばならぬ。
今日は石炭と泥団子とカレーだ。何時かを境に黒色の食べ物ならほぼほぼ全部食えるようになったので、食糧調達が格段にラクになった。技術革新ってやつだな。野草なんかも燃やせば全部喰える。
体内に蠢くショゴスの卵たちの分のエサも十分に用意出来てお財布にも優しくなったな。経済は俺のものだ。ざまあみろ上位者。
余った飯を持って屋上に駆け上る。
そして空に石炭を放つ。今日は特別に砲台から打ってやったぞ。
丁度今は南中時刻。
太陽で石炭の金環日食が見えた途端、黒い塊と共に消えて行く。
「おまえ今日も石炭かよ!!流石にそろそろ飽きるぜィ??!」
「野草はウマいんだ。ないものねだり、禁止^^」
「A@pdfdokd@@@@@????/ンンンンンンンンンンンン!!!!!」
サイバー高校生と、ついに言葉を失ったワキガが吠え散らかしている。
腹がたまればいいじゃないか。お前らどうせコ○ナなんだし。
教室に戻る途中で、カッ○ヌードルの麺で凌辱されているトールを見かけた。
それなりにグッと来るものがあったのでひとまずSNSに載せてみたのだが、トールが嬉しそうだったので数十秒後には削除した。
「つまんねぇもの見せんなよォ!?」
「あぁぁ♡♡!!ひっぐ…ゥォェ、ウ、ンンンンンン!!!!♡」
ボゴッ!!
未だ凌辱を受けるトールの下腹部を正面から拳を飛ばす。
「ひぐうううううううううううう!!♡♡♡♡////」
……コポォッ…
もう既に男か女かもわからない。矯声だけが冷徹な壁から反射している。
「ちょっとタケノコガール君!?教室であまり匂いのするもの食べようとしちゃダメだからね!!」
「○ーそ○ー!」
やはり物足りない。あとでもう一回草むらに行こう。
教室は黄色い触手と"赤"で埋まっている。謎肉が扉の外に転がっていた。
タケノコガールは火をつけた。じっくり…コトコト…
最近流行りの病。もうとっくに波には乗ったのであとは無敵です。乙。




