第30話〜クリスマス〜
ちょっと早めのクリスマスはいかがかな。
「おい、地獄さ行ぐんだで!」
二人はデッキの手すりに寄りかかって、蝸牛が背のびをしたように延びて、外を見ていた。
石炭をばはやつみたてつ。
トンネルを抜けるとそこは雪国だった。
タケノコガールは激怒した。必ず、かの邪智暴虐のワキガを除かなければならぬと決意した。
得体の知れない不吉な塊が私の心を終始圧さえつけていた。焦躁と言おうか、嫌悪と言おうか――酒を飲んだあとにふつかよいがあるように、酒を毎日飲んでいるとふつかよいに相当した時期がやって来る。それが来たのだ。
アヴォンリー街道をだらだらと下って行くと小さな窪地に出る。レイチェル・リンド夫人はここに住んでいた。まわりには、榛の木が茂り、釣浮草の花が咲き競い、ずっと奥のほうのクスバート家の森から流れてくる小川がよこぎっていた。森の奥の上流のほうには思いがけない淵や、滝などがあって、かなりの急流だそうだが、リンド家の窪地に出るころには、流れの静かな小川となっていた。
親譲りの無鉄砲で子供の時から損ばかりしている。
幼時から父は、私によく、金閣のことを語った。私の生れたのは、舞鶴から東北の、日本海へ突き出たうらさびしい岬である。父の故郷はそこではなく、舞鶴東郊の志楽である。
私は、その男の写真を三葉、見たことがある。
サンタクロースをいつまで信じていたかなんてことはたわいもない世間話にもならないくらいのどうでもいいような話だが、それでも俺がいつまでサンタなどという想像上の赤服じーさんを信じていたかと言うとこれは確信を持って言えるが最初から信じてなどいなかった。
そりゃあ幼稚園児とか小学校低学年ならまだわかる。でも俺はもう中学生だし、いくらクリスマスだからといってサンタが家に来るわけがないということもわかっていた。
しかし今年は違った。
なぜなら体にリボンを巻きつけた痴女が今俺の目の前にいる。
「私を食べてくださいッッ!!!」
そして俺もそんな変態女を食べるほど飢えていないしそもそも食べたくない。
……どうしてこうなった?
∮ ∮ ∮
事の始まりは昨日まで遡る。
学校からの帰り道、俺はいつものように一人で歩いていた。
今日は12月24日。
クリスマスイブということもあり街はイルミネーションなどで彩られていてとても華やかだ。
こんな日に友達と一緒に帰らないというのはなんだか寂しくもあるがこれもぼっちの宿命なので仕方がない。
ちなみに俺ことタケノコガールは中学2年生でありながらぼっちを極めている男であり友達と呼べる人間はいない。
まぁいないといっても別にいじめられているわけではない。ただ単に話す機会が無いだけなのだ。
それに休み時間になれば本を読んでるだけで満足してしまうため特に誰かと話したいと思わないのだ。
そうして家に着き玄関を開けるとそこには見慣れぬ靴があった。しかもかなり高そうな革靴だ。
いったい誰だろうと思いながらリビングに入るとそこに居たのはスーツを着た中年のおじさんだった。この人が恐らく母さんの再婚相手なのであろう。
一応顔合わせをするということで俺と母はソファーに座って待っていた。
……右手が疼くじゃねぇか。
どうやら仕事が終わったようだ。
とりあえずこれで家族全員が揃ったことになる。
「えっと、はじめまして。僕の名前は名島勇気といいます。よろしくお願いします」
と自己紹介をしてきたので俺達も順番に挨拶をしていった。
それからしばらくしたあと部屋に戻った。明日は朝早くからバイト(という名目上のリア充滅殺計画)があるので早く寝たかったからだ。
しかしベッドに入った瞬間ドアがノックされた。
「ちょっといいかな?」
という声が聞こえてきたので仕方なく返事をした。
「なんですか?」と聞くといきなり
「実は君にプレゼントを渡したくてね」と言ってきた。
正直迷惑だったので追い返そうとしたのだが何か欲しいものとかないかい?と言われてしまった。
特に無かったので財力と権力と答えておいた。
すると彼は笑顔でありがとうと言い、去っていった。こうして夜は更けていった。
次の日の朝、目が覚めると枕元にラッピングされている箱が置かれていた。
開けてみると中に女がいたのである。
「私を食べてくださいッッ!!!」
……意味がわからなかった。何言ってんのこいつ。
「お前はいったい何を言っているんだ?」
そう言うと彼女はハッとした表情をしてすぐに顔を赤くしながら言い訳を始めた。
「わっ、忘れてください!今のは全部本気ですから!」
と言ったあと逃げるように去ろうとしたので急いで腕を取り覆いかぶさった。
「もう逃げられないゼェェェェェ!!!」
「きゃあああ!!犯されるぅう!!」
女の股を開く。
そして俺は彼女のパンツに手をかけた。
「いやあぁ!!そこはダメぇえ!!!」
しかし抵抗する力は弱かったので簡単に脱がせることができた。
そして俺は驚愕した。
何故なら彼女の秘部には一本のキノコが生えていたからである。
「…………」
「あの……その……引いてないで食べてください……」
俺は無言でそれを口に入れた。
「あっ、だめです……。そんな激しくしたら私、イッちゃいます!!」
ビクビクッ
「アッーーーーーー!!!」
ゴクリ
「ごちそうさまでした」
そう呟いた後、俺の意識は途切れた。
タケノコガールの意識が消えていた時、彼は何をされていたのか。
磔か、拷問か。はたまた性的なことか。
読者の想像に任せようと思う。
次回、タケノコガールの拷問。お楽しみに。




