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第28話〜ねりねり〜
「融合だ!胸毛!」
「イイ!」
タケノコガールと胸毛の肉体が融合する。
肉体は分節され白濁液となり、再びひとつの概念として形を成す。
そして白無垢の巨人が生まれ落ちる。胸毛とタケノコガールの劇毒じみた性格が相殺され、純粋な精神を持つの存在となったのだ。
そして彼は、幼児がアリを潰すような無垢な破壊衝動のままに、クラスの邪魔者を殺した。その邪魔者は陽キャの上に窓を割り、教室の秩序を乱していたからだ。
教室の秩序の番人としての役目を終え、ついでに破壊衝動も発散した巨人は急速に二体の化け物へ再び別れる。
薄れる意識の中二人は思う。例え殺し合うような仲の俺たちでも、ひとつの目標のためにならこんなにも、こんなにも暖かな友情を築けるのだと。
「世界平和です、か。」
胸に生まれた新たな感情と共に、彼らはそれぞれの道を辿る。その道は交じり合わないかもしれない。
しかし、世界を想う気持ちは確かに胸中に宿るのであった。
水道水は飲まない方がいい




