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ロットの母親

目的地に着いたクロード達は宿屋に泊まろうとしたが、ないとの事なので近く空き家に案内してもらい腰を下ろした。

「本当にここでいいんですかい?」

「ええ、問題ありません。案内ありがとうございます。」

「じゃああとは任せますよ?」

ロットはそう言って部屋を出ていった。周りに誰もいないことを確認して二人に話しかける。

「さてと、まずユーリに聞き込みを任せるよ。」

「分かりました。繋がりがありそうな情報がありましたらすぐに報告します!」

「こっちはリーンとロットさんの家に行ってくるから何かわかったことがあったらそこで落ち合おう。」

持ってきた仕事鞄を抱えながらすぐさま漁港に向かったユーリを見送って

すぐにクロード達も目的地に行った。

「ごめんください…誰もいないのか?」

「そのようですね。一度戻った方がよろしいのでは?」

「時間が勿体(もったい)ない。それならユーリが聞き込みしてると思父親に聞きに行った方がいいな。」

「ごめんなさい、今開けるわ」

空き家から二十分のところにあるロットの家に着いたクロードは扉を叩いたが返事も何も帰ってこず、このまま漁港へ行こうとしたら不意にドアがギィィと音をたてて空く音がした。驚いた二人は振り返ると見えていないのか目を閉じている女性がドアに寄りかかりながらクロードに話しかける。

「ロットさんの母親で間違いないでしょうか?」

「ええ、ロットは息子けれども…あの、どちら様?」

「私はクロードです。ロットさんの捜索依頼で話だけでも聞いてもよろしいですか?」

「…悪いけどしばらくそっとしてくれない?返事はまた後ででいいから。」

「あ、ちょっと!」

すぐ扉を閉めて追い返す母親に外から何度も声をかけるが何も反応がない。

「クロード様。どう致しますか?」

「ここに突っ立ってるだけじゃ何も始まらないからユーリに中間報告を聞きに行くか。」

そのまま二人はユーリがいる港に向かった。足音が遠くなるのを感じたのか母親が顔を覗かせる。

「もうそっとして欲しいわ。思い出したくもない。……どこにいるの?」

小さくそう呟くとすぐにドアを閉めようとするが思い出が頭をよぎりそのまま座り込んでしまった。



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