総合ギルド
「うっわぁ…近くを通ったことないですけどこんなに活気なんですね。それに総合ギルドって結構大きい。」
総合ギルドとは討伐、商業、鍛冶の三つのギルドが統合しひとつになったギルドだ。統合したことによって様々な手続きが簡素化され、高効率で運営出来るのがウリでいる。ギルド区画は元々あった三つのギルドがあった区画を指していて、現在でも旧名称しか知らない人が混乱しないよう赤は討伐、青は商業、黄は鍛冶と色分けがされている。その中で討伐ギルド区画に着いたクロード達。夜でも人通りが多く、そして全体が掴めきれないほどの広さを誇る建物の壮大さに感動を覚えるユーリである。
「ああ、相変わらずでかい。さてと、ここに突っ立ってもしょうがないから早く入ろうか」
「はい。」
「こっちが早いよ〜w、付いてきて。」
正面にある三つの門のうち左の門からリズに従いついて行く。入るとすぐに一階がカウンター、二階が酒場という吹き抜けの構造になっており、上から酔っ払った冒険者がニヤニヤしながらクロード達を見つめている。
「なんか嫌な視線をずっと感じるのですが…品定めでもするかのような気配も感じますし。」
「ユーリ気にするな。ここではいつもの光景だから気にし続けるのは精神的に良くないよ。」
クロードはその視線を無視してユーリとリズと一緒にカウンターへ向かうと見知った彼女に出会う。クロードは昔見た姿とかなり変わっていて大人っぽくなったと考えながら顔を覗いていた。。彼女もクロードを見るなり驚いた表情をする。
「メーガンさんお久しぶりです。だいぶ出世したみたいですね。」
「クロードくん!?ええー来ると思ってなかったからなんて返そうか迷う!ん?何この子めっちゃ可愛くない!?」
「え?ちょっと!」
「コホン、メーガンさんそこまでにした方がよろしいですよ?」
メーガンの押しにクロードの後ろに隠れてなんを逃れようとするが逆効果であった。しまいに仕事そっちのけでユーリを抱きつこうとするのでクロードはコホンと咳払いをしてメーガンから引き剥がす。
「私達はギルド長直々に呼ばれておりますのでこれ以上遅れる訳には行きません。」
「固苦しい返事しなくていいよ!あーそういえば朝重要人物が夜に来るって話がでていたなぁ。興味なかったから全然聞いていなかったけどねww」
悪びれもせずに話を続けるメーガンに精神だけは昔と変わらないとクロードであった。
「クロードくんは知ってると思うけどこの子が知らないと困るから説明するね。ギルド長室に行くには許可をとる必要があるんだけど、その時に要請あって呼ばれたなどの証明が必要になってくるんだ。証明確認できなかったら通せないから注意してね☆」
注意事項を一通り話した後、クロードはギルド長から貰った手紙を照明として提出し、確認したところ問題なしで許可が降りたので全員で右の門に向かった。
「それじゃあ私達はここまでだから後で感想聞かせてねー!」
「メーガンさん、リズもありがとう。ユーリ行くよ。」
「はい。」
クロード達は門に入っていき二人にくっついて行こうとするリズの首根っこをメーガンが捕まえて尋問する。
「こらー!リズ何自然と付いてこうとしてるのかな?これ以上勝手なことするなら給料減らすように財務課に言うわよ?」
「えへへ、バレちゃいましたか!それじゃ仕事に戻りまーす!フンフフン〜♪」
「クロードくんごめん。後できつく言っておくから。」
メーガンは謝っているが鼻歌歌いながら職場に向かうリズを見て昔と全く変わらないと感じたクロードであった。




