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腕がしなる少女 解決編

「そうですか…ほとんどバレてしまっていたのですね。やれやれ」

落胆した声で呟き腕を下ろす。すると首に付いている魔法式が薄くなっていった。

「ええ、なので今頃騎士団の方々があの人を調べているところですかね?」

同時刻、ユーリが呼んだ騎士団二人組はビスティ邸の裏側で雑談している。変な髪型をした青年がにこにこしてる相方に声をかける。

「ここに来るようにとあの可愛い子に言われたんだけどお前なんか知ってるか?」

「俺っちに振られても分かんないっすよ!!先輩ちゃんと話聞いていたんすか?」

ユーリに頼まれた二人は何をすればいいかわからず、責任を互いになすり合い始めた。

「うるせえ!ここに来いと言われただけで他に何も聞いてねえよ!一体何があるって言うん…おい!アレを見ろよ!」

「どうしたんすか先輩、怒ったと思ったらいきなり大きな声上げて…ってアレってこのでっかい屋敷の主じゃありませんっすか?どこかお忍びですかね?」

「それにしては様子がおかしいぞ?足がおぼつかないみたいだし声をかけるぞ!」

さっきまで口喧嘩を始めていふたりはビスティを見かけると異変に気づき近付く。

「ビスティさん、どこに行かれるのですか…ッ!?おい急いでこっちを手伝え!!」

「うっわ〜全然笑えないっすよ…先輩取り敢えずビスティ邸まで送って人が少なくなった時間帯に教会まで連れていきますかい?」

「ああ、その前に調べておくか。あの子が言ってた子が本当ならもしかしたら何か持ちだした可能性があると考えられっから何かあったら家族に聞いておけ。」

「了解っす!」

二人はビスティを屋敷に連れ戻し、調査を始めた。

「もう私の負けのようだね…こんな形でリーンとお別れするとは思わなかったけど。」

魔法式が強く輝き出した。クロードが動く前にリーンベルが飛び出してきた。

「お爺様本当に自殺するつもりですか!?何がお爺様を変えたのですか!?教えてくださいよ!!」

リーンベルは涙を浮かべマシューに情で訴える。マシューは微笑んでこう答えた。

「騙してすまなかった…実はリーンと私は家系的には繋がっておらんのだよ。お前がまだ小さかった頃に養子として実の親から引き取ったんだよ。」

この言葉に何もかける言葉が出なかった。リーンベルは驚きのあまり固まってしまったからだ。

「じ、じゃあ私の本当の両親は一体だ…「リーンを預かったあと二人は直ぐに亡くなったよ」え…」

「当時襲った流行病でね…葛藤はあったよ。この子をこっちの世界に引き込んでものかと…けど出来なかった。小さな幸せをつかもうとしていた二人の想いを踏みにじると思ってね。だから身を守る術を教えたのだよ。」

突然の告白、最期の言葉としても受け取れる告白はリーンベルを止めるのには十分すぎた。マシューの意図を察したクロードはリーンベルをその場から引き離した。

「奥様、お嬢様申し訳ありません。この後始末、私なりに付けさせてください。リーン、今までありがとう。」

「待ってお爺様、まだ聞きたいことが…」

「危ないから離れてください!!」「全員下を向いて!!」

クロード達の忠告を聞き、全員が下を向いたあと爆発音が聞こえた。顔を上げるとマシューは爆風によって全身大やけどを負い、息を引き取った。

「いやああああああああああああああああああああああああああああ!!」

その場にはリーンベルが泣く声以外何も聞こえなく、虚無感(きょむかん)がその場を支配した。

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