腕がしなる少女 推理編(6)
「これなんですかね?ただのメモ用紙と考えられるんですがそれにしてもなんでマシューさんに渡す必要があるんですかね?」
ユーリは首をかしげてクロードに問いかける。ただ本人は別のところが気になってしょうがなかった。紙を触った時、ちょっとした違和感がクロードの直感を反応させた。
(触るとザラザラした所とツルツルした所がある。もしや!)
炎魔法「ファイヤ」で手からロウソクの火みたいな小さな炎を出し紙を炙り出した。それを見たユーリが止めに入る。
「ち、ちょっと先生何やってんですか!!もしかしたらとんでもなく重要な証拠となるかもしれないものを燃やす気ですか!?」
「いいから紙をよく見て。文字が浮かんでくるぞ。」
紙から徐々に文字が浮かび出てくる。さっきの紙と合わせて読み解くと八割方謎が解けた。
「なるほど、だからこうしたんだ…となるとあの方法でいける!」
「あの〜先生全然話についていけないんですがその…説明してくれませんか?」
「ああ悪いユーリ、一から説明するよ。」
アレを除き今まで見てきたことを伝える。クロードの話を聞いているうちに覚悟を決めた顔つきになり、それを見てクロードは安心した。これなら任せられると。
「失敗したらもう次なんてものはない。それでもやれるか?」
「任せてください!」
確認のため、ユーリに念を押してみるとはっきりとそう言った。
「よし!時間が無いから急いで仕度するよ!」
そして今に戻る。




