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我ら廃工場探検隊! ④

 さて。私のやるべきことは2つ。

 コイツらをどうにかして私だと理解させること、もしくはコイツらとの視界の違いをどうにかすること。

 そしてここからの脱出。あの油の泉から出られない以上、ここをどうにかして攻略しないとならんが……。


「攻略の糸口がまるで掴めんな」


 襲いかかってくる二人を斬り殺し、先へと進んでいく。

 二人は私の動きを見て成長してきている。このままだと対策立てられてこっちがやられかねん。

 二人は殺されても復活するようだが私はわからんしな。


「ま、早いとこ解決しないとテンコ怒りそうだしな。というか、私が今やってること知ってたら怒るし」


 多分全てわかった後に「私たちだとわかってて殺したの!? 人でなし!!」みたいなことは言われるな。まあ可愛いから許すが。


 まあ、それはいいとして……。とりあえず何を探せばよいのやら。

 私は片っ端から部屋の中に入っていく。


「右、ストレートォーーーっ!」


 もう復活したか。

 私は振り返り右手の方を狙うが当たらない。


「ブラフ……!」


 左フックが私のお腹に当たる。

 大したダメージにはならないが初めて被弾したな。不意打ちでブラフもするか。ま、そりゃそうだわな。

 目の前の二人……というかテンコの方は攻撃が当たって喜んでいるみたいだ。


「チッ……。喜んでる暇ないんだっての」


 私は二人を倒す。

 そして、部屋を捜索。すると、一枚の紙が机の中にあった。

 ここはかつて機械の魔物を多数製造しようと企てた皇帝様が作った施設。作った後にすぐ帝国が滅びて使うこともなくなったという。


「となると、どういう原理でこの工場は消えてんだよ。こんな工場遠くから見ても何もなかったぞ」


 いや、魔物たちが隠したのかもな。

 この紙にはもしもの時のためのものが工場長の部屋にあるというので、そこに向かうことにした、

 この工場は無限に入り組んでいる。地図がないとさっぱりどこかどこだかわからん。


「えーっと、ここはさっき通った道だな。見覚えあるし。行ったことないのは右だな。どっかでここの工場の地図を手に入れないと」


 その時、あの二人が私の前に現れる。

 もはや復活か。先回りされるとは。いや、先回りしてるんじゃなくて私がもしかしておんなじところをグルグル回ってるだけか?

 まぁいい。コイツらの妨害は非常に厄介だ。テンコが好戦的、言葉が通じない。ぶっ殺す以外の道はナシ!


「青春の……右ストレート!」

「二度も同じ手に引っかかるかボケ」


 お前の動きさえ見てりゃどっちか分かるんだよ。

 私はテンコを抑えると背後から槍でサターンがついてくる。

 剣でいなし、私はサターンを斬り殺す。


「もう面倒くさいし心折っちゃおっか」


 ……いかんいかん。さすがにそこまではダメ。うん。傷つけたらダメダメ。

 私はとりあえず殺しておき、先へと進んでいく。


 私は走っていると工場長の部屋というものを見つけた。広い部屋で机が置いてあり、その机の上には何かボタンのようなものが置いてある。


「これを押せば出れるかね!」


 ポチっと押してみると、赤いランプが灯り、警報音が鳴り響いた。


『緊急自爆スイッチ作動! 緊急自爆スイッチ作動! 10分後に自爆します! 10分後に自爆します!』

「うせやろ?」


 自爆スイッチかい!

 ちっ。多分自爆に巻き込まれたら私でも死ぬかもな。私は廊下に出ると、復活した二人が逃げようとしていた。


 私は二人をがっしり掴み走り出す。そして、工場の外に出た瞬間。


 ドカーン!!!


 と大きな爆発音をかき鳴らして工場が跡形もなく爆発した。

 そして、アンドロイドだった二人の体にノイズが走り、二人の姿がくっきり見える。


「え、エル……?」

「よっ」








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