それぞれのやること
始まりの町の拠点に戻ると、くつろぐスペースにギルドメンバー全員が集まっていた。
「さっきの特殊クエストってなんですか?」
「あぁ、説明するね」
テンコが特殊クエストについて説明を始める。
第四エリアで受けて来たこと、素材集めを手伝って欲しい旨を伝える。
ブリさんが必要な素材リストを見て手を上げる。
「あたいはやってもいいが、問題が二つほどあるぜぃ」
「問題?」
「ひとつ。あたいはまだ第四エリアに行ってねぇ」
「それの何が問題なんだ?」
「このフォアクロイのサクラ鉄インゴット、あたいはレシピがねぇから作れねえんだよ」
「第四エリア行かないとレシピが手に入らないってことか……。もう一つは?」
「素材の数だ。インゴットを作るのは簡単だしいい。けど1つのインゴットを作るにゃあ鉱石が2つ必要となる。インゴットが50必要ってぇんなら鉱石はその倍、100個必要だ。それを4つ。ウチには採掘をメインにしてんのはサンダルだけだ。負担がデケェ」
「たしかに」
それはそうだ。
サンダルはやるとなると合計400集めないとならない。それにリハジマの涙トパーズとかも採掘だと思うから420くらいは集めないとならないわけか。
「んー、出来なくはないけど時間かかるねぇ〜。流石に1人じゃキツいっしょ〜」
「この下4つは問題ねぇとしてもこの2つが鬼門だ。やるってんならまずあたいが第四エリアに行くための手助けをしてもらうことになる。鉱石はどうしような」
「それに関しては私もちょっと手伝うよ。色々と他の人に手伝ってもらうさ」
「できっか?」
「まぁ、お金があれば出来る……と思う。他のギルドから買い漁ってみるよ」
「の方がいいな。じゃあ戦闘系は俺とアルト、テンコ、セルリアンでやる感じか?」
「えぇ!? 運命のお方と別行動!? 嫌です!」
セルリアンが抗議している。
「セルリアン、所持金いくら?」
「ざっと400万ゴルです。あ、お金なら手助けになれますよ! 運命のお方と一緒に素材を買い占めに……」
「だね。足りないかもしんないし私だけだと。下4つ……機械獅子以外はサターン含めて出来るでしょ? 私とサンダルとセルリアンでブリさんのサポートしながら集めてみるよ。機械獅子は私を呼んでね」
「オッケー。じゃ、それぞれ行動!」
私たちはとりあえず行動を始めることにした。
まず私はいちごオムツさんにメッセージを飛ばしてみる。
『なんだい?』
『鉱石の素材を訳あって欲しいのですが売ってもらえませんか?』
『いいよ。僕のギルドの拠点においで。待ってる』
『はい』
よし、まずはトッププレイヤーのギルドから買い占めよう。
「ブリさん、第四エリアにいくために作るものはなんですか?」
「さざなみの剣ってやつだ。買えるんなら潮風の結晶を4つ、青い珊瑚礁を4つ買って来てくれ」
「了解」
とりあえずいちごオムツさんのギルドに向かおう。
いちごオムツさんのギルド拠点は第三エリアにあるらしい。




