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メカゴーン、戦場にドーン ②

 粘りに粘って3時間くらい経過しただろうか。

 集中力途切れそう。いや、ほんとマジで。そろそろ帰って来てもいい頃合いだろうな誰も戦場復帰しないでやんの。


『かれこれ3時間粘ってて草』

『他のみんな、戦ってたところに来たみたいだけど何もいないって』

『一回死んだらダメなんだと思う。レジェンドエネミーは途中参加は許されない』


 と言われている。

 どおりで。


「早いとこどうにかして攻略せんと……」

『コメントで失礼致します。参加できそうにないので観戦することにしました』

『まだ粘ってるんですか……』

『やべーwwww』

『エルすご』


 他のみんなは観戦することにしたらしい。

 私はさっきからちまちま黒龍の波動を放っている。ノーリスクで相手の体力の5%を削ってくれているんだが、再使用も5分程度かかるし、MPの消費が激しく自然と回復するまで待つしかないので1時間は使用までに必要になる。

 1時間を20回。つまりほぼ1日やれば倒せる想定。無理だろ。


「24時間戦えますかってか」


 無理です。その前に絶対に死にます。

 だから攻略法を探さないとならないが……。


「探させてもらうほど余裕を与えてくれるわけがないんだよな」


 私は黒剣を取り出し、とりあえず首元の配線部分を狙う。

 配線部分に剣が当たった瞬間、その配線からバチバチィ!と電撃が流れ、配線が切れたのだった。


「びっくりした」


 配線が切れた瞬間、メカゴーンは口から煙を吐き出して頭を地面につけた。


「これは……どういう状態だ?」


 口から黒い煙を吐き出し、動かなくなった。

 経験値とかが入ってきているわけじゃないから死んだわけじゃない。だが動かなくなってしまったというのも事実。

 私はとりあえず警戒しながら近づき、巨大なメカゴーンの身体を見て回ることにした。背に飛び乗り、何かないか探していると。


「マンホール?」


 中に入れそうなところがあった。

 こじ開けてみると、たしかにメカゴーンの体内に繋がるところのようだ。私は中に入っていく。


「うっひょー、すっげぇー」


 中は予想以上にメカっぽい。

 よくあるロボット物のコックピットの中というわけじゃなく、ところどころに蒸気を噴出している管のようなものがあり、床は金網である。

 中は思ったより広い。


『すっげぇ! やっべぇ!』

『メカの中身って……いいよね……』


 視聴者の人たちも興奮しているようだ。

 機械の龍の内部。探すはゲームとかでよくある核のようなものだろう。さすがにこの巨体を動かすのは相当デカいエンジンとかそういうのがないと無理なんじゃないだろうか。


「あぁ……すっげぇ配線の数。こういうの……なんか好きなんだよなぁ~。でもゆっくり見てる暇ないんだよなぁ」

『わかるマン』

『いいよね、配線……』

『小さいころ機械ばらすの好きだったなぁ。親父がそういった修理の仕事ついてたからよく見てた』


 私はメカゴーンの体内を散策していたときだった。

 目の前になにやら機械の人形が落ちてくる。剣を持ち、臨戦態勢だ。


「ま、体内に敵がいないってわけじゃないか。熾天使の剣」


 私は剣を召喚し、敵をなぎ倒していく。

 そして、先へ進み、私は立ち止まった。


「これだろ、核」


 私の目の前に、巨大なストーブのようなものがあったのだった。








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