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第三エリアボスはいかが? ①

「と、いうことでアルトが仲間に入ります」


 アルトをギルドのみんなに紹介する。

 

「また私のライバルがっ……!」

「オイオイ」


 セルリアンは悔しそうにしている。


「えと、アルト……です。魔法使いです」


 ぺこりと一礼。

 

「お、今日のテンコーセーじゃん」

「か、顔を覚えてくれてるんですね」

「そりゃ学校でエルと親しげに話してたし」

「は?」


 声音が怖いよセルリアン。

 射殺しそうな鋭い視線をアルトに向けていた。多少なりとも交友関係は許してくれよセルリアン……。

 

「まー、いーや。今日は第三エリア突破しよー!って思ってたんだけどいく? 最大四人までパーティを組めるらしいんだけどさ」

「俺は無理だな。第三エリアまで行けてない」

「運命の人が行くのなら……」

「ま、いくか」


 第三エリア攻略に向けていくのは、私とセルリアン、テンコと。


「じゃ、じゃあ私も行きます」


 アルトだった。

 第三エリアに向かい、エリアボスがいるという場所に向かう。

 エリアボスは海にいるらしい。はたしてどんなボスなのだろうか。

 私とセルリアンは空を飛び、アルトとテンコはボードで海の上を移動していると、私たちの下に巨大な影が蠢いていた。


「来ますよ!」


 その影から飛び出してきたのは。


「クラーケン……」


 巨大なイカの化け物だった。

 イカの化け物は腕を水面からだし、私たちを見下ろしている。

 呆けていると、触手が飛んできた。私は熾天使の剣を召喚しガードするが思いっきり叩きつけられる。


「大丈夫ですか運命のお方!」

「大丈夫。さ、やるぞ」

「だね!」


 テンコはボートを前に進ませる。


「青春の〜……右ストレート!」


 テンコの拳がクラーケンの頭に当たる。

 クラーケンはよろけたがすぐに体勢を整え、テンコめがけて腕を振り下ろした。


「威嚇(ヴォイス)」


 クラーケンの動きをスキルを使って止める。


「っぶね! エル助かった!」

「まだまだくるよ」


 動けるようになったクラーケンは水面から何本もの腕を出し、海面を強く叩きつけてくる。

 水飛沫が飛んでくる。鋭い水飛沫が体力を削っていっている。


「これ防御貫通してくるのか。ゴリゴリHPが削れてく……!」


 私の体力がジワジワと削られていく。

 水飛沫が止んだ。私は剣を持つ。まず真っ先に狙うべきは腕だ。

 腕が厄介。使えなくさせて仕舞えば多少は楽になる……はず。


 私は熾天使の剣を強く握り締め、襲いかかってくる腕に剣で攻撃する。

 だがしかし、流石に力負けするようで押し切ることは出来ずに再び叩きつけられる。


「"氷柱"」


 クラーケンの腕に巨大な氷柱が落ちる。

 

「大丈夫ですか、エルさん」

「なんとか!」

「超回復(リペア)」


 セルリアンが回復。

 図体がデカいとどうも攻撃が回避しづらい。










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