終末の光
「熾天使ともあろう人がなぜこのような暴挙を……! 人間は等しく尊いのになぜそれがわからない!」
「勘違いしているようですが、人間に価値なんてものはありません。皆等しくクズばかり。さァ、粛清の時間です」
私は空に飛び上がり、スキルを使用。
終末の光を使う。
「ん?」
テンコいるあたりが明るくなったかと思うと、天から雷のように光が落ちてくる。
光はテンコを焼き焦がす。その焼き焦がす滅亡の光が私の半径10m以内にランダムに降り注いでいる。
「わぁ、ド派手」
「名前聞いてからすっごいと思ったけど範囲広っ! 火力高っ! 死ぬかとおもた」
光が降り注ぐ。
一応ここに降ってくるよという合図みたいなのはあるが、それを見てかわさないとなると相当神経をすり減らす。
なかなかいいスキルじゃないか。早いところ技名をつけて威力を上げないと。
「名前は……"終末の光"だな」
いいじゃないかいいじゃないか。こういうのはテンション上がってくる。
「で、どこで手に入れたのそれ」
「鏡の国」
「鏡の国? なにそれ」
「まぁ……こことは真反対の性質の国みたいな」
「どうやっていくの?」
「私はこの鏡使えばいけるけど他のみんなはわかんない」
虹色に輝く鏡を見せる。
「……いいなぁー! そこ行きたかったー!」
「と言われても」
あの国に行くための条件、まったくわからないんだよな。
噴水に飛び込めばいけるのだろうか。私はそう言ってみるとテンコが噴水広場に行こうと言い出したので行ってみる。
「おりゃああああああ!!」
テンコが噴水に飛び込むが。
「いけなぁい……」
「となると、行くための条件があるんじゃねぇか?」
「どういう条件!?」
「そこまでは俺もわからないぞ」
「私も偶然行っただけだからなぁ」
「…………っ! エルって昔から運がいいもんね! なんで運だけでここまでいけるのさ!」
「と言われても」
それに運がいいというわけではないと思うが。私も欲しいものがガチャで出てこなかったりするし……。
「私が特別な種族になったと思ったらまたエル一人でそんなとこいくしさぁ!! なんで!!」
「それを責められても私困るんだよな」
「テンコ、落ち着けぃ。お前さんが一緒に行動してりゃいいだけじゃねえか。恩恵にあやかれるだろぃ?」
「……一生一緒にいようネっ!」
「ダメです。一生添い遂げるのは私ですよ!」
「はぁああああ!?!? ふざきんな!!」
テンコ、追い込まれてるなぁ。
『女の子が女の子を取り合ってる』
『ごちそうさまです』
なにがごちそうさまだオイ。




