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熾天使エル

 光が止み、私は自身に起きた変化を確かめてみる。

 翼が四つに増えている。また、以前よりとても大きくなっていた。

 当たり判定デカそうで困る。


 あとスキルの確認だ。


【審判の炎:高音の炎を手から放つ。相手にダメージを与えたあと、辺りを火の海に変える】

【熾天使の剣:炎から剣を作り出す。威力は所持武器の攻撃力×1.5倍】

【高速飛行:飛行より飛ぶ速度を速くできる】


 というものらしい。

 なかなかいいんじゃないの? 私は祭壇を降りてテンコに熾天使になったと告げた。


「ほへ……。すっごいデカい」

「翼デカくなっちったなー」


 以前より神々しくなった気がする。

 これが進化というやつか。でも進化出来るってよくわかったな。


「あ、進化出来るってよくわかったなって思ってる?」

「え、あ、うん。なんでわかったん?」

「人間はレベル25になると進化出来るようになるんだよ。天使も例外なくそうみたいね」

「そうなんだ」


 でもこれが最終進化とか言ってたな。

 この言い方だと天使以外はもしかしたら二段階進化するとかあるのだろうか。

 天使としての進化はこれで終わりなのはいいのだが……。


「とりあえずスキル使ってみようよ!」

「そうだな」


 とりあえずスキルの試し撃ちである。

 まずは審判の炎を使ってみることにした。スキルを唱え発動すると、私の手に炎が灯る。

 私は狙いを定め、炎を弓の要領で引いて放つ。すると、青い炎が周囲を燃え尽くし、火の海に変えていた。


「う、うわぁ。なんつー派手なエフェクト……。てかこれ私もダメージ受けてない? めっちゃ体力減ってくんだけど!?」

「私は受けてないな。味方も巻き込むのかこれ」

「味方がいたらだいぶ使いづらいねこれ……。とりあえず回復っと」


 とりあえずこれは必殺技にでも出来るな。

 名前は……。


審判の炎(ジャッジメントフレア)だな」

「そのままじゃーん!」

「シンプルイズベストって言えよ」


 シンプルなのでいいんだ。

 これでとりあえず必殺技として設定。火力はだいぶ上がっただろう。

 今度は熾天使の剣。私はスキルを唱えると、私の下から炎が巻き上がる。炎に包まれ出てきた白い剣。


「お、おぉ。こういうのか。かっけー……」

「うんうん、すこいかっくいー!」


 白い剣は私の装備している武器の攻撃力を1.5倍するという。

 光の矢はそのままだったが、これは倍率が上がる。流石に上位互換にするしかないのか。だがこれで火力も上がった。


 あとは微妙にステータスが上昇している。

 

「あとは空を飛ぶのが速くなったって」

「どんくらい?」

「さぁ?」


 私は試しに飛んでみる。

 加速していると、ものすごい勢いで景色が移っていく。本当に速度が段違いで、今まで体感時速10kmくらいだったのがいきなり60kmぐらいになった感じ。だいぶ違う。

 

 ただ速度はある程度は調整できるので困ることはないか。


「ま、なかなかいいんじゃねえの?」








名前:エル Lv.25 職業:狩人 種族:熾天使


HP:360/360

MP:900/900

攻撃力:340

防御力:500

魔法攻撃力:290

魔法防御力:470


所持スキル

熾天使の剣 審判の炎(ジャッジメントフレア) 威嚇(ヴォイス) 黒龍の波動 光の矢 高速飛行


加護

黒龍の加護


装備

頭:宵闇の額当て

胴:宵闇の胸当て

腕:宵闇の手袋

足:宵闇のスカート

靴:宵闇のブーツ


発動防具スキル

ダメージカット30%

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